隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第593回は、『2024年冬の連ドラ総括』をお送りします。
3月第4週を迎え、民放各局の1月から始まった連続TVドラマ（連ドラ）も、既に終了したドラマや来週の最終回に向け佳境を迎えてるドラマと様々です。
その “冬の連ドラ” の中で、隊長が観たのは、六作品です。前期が四本でしたので、今期は注目する作品が多かったからです。
そこで、改めて各作品のミツボシ ☆☆☆ 評価を、述べたいと思います。
☆☆☆ 作品が；
隊長のドラマに対する持論は、「原作のないオリジナル脚本の方が、面白くなる可能性が高い」です。本作品は、持論通り、脚本家としての実績豊富で、マルチな才能を持つ宮藤官九郎さんさんのオリジナル作品。
ハチャメチャな喜劇と思いきや、ホームドラマの要素も、ミュージカルも飛び出すし、何と言っても、社会風刺作品としても評価できます。
今期観た六作品の中では、文句なしのベストワンです。
同じく、☆☆☆ 評価ながらベストツーだったのが、『春になったら』 。
本作品も、持論通り、実績のあるベテラン脚本家・福田靖さんのオリジナル作品。
日本人の好きなホームドラマに、人情物語と笑いの要素を味付けて、定評のあるキャスト達で、安心して観ていられました。ただ、逆説的に言えば、もう少し冒険をしても良かったのでは。それが、『不適切にもほどがある』との差になったのでしょう。
☆☆半 は、『君が心をくれたから』。
主演の永野芽郁さんは、好きな女優さんなので、観始めましたが、五感（味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚）を失っていく展開が観ていて辛すぎました。日本人のは、「ハッピーエンド」を望むDNAがあるからでしょうね。
☆☆ 作品が、『さよならマエストロ』。
数々のヒット作を生み出してきた、大島里美さんのオリジナル脚本ですが、オーケストラが舞台の物語ということで、既視感がありドラマに入り込めませんでした。
☆半 は；
ラブコメディと、ミステリードラマが、混然としていて、何がテーマなのか、最後まで釈然としませんでした。
と、『院内警察』。
こちらも「医療ドラマ」と「刑事ドラマ」なのか、制作の意図が読み取れなかったので、☆半の評価です。
六作品を放送局別に分けると、フジテレビ系列が『君が心をくれたから』、『院内警察』、『春になったら』の三本でした。TBSは、『さよならマエストロ』と、『不適切にもほどがある』。日本テレビ系列が、『となりのナースエイド』の一本。
三大連続ドラマ定番ジャンルと言われるている「医療系」は、『となりのナースエイド』と、『院内警察』。「警察・探偵系」が、『院内警察』。『院内警察』は、「医療系」と「警察・探偵系」のコンボ作品でした。最後の「法廷・弁護士系（リーガル・エンターテインメント）」は、隊長が観た六作品の中にはありませんでした。
4月から始まる “春の連ドラ” 、どんな作品が登場するか、今から待ち遠しいです。
尚、『2023年秋の連ドラ総括』 は、こちらをご覧ください。
==「テレビ番組」 バックナンバー 一覧 ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d
Vol.1～580 省略。
Vol.576 2023/12/4 『ガイアの夜明け 「2023年7～11月放送ピックアップ」』
Vol.577 2023/12/6 『2023年秋の連ドラ総括』
Vol.578 2023/12/13 『ファミリーヒストリー「2023年6月～8月放送ピックアップ」』
Vol.579 2023/12/18 『中国ドラマ「そして救いの星が輝いた」』
Vol.580 2023/12/28 『新美の巨人たち「2023年7月～9月放送ピックアップ」』
Vol.581 2024/1/13 『ドラマ「義母と娘のブルースFINAL 2024年謹賀新年スペシャル」』
Vol.582 2024/1/16 『ドラマ「ガラスの城」』
Vol.583 2024/1/25 『徹子の部屋「2023年10月～12月放送ピックアップ」』
Vol.584 2024/1/31 『ドラマ「正直不動産2」』
Vol.585 2024/2/3 『ドラマ「君が心をくれたから」』
Vol.586 2024/2/7 『ドラマ「となりのナースエイド」』
Vol.587 2024/2/11 『ドラマ「院内警察」』
Vol.588 2024/2/14 『ドラマ「さよならマエストロ」』
Vol.589 2024/2/17 『ドラマ「春になったら」』
Vol.590 2024/2/21 『ドラマ「不適切にもほどがある」』
Vol.591 2024/2/25 『カンブリア宮殿「2023年7月～24年1月放送ピックアップ」』
Vol.592 2024/3/6 『大河ドラマ「光る君へ」』
