<3/29 天木直人のブログ>
中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ英国が電撃参加表明し
たのは3月12日だった。
その時私は書いた。創設メンバーの仲間入りを競い合うようにして、参加
表明国は雪崩を打つだろうと。
それからわずか二週間ほどの間、毎日のように参加表明をする国がニュ
ースを賑わし、ついに、きょう3月29日の報道では、米国の同盟国である
韓国も豪州も参加し、台湾、ロシア、ブラジル、そして、スウェーデンまでも
参加表明するという。
気がついたら、日本のまわりには誰もいなくなったというわけだ。
このアジアインフラ投資銀行をめぐる日本外交の対米従属ぶりは、
今後、長きにわたって、日本外交の大失態として後世に語り継がれるだろう。
もちろん安倍首相、麻生財務相、岸田外相の名前とともに。
その大失態にとどめを刺すような記事を一週間前に見つけた。
すなわち3月22日の朝日新聞「波聞風問(はもんふうもん)」というコラム
で吉岡桂子という編集委員が書いていた。
このアジアインフラ投資銀行の事を中国に詳しい日本の外交官から最初に
聞いたのは昨年4月末だったことを明らかにした上で、次のようなその外交
官の言葉を紹介していたのだ。
『G7の参加はありえない。米国がそんなことはさせない』
何をかいわんやだ。
これが日本の外交のすべてを象徴している (了)
中国が提唱したアジアインフラ投資銀行(AIIB)へ英国が電撃参加表明し
たのは3月12日だった。
その時私は書いた。創設メンバーの仲間入りを競い合うようにして、参加
表明国は雪崩を打つだろうと。
それからわずか二週間ほどの間、毎日のように参加表明をする国がニュ
ースを賑わし、ついに、きょう3月29日の報道では、米国の同盟国である
韓国も豪州も参加し、台湾、ロシア、ブラジル、そして、スウェーデンまでも
参加表明するという。
気がついたら、日本のまわりには誰もいなくなったというわけだ。
このアジアインフラ投資銀行をめぐる日本外交の対米従属ぶりは、
今後、長きにわたって、日本外交の大失態として後世に語り継がれるだろう。
もちろん安倍首相、麻生財務相、岸田外相の名前とともに。
その大失態にとどめを刺すような記事を一週間前に見つけた。
すなわち3月22日の朝日新聞「波聞風問(はもんふうもん)」というコラム
で吉岡桂子という編集委員が書いていた。
このアジアインフラ投資銀行の事を中国に詳しい日本の外交官から最初に
聞いたのは昨年4月末だったことを明らかにした上で、次のようなその外交
官の言葉を紹介していたのだ。
『G7の参加はありえない。米国がそんなことはさせない』
何をかいわんやだ。
これが日本の外交のすべてを象徴している (了)