8月11日(山の日)世田谷文学館で開催されている「山へ!」展に行ってきました。
最近の山への関心は大変なもので、「山の日」と言う祝日が昨年から
できて、「山」を考えてみる、もっと知る、そして山の恵みに感謝しよう・・・
というコンセプトの展示会でした。
文学館は、京王線・芦花公園駅から徒歩5分の閑静なところにあります。
リニューアルしたようで、館内は明るく、モダーン、周囲の緑がとても美しい。
深田久弥、小島烏水、田辺和雄、田部井淳子、坂本真一(漫画家)、
石川直樹(写真家) などを中心に登山に関係する文学作品(原稿など)、
写真、映像、山の道具などが出品されていました。
深田久弥
右: 深田久弥(1903~1971)
山の文学者と言われます。氏が書いた「日本百名山」が50年以上経つのに
今なお 登山者のバイブルとなっています。
「私のふるさとの山は、白山であった」(日本百名山)より。
実は、私のふるさとの山も、白山なんです。・・・だから、ことのほか氏へのリスペクトの
念は深いです。
左: 深田久弥の出身地、石川県加賀市大聖寺にある「山の文化館」は、山、自然を
愛する人々の交流の場です。明治時代に建てられた絹織物工場(はたば)を
改装したもので、レトロな味わいのある、落ち着ける建物になっています。
3~4年前に訪れたとき、2階の畳の部屋で「ごゆっくりしてください。お昼寝
してもいいですよ。」と、もてなされたことが、忘れられません。
田部井淳子
田部井淳子さん(1939~2016)
田部井淳子さんは、世界最高峰エベレストに女性として世界で初めて登頂した人。
それ以来のあまたの登頂実績は、山好き女性たちに刺激と憧憬を抱かせていました。
登山を通じての東北応援活動、東北の高校生の富士登山プロジェクトなどは、
メディアを通じて、感動しながら拝見しておりました。
「焦らず一歩一歩登って行けば、夢はかなえられます」
命果てるまで、人々を応援してくれた人でした。
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