隊長のブログ

中国上海に2003年12月から2008年1月まで駐在。趣味はヒップホップダンス、ジャズダンス、旅行、映画、スポーツ観戦。

学ぶ 31課 『佐藤 優 哲学塾公開講座』

2015年11月09日 | 学ぶ

隊長が行った展示会・講演・セミナー・発表会や考えた事、など「学ぶ」の第31回は、『佐藤 優 哲学塾公開講座』をお送りします。


11月7日(土)の16時30分~18時は、「東洋大学 井上円了哲学塾 公開講座」を受講しました。


この日の講師は、作家で元外務省主任分析官の佐藤 優(まさる)氏。 テーマは、「国際社会と日本-インテリジェンスを哲学する」。


会場は、東洋大学白山キャンパスの「井上円了ホール」です。


東洋大学白山キャンパスを訪れるのは、昨年11月に同大学で『「冬のソナタ」から10年-いま「韓流」を考える-』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0e2c87911a74a2203cde18b5a8ea9e5e を聴講して以来、1年ぶりです。


この時は、5号館1階の教室でしたが、今回は5号館地下1階にある、収容人員700名の立派なホールです。(写真は同大学のHPより)


ホールの中に入るのは、2009年5月に友人の本城さんが出演した『法廷劇「評決まで」』を観劇して以来です。


開会の10分前には、座席はほぼ満席です。約2/3が学外からの聴講生、1/3が同大の学生です。前コマの授業時間の関係で、開会後に遅れて来る学生も見受けられます。


司会から「佐藤先生の登壇です」の紹介で、佐藤氏が現れます。


開口一番、「司会から先生と呼ばれましたが、刑務所では看守を“先生”と呼んでいる」。これで、場内から笑いが起こり、“掴み”はバッチシです。


レジュメの配布がなかったので、当日のメモを再現します;


東京拘置所では、良く本を読んだ。差し入れてもらった本が、手元に届くのに1週間かかる。理由は、本の中に収監されている人へのメッセージが書かれていないか、チェックするため。


語学力を錆びつかせてはいけないと、忙しい中で時間を作って勉強している。


京都の清水寺には、縁結びの神様だけでなく、縁切りの神様もいると、同行したロシア人の学者が言い出し、尋ねたところ、実際にあった。


小保方晴子氏は、現代の錬金術師だ。


“インテリジェンス”と言う言葉は、ラテン語の“インテ(中へ)”と“レゲール(組み立てる)”から成リ立っている。おもちゃの“レゴ”も“レゲール”から来ている。


“インテリジェンス”は、本来は「敵情報告」と言う意味。外務省は、「特殊情報」と訳している。ただの「情報」と訳すのではおかしいので、あえて“インテリジェンス”と称している。


“インテリジェンス”が上手なのは、ロシア人。


中国の海洋進出が問題になっているが、“南沙諸島”の埋め立ての様なことを、日本も“沖ノ鳥島”で行っているので、日本政府は声だかに中国を非難出来ない。


スコットランドの住民投票の結果を、日本のマスコミ全てが「スコットランドは、経済的利益を優先して英連邦に残った」と報道しているが、唯一 沖縄の“琉球新報”だけが本質をついていた。


他のマスコミは“共同通信”に依拠していたが、“琉球新報”だけが特派員を現地に派遣して、独自取材を行い、「今後は、独立派の勢いがさらに増す」と伝えた。


地政学で大事なのは、地理の要素。日本の教育では、それが欠けている。


沖縄辺野古の基地移設問題で、本土と沖縄のギャップが益々広がることになる。


人は海外に住んでいると、よりナショナリズムが強くなる傾向がある。先日の東京のトルコ大使館前での、トルコ人とのクルド人の乱闘騒ぎはその典型。


まさに、“佐藤ワールド”満開で、あっという間に1時間半の講義が終わってしまいました。


時間の関係で、質疑応答も二人だけ。全体で2時間位取って、もっと沢山の話しを聞きたかった!

 


=== 「学ぶ」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/f5db9e9e6a9e758b72bc946d007772f7

1~20課  省略

21課 2014/9/11 『だまし絵II 進化するだまし絵』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0ad4809b265374ab128671060e58020a

22課 2014/10/6 『中国高速列車の命名権販売を考える』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b3e7fa9afa1426a5f29bb4976b726434

23課 2014/11/20『「冬のソナタ」から10年-いま「韓流」を考える-』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0e2c87911a74a2203cde18b5a8ea9e5e

24課 2015/1/13 『ウィレム・デ・クーニング展』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9d52bf5d80239fc94dd637e9a935d0c

25課 2015/2/4 『カジノパーティー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0950d51ea500bb3dd4c8923297ef32f2

26課 2015/4/25 『講座 アジア「共同知」の探究』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9f6fbabac6c774d498ab8f9c943e0c41

27課 2015/5/20 『大アマゾン展』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8d5e201c5fd5ac505e184804103f654e

28課 2015/8/4 『講道館 柔道資料館』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fea7c0dffd261ca322ec1d6527701a57

29課 2015/8/31 『東京都水道歴史館』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4fe9bdb9e7df0641759c2479d3a4aced

30課 2015/10/31『河鍋暁斎とその弟子コンドル』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/38914b78753b42d2f63a18935f26bcd7

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