ナチスの手口を学んだら・・・憲法改正で麻生副総理

　麻生副総理は29日、都内で開かれた講演会で憲法改正について
　　「狂騒、狂乱の中で決めてほしくない。落ち着いた世論の上に成し遂げ
　　るべきものだ」　と述べた。
　その上でドイツはかって、最も民主的と言われたワイマール憲法下でヒトラー
政権が誕生したことを挙げ、
　　「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を
　　学んだらどうか。（国民が）騒がないで、納得して変わっている。 喧騒の中
　　で決めないでほしい」　と語った。（7/30 読売新聞）
　
　　　　当時、ドイツの閉塞状態を打破するため民衆はヒトラーを選んだ。
　　　　麻生さんは　「平和憲法があるからといって平和は守れない」
　　　　と言っているのだろう・・・安倍さんより、はるかに歴史を学んでいる。

年寄りは・・・義理を欠け

　団地の長老が天袋に物を収納しようとして踏み台から落ちて
　骨折がもとでひと月ほど入院した。
　入院で退化した筋肉を戻すため、奥さんもリハビリに付き合っていた。
　団地から千里中央まで約千歩の距離だが一気に歩き通すことはできず
　途中のベンチで休憩しているのをよく見かけた。
　一年以上経って、ゴルフも諦めたようだ。
　　　　年寄りは
　　　　　転ぶな
　　　　　風邪ひくな
　　　　　義理を欠け
　　　　岸信介（元総理）さんの言葉である。
　
　齢をとると
　階段を踏み外したり、歩道のつなぎ目に躓いたり、自転車にあてられたり
　ちょっとしたことが大怪我につながっている。
　夏のクーラーに当って体調を壊したままの人もいる。
　さて、『義理を欠け』。　
　前の二つと切り離して、
　これだけだったら分からないこともないが・・・安部さんに聞いてみよう
　　　　　　　　　　　　　＜写真＝鹿の子ユリ＞
　　　　　　　　　　　　　　「あれはカノコユリだと思いますよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（7/31 箕面の山ネエより）　

いつもの嘘に危機感も薄れ

　　　『放射性汚染水を含む地下水が海に流出している』
　　　東電の発表は22日に行われた。（7/24 なんで、この日に？）

　こんどは、１リットル当り23億5000万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが・・・
　汚染水が海に流出している敷地海側のトレンチ（地下の配管用トンネル）に
　溜まっている水から検出された。
　東電は「原発直後に取水口付近などで高濃度の汚染水が漏れ出し、それが
　滞留したものだ」と当然のことのように言っている。
　もしそうだとしたら、
　事故から２年余り経って半減期の関係で、少しは下がっているかもしれない
　が23億5000万ベクレルという数値は原子炉内の濃度と大して変わらないこと
　になる。
　福島原発になにか大変なことが起ころうとしているのかも知れないが、嘘に
　馴れた東電が何を言っても信じられなくなっている。
　「臨海が始まっています。300Km以遠に避難してください」
　それまで待つしかないか・・・
　　　　　　　　＜写真＝これも千日紅＞

千日紅の花言葉 「不滅の愛」

　　　　　　　「千日紅の恋人（箒木蓬生著）」を読み終えた。
　千日紅？　
　ネットで調べればすぐ分るのだが、そのままにしているうちにサルスベリが
　咲きだした。この時期から、長い間紅色の花が咲いていることから百日紅と
　いう字をあてている。　
　まさか千日も・・・念のため 花に詳しいオバチャンに聞いてみた。
　「コンペイトウみたいな花よ。うちの花壇に咲き出したから見に来て」 と誘わ
　れて寄り道をした。（写真）
　彼女によれば　「ドライフラワーにしても紅色が褪せないことから」　千日紅
　と呼ばれるようになったと言う。
　子供のころから見慣れた花で、千日草とも呼ばれるそうだ。
　毎朝の散歩コースには百日草も咲いている。
　百日紅・千日紅（千日草）・百日草、今ごろからの花でどれも寿命が長い。
　　　　　　＜千日紅の恋人＞
　　　　　　宗像時子は父が残した古アパート「扇荘」の管理人をしている。
　　　　　　扇荘には色んな事情を抱えた人たちが住んでおり、彼女は時には
　　　　　　厳しく、時には優しく彼らと接していた。
　　　　　　ある日、新たな入居者の有馬生馬が現れた。ちょっと古風な好青
　　　　　　年だった。
　　　　　　二度の辛い別離を経験し恋を諦めていた時子は、しだいに有馬の
　　　　　　真っ直ぐな性格にひかれていく・・・
　箒木蓬生さんの作品でなければ目に止まることもなかった本だが

　７月26日「アフラックとの提携強化、次は280兆円の郵政マネーが狙われる」
　の掲載写真を＜百日紅＞に差し替えました。

アフラックとの提携強化、次は280兆円の郵政マネーが狙われる

　　　　　　日本郵政は、米保険大手のアメリカンファミリー生命保険（アフラック）
　　　　　　との提携強化に乗り出す。
　現在、日本郵政はアフラックの＜ガン保険＞を約1000の郵便局で販売して
いるが伸び悩んでいる。そこで、日本郵政が直営する全国２万カ所の全郵便
局に取り扱わせることで売り上げ増を狙っている。
　提携強化はＴＰＰ交渉と密接に関係している。
　米国は長年、日本の保険市場の閉鎖性を指摘し、郵便局ネットワークの全面
開放を求めてきた。ＴＰＰ交渉と並行して行われる二国間協議で、保険分野は
自動車と並ぶ焦点だった。
　今回の動きは、二国間協議を有利に運ぶため日本側が先行して障壁を取り
除いたものだ。
　　　　　　かんぽ生命は０８年に日本生命と提携し、独自の＜ガン保険＞開発
　　　　　　を目指してきたが、今回の決定は事実上の方向転換になる。
　　　　　　「米国は保険分野への批判を緩めるでしょうが、約280兆円といわれ
　　　　　　る郵政マネーの獲得に本腰を入れてくる危険性があります」　と金融
　　　　　　関係者は話す。
　　　　　　アフラックとの提携強化だけで終る保証はないのだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（7/25 日刊ゲンダイより）

暑さにめげず

　彼女が履いている靴底が厚い。
　もしかして？　「そうよ。片側1.2キロあるから」
　暑い最中に <2Kg> もの負荷をかけて歩いてくる。
　それを聞いて、私も
　500gの鉛バンドを両足首に巻いてみたが二日と続かなかった。
　74才の彼女の体重は40Kgあるかなしだろう。
　「なんで」と聞いたら
　対談番組に出ていた三浦雄一郎氏の影響らしい
　「いつも両足に鉛をつけて20Kgくらいのリュックを背負って歩いているって
　いうのよ」
　エベレストに登るつもりはなさそうだが、公園の周囲を走っている姿をよく
　見かける。

　毎朝、府道のゴミ拾いをしているオジイサンが　「この間は調子が悪かった」　
　と悔しがっていた。　彼は、各地で行われるマラソン大会・80才以上の部の
　常連者である。
　あの人たちは、節目の年齢を元気に超えてきた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜写真＝沙羅双樹の花＞

なんで、この日に？

　　　　　『放射性汚染水を含む地下水が海の流出している』
　　　　　東電の発表は22日に行われた。
　福島県いわき市沿岸では、今年９月から「シラス」などの試験操業が原発事
　故後初めて開始される予定で、この日地元で漁業組合長らが専門家を交え
　て協議をしていた。
　漁業関係者は　「なぜ、この日に」
　
　　　様々な検証データーは、前週の木曜日(7/18)に東電から規制庁に説明し
　　　ていたようだが、翌日の東電会見でそのことに触れておらず、説明を受け
　　　た規制庁も発表しなかった。
　　　そして、この日東電は会見で　「規制庁に対しては先週木曜日にデーター
　　　の趣旨説明はしたが、データーを提出したのは22日の今日です」。
　　　だが、規制庁から出されたデーターには18日の日付が入っていた。
　　　こんな会見をしているから誰からも信用されない。
　　　「３号機の湯気」も、なにかありそうだ。

　なんで、この日？
　「参院選挙が終るのを待て」 ということか

自民党に入れた票は赤紙になって返ってくる

　選挙は前評判どおり自民の圧勝に終った。
　　　国民はアベノミクスを支持した
　　　国民は憲法改正を支持した
　　　国民は原発再稼動を支持し、外国に輸出することも支持した
　　　国民は公共事業の大復活も支持した
　　　消費増税もTPP加入も社会福祉の切り下げも自民党に任すことにした。

　私も同じかも知れない。
　田中角栄さんが首相になったころから自民党を支持してきた。
　小沢一郎がそこを飛び出すまでずーつとそうだった。たぶん、政策の中身じ
　ゃあなく「人」に魅かれたのだと思う。
　以来ずーっと、小沢一郎がいる政党を支持してきた。
　今回の参院選では「生活の党」は１議席もとれなかった。このままもっと小さ
　な党になって消えてしまうかも知れないが、それでも小沢一郎を支持していく
　と思う。
　仮に生活の党が自民党と一緒になって「赤紙」を送ってきたとしても。

戦争に行かないヤツは死刑だ

　　　　『これは国家の独立の為だ。出動せよ』　と言われたとき、
　　　　「行くと死ぬかもしれないから行きたくない」　という人がいないという
　　　　保証はどこにもない。
　　　　だから国防軍になったら、それに従わなければその国の最高刑が、
　　　　死刑なら死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら懲役300年。
　　　　「そんな目にあうなら,行こうか」（ということになる）。
　　　　人を信じないのか、と言われるけど、やっぱり人間の本質から目を背
　　　　けてはいけない。
　4/21　週間BS－TBS報導部の「自民党石破幹事長憲法9条改正を語る」の
　中で、審判所（軍法会議）設置に強い意気込みをみせた。
　これは、憲法改正後の職業軍人に対する適用だから当然なのかも知れない。
　しかし、こんなことを聞かされると軍人になろうとする者が減ってしまうから徴
　兵制になる。軍人になった若者に「行け」と命令が下って「イヤダ」と言ったら
　死刑になる・・・結局、若者全員が対象になる。

　民主党は風前の灯、小沢一郎の影は薄くなった。みんなや維新の議員は最
　後には取り込める。共産党が頑張ったところでたかだか知れている。
　勝つのは自民だ。　そんな余裕が憲法改正の手のうちを見せてくれた。
　「私は、国民のリスクについても言い続けてきました」　石破さんは正しい。
　国民は　「騙された」　と言ってはいけないのである。

怪しい空気つくり・・・ねじれ国会

武田邦彦（中部大学教授）
　　　新聞記者が書く記事は多くの人に影響を与える。だから用語の使い方を
　　　厳しく訓練されているはずだが。
　　　ところが最近は「怪しい空気」をつくるため、あえて「怪しい用語」を使って
　　　いる。
　　　その一つが、選挙を前にしての「ねじれ」発言である。例によってNHKは
　　　「参院議員選挙の争点はねじれの解消」とニュースでも言っている。
　　　　　1) もともと衆議院と参議院がある意味
　　　　　2) ねじれは国民の選択
　　　　　3) その国民が選択した結果をNHKは批判している
　　　という構図になっている。
　　　選挙を前にして『ねじれ解消』と言うことは、衆議院が自民多数だから
　　　参議院も自民に入れるよう視聴者に呼びかけていることになる。
　　　　　　　　　　　（了）　　NHKって公共放送のはずだけど・・・おかしいネ　

　　　　　　　　　　　　＜写真＝鳥海山＞
　　　　　　　　　　　　山形県と秋田県に跨る「鳥海山」は標高2,236m
　　　　　　　　　　　　山頂に雪が積もった姿が富士山にそっくりなため
　　　　　　　　　　　　出羽富士とも秋田富士とも呼ばれています。
　　　　　　　　　　　　これを見たかったんですが・・・