読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

「Dianxi Xiaoge」と「Liziqi」

2020年02月25日 20時30分22秒 | ■見る

芸人やタレントのカラ騒ぎや無意味な発言を発するコメンテーターで、乏しい情報を無意味に飾り立てるテレビは余り見なくなりつつある一方で、幅広い情報が自在に選べるにユーチューブを毎日のように視聴している。好みがあり飽きることもあるから、あれこれとこだわらずに見ていると、稀にびっくりするほどの感動的な作品に出会える。だから止められない。ブログでさえ面倒なのに動画作品をアップするまでには多くの労力がつぎ込まれているので、ひたすら尊敬。
ユーチューブが話題になった頃、今日のような多彩で膨大な動画が見られる状況は想像できなかった。当時はネットの速度が遅いこと、動画を撮影する機材がそれなりに高価で、パソコンで編集するにはかなりのパソコンパワーが必要でソフトも機材も高額であったからだ。
また、そうした作業に必要な投資を回収するには、多くの視聴が必要だろうが、今日のようにネット環境が整い、比較的安価で多様な機材(スマホ、タブレット、パソコン、テレビなど)が多いことが多くの視聴者を生み出し、世界中の人々が投稿した動画を見られている状況になり、それによって収入が得られるようになった。何という技術革新なのだろう。
さて、今回の出会いは中国の二人の女性。最初は雲南省に住む「Dianxi Xiaoge」と女性。もう一人は四川省の山中に住む「Liziqi 」という女性。(漢字表記では文字化けするので英数字で表記しました)共通するのは、自然の中に住み、昔ながらの調理方法によって、取り立ての野菜や果物と肉を様々に料理していること。また、映像が美しく、何の説明がなくとも調理の手順が分かり、しかも調理技術が優れていること。今時の調理器具を用いず、伝統的な調理方法を駆使する動作が美しい。
幾つかの書籍で、中国は食べることを非常に大切にする文化があると知った。数十年前の中国各地の庶民が調理する様子を撮影した写真の解説を見て驚いた。ほぼホームレスのような女性が、粗末な道具ながらしっかりと調理している。一方日本は、現在でこそ世界に誇る食文化を持っているが、ハレとケの食事で大きく内容が変わっていたのではないか。数十年前までは、日常の食事はごく質素で、手を掛けずに美味しく食べることに価値を見出していたように思う。
この二人の動画を見ていると、プロの料理人とは異なる所作の美しさを感じる。無駄が無くスムーズだ。これ程の美しさを秘めた所作と食文化を、現代の中国が保っていることに感動を覚えた。なお、どちらの動画も邪魔にならない音楽が流れる美しい映像だが、「Dianxi Xiaoge」さんの動画は一部4K動画で、最初に見た動画がそれだった。解像度が上がるほどピントが合うところと合わない部分のぼけ具合に差があり、より立体的に見えるようだ。
両方とも、古い動画から毎日一本ずつ視聴しているが、調理だけ無く、農作物の栽培や木工など多彩な活動のどうがもあった。
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URL => https://www.youtube.com/watch?v=2bBpAMOLNLY&t=454s
     https://kini-narunaru.com/1107.html
     https://https://www.youtube.com/watch?v=3mCeQLqB7TQ
     https://galapagosfrog.hatenablog.com/entry/2019/03/16/四川省の山奥からスローライフを発信する李子
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評価は5です。
======= 写真 ========
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カメラまかせ 成り行きまかせ => http://peronontino.blog.fc2.com/
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