お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

麺屋おはな 神奈川藤沢

2019年12月27日 | ラーメンを愉しむ
基本的に、ラーメン大好きだがつけ麺は邪道だと思っていました。有名な東池袋の大勝軒で食べても、他の有名店で食べても、つけ麺はラーメンとは違う食べ物で、しかも格下の麺類だと思っていました。

そんな先入観を見事に打ち砕いてくれたのが、神奈川県藤沢にある「おはな」です。


地元の人に美味しいラーメン屋を紹介してもらったので試しに来店して食してみたのですが、スープを口にしてびっくり。魚介系のふか~い味が口中に広がりいっぺんで虜になりました。麺は太くて食べ応え満点。嬉しいことに、中盛(二玉)まで追加料金なし。途中で、生姜おろしをスープに加えて味を変えて、二度愉しめる。

量、質ともに満足できるお店です。
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『上流階級』 高殿円著

2019年12月14日 | パルプ小説を愉しむ
1作目が予想外に愉しめたので続けて2作目に手を伸ばしてみました。舞台は前作同様に関西の高級デーパートの外商部。今回闘う女が対決する相手は、お客の一人、朱里を愛人にしている暴力団幹部と超高級マンションをルームシェアしている良い家のボンボンでゲイの桝家の実母、そして男社会であるデパート外商部という存在。色々な相手と戦うことを通して、39歳バツイチ女の主人公、静緒は自らのアイデンティティを模索しつつ作り上げているのだろう。

相も変わらずに、静緒のアイデアは冴えまくる。外商というお仕事の本質は、モノ売りではなく人と人との関係を作ることという気付きから、マンネリ化した催事企画会でマッチングサービスを提案する。結婚相手を紹介しあうことも最終的には行うが、その前に同じ階級の人たちが安心して交わりあえる交友関係を構築するお手伝いをデパートの催事を通して行うという企画。丁度今週聴いたPodcastの中で、とある経営コンサルタントが「リアルな商売がすべてインターネットに取って代わられる、というのはアメリカのドットコム企業をばら撒いた幻影にすぎない。インターネットの攻勢によってリアル店舗が自信を失い、本来の商売の基本を忘れて安売りに走って自ら墓穴を掘ってしまっている。料理が美味しいだけではせいぜい月に1から2回程度しか行かない飲食店が、店員とのコミュニケーションを取るためなら週に何回でも行くのと同じ。小売業の店員は、趣味のみならず生まれ育った背景含めてお客を知っておく必要があり、店のお客ではなく自分のお客を持つように心がけないとこの先の小売は成り立たない」という主旨の話しをしていたことと重なったこともあり、「成るほど!」と思いつつ読み進めた。

第2作ともなると、物語の進行の中に著者の人生観とでも言うような主張が見え隠れする。小説を愉しみながらビジネス訓のヒントもゲットできると得した気分になれるものの、それがあまりに多いと次第次第に鬱陶しくなってくる。この小説では、ちょっと鬱陶しくなってきた入り口あたりで止まっていたので辛うじて鼻につかずに済んでよかった。

   ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

会社というところは不思議なもので、手柄を立てた、あるいは有能な人間が有能さを評価されて出生するということはあまりない。手柄は立てた、それは評価する。しかし実際出世するのは、出世させるものにとって都合がいい人間だ。つまり無害か、その人間の手柄を独り占めできるくらい年次が空いているか。

孤独は100%悪いものではないけれど、沈殿する毒かもしれないと考えます。近いうひに僕らは必ず孤独になる。病や老いが必ず親を失わせ兄弟や友人たちは家族をもち、その問題で手一杯になる。仕事なんていつなくなるかわからない。自分が病気になったら会社なんて手の平返すでしょう。世間体のためではなく、誰かに言われたからでもなく、正しいとか悪いとかいう理由からでもなく、ただたんに自分が不自由だから孤独を回避する。それは生存本能で、けっして罵られるような行為ではない。



   □■□■□■□■□■□■□■□■


大恐慌で破産の憂き目にあった元上流階級の兄妹の2人が、大叔父の遺産を受け継ぐというアメリカのコージーミステリーを読みながら、日本の上流階級を描いた小説はどんなもんなのだろうか、と比較のために読み出したのが『上流階級 富久丸百貨店外商部』。著者の高殿円は、この本を手に取るまで知らない作家だったのだが、書名に引かれて図書館から借りてきた。

読み始めは、神戸芦屋に住むお金持ちの家のリビングルームがどれだけ豪華なのか、超リッチな人々の生活を垣間見たい、空想して愉しみたいという軽い気持ちだったのだが、主人公である39歳バツイチ女性の鮫島静緒が、デパートの外商という男ばかりの職場の中で、女性初、転職組み、専門学校卒(=学歴なし)というマイナスを抱えつつも、ひたむきにお客さまのことを考え、デパートにも利益になるように日々悩みながらも悪戦苦闘しつつ、成長していく過程が描かれている一人の闘う女性の成長物語であることに気づいた時にはすでに遅く、この小説にどっぷりと嵌ってしまっていた。

父親を事故で亡くした主人公は、大学進学をあきらめて製菓専門学校に進むが、才能がないこととケーキを作るよりも売ることの方に興味をもつようになる。知り合ったパティシエの店を手伝ううちに、いろいろなアイデアを生み出しつつ、猪突猛進型営業を進める。単に売れつければという営業ではなく、お客さまのことも考えながら自らに無理を課してしまうような無茶振り営業。やがて、そのケーキ屋にお客がつきだし、デパートにも出店して成功を収めるようになる。すると、デパートから主人公を雇いたいという希望が来て、その後はとんとん拍子に成功が続く。行き着いた先は、かつて女性が働いたことがない外商という部署。業界でカリスマ外商員と呼ばれた人物の後釜になるべく、日々奮闘すれども目指す先は程遠い。そんな39歳女性の奮闘記であり成長記録でもある小説なのだが、話の中には主人公の過去の恋愛観と本当に求めていたものに気付いて愕然とする姿や、ゲイであることをカミングアウトできずに悶々としつつも表面は明るく振舞う外商のライバルとのぶつかり合い、お客さまたちの欲とエゴと矜持、そして何よりも外商と客という互いに必要としてはいるが一線を越えることのない立場の違い、等々が魅力的に描かれている。

外商というお仕事があることは知ってはいたが、どんなお仕事なのかをこの本を通して知ることができた。お話の中では、デパートの売り上げの3割を占めているということだが、実態はどうなのだろう? 外商を贔屓にする客というのは、忙しい時間をお金で買っている人もいるだろうし、外商員の目ききを信じて任せていたり、一般人に混じって行動することができなかったり(例えば、その筋の人々)好きでなかったりする人たちだったりもする。すべてに共通するのは、そのデパートの信用を外商を通じて買っているということで、その分が金額として乗っていても構わないという意味ではリッチな人たちに限られる。羨ましい.. この羨ましさこそが、私が垣間見たかった要素そのもの。

   ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

主人公を引き上げてくれたカリスマ外商員が教養をこう定義している。
教養とは頭の中につめこんだテキストではありません。教養とは、振る舞いです。手間暇かけた身なりと正しい日本語と落ち着き。
手間暇が必須条件と言われると違うと言いたくなるが、でも身なりは同意する。あくまでも、自分勝手な装いではなく、相手のことを考えリスペクトし、それを身なりとして表している限り、それは教養だと同意する。

結婚してていいな。ダンナさんが有名企業に勤めていていいな。美人でいいな・・・・。若さが免罪符になるのは二十代までだ。自分ができない、持っていないことのいいわけを無くした大人は、三十代を過ぎていよいよ丸裸にされる。たかだか年齢が積み重なっただけなのに、愚痴も泣き言も許されずかんじがらめになり、いよいよ窒息していくか、それとも辺り構わず吐き出すか。
免罪符という強い言葉がいい。年を取るごとに逃げ場がなくって息苦しさが徐々に増し、ますます逃れなくなっていく。それが人間社会の性であるということを暴いている文章だが、できることならばもうちょっと言葉を重ねて追い討ちして欲しかったな。

他人をうらやむのはいい。そこをもくひょうに目指すこともいい。ただそれが妬みになってしまってはダメだ。いいなあ、という妬みの言葉は害悪でしかない。

みんなが強く望んで、それを手に入れるために努力してもがくようなことが、最近は少なくなっているように感じていた。お金を貯めて貯めて女の子を乗せるために車を買ったり、背伸びしてブランド品を買いにハワイに言ったりするような、長い間百貨店を支えてきた”憧れ”が失われてしまっている。だれも憧れなくなった。簡単に手に入るもので満足するように、そういうふうにするしか道がないように、見えない大きな手が旗を持って誘導してしまったのだ。
デパートを舞台にした物語だから消費は美徳となっているが、片方で単にCMに踊らされて必要ないものを幻想のように追いかけさせられていただけという見方もある。どちらにして、憧れという存在がなくなってしまった世の中は寂しい限りだと思う。たとえ、それが作られた幻想であったとしても。夢は夢であるだけで価値があり美しいものだと思うから。



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ホテルを愉しむ 札幌編

2019年12月12日 | ホテルを愉しむ
■ 札幌グランドホテル
1934年に北海道初の本格的洋式ホテルとして開業したという由緒正しいホテル。ロビーだけでなく部屋の中も歴史を感じさせるつくりとなっており、他のホテルとは格の違いを感じます。今回予約したスーペリアルダブルルーム(26平米)は、2人掛けのソファーも置いてあるスペース十分なゆったりとした部屋で寛げます。札幌駅から地下道で直通ですので、冬の厳しい天候の日でも楽チンで歩いていけます。

そして、何より感激したのは朝食の豪華さ。1階のノーザラウンテラスダイナーでの洋和バイキングには、ドリンクだけで10種類以上、うどんやスープカレーを始めとして今まで宿泊したどのホテルのバイキングよりも充実しています。蜂蜜だって8種類揃えてあるのです。一気に味わって比べてみると、産地の違いや花の種類の違いごとに味が違うのが分かります。これだけでも泊まった甲斐があったと言うもの。
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆☆
 風呂:☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆☆


■ ホテルクラビーサッポロ
今回の出張は、朝の時間に余裕があったので、以前から泊まってみたかったサッポロクラビーホテルにしました。なぜなら、札幌駅から歩いて10分ちょっとかかるのことと、朝食の開始時刻が7時のために、朝早くから用事がある出張だと使いづらいのです。今回の出張は朝の開始時刻に余裕があったので、何の問題もなく泊まることができました。

歩くとやはり距離が気になる。が、歩けない距離ではない。ホテルのエントランスは風格ある上品は作りで、ハイクラスなホテルであることが一目瞭然です。鍵もカード式ではなく、本物の鍵。部屋は広くワンベッドでも29平米の広さがあるので、開放感があります。

なによりも嬉しいのは、バスタブと洗い場が別なこと。しかも洗い場が広い。今まで洗い場とバスタブが別だったのは、博多のホテルで2軒ありましたが、ここは体を洗っていても腕が壁にぶつかることはありません。しかも、入浴剤までついている。ラッキー!

朝食も、手作りオムレツ、地元の美味しいパンとご飯などが並んでいる。塩辛や松前漬け、夕張メロンの奈良漬け等の付け合わせ類も充実している。なによりもクロワッサンが美味しかった。でも、肉類がソーセージとザンギでは寂しい。ハム類やベーコンも欲しいかったし、できればパンと組み合わせられるチーズも欲しかった。そうそう、クロワッサンが美味しかったと書きましたが、普通の食パンタイプのものはありません。胡桃パン他、菓子パンと言えるものが2種類に拳大の丸パン。さらに言うと、せっかくの北海道なのだからイクラの盛り放題も無い物ねだりではありますが、欲しかったな。
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆
 風呂:☆☆☆
 ロケーション:☆☆
 サービス全般:☆☆☆☆


■ ニューオ-タニイン札幌
札幌にある高級ホテルニューオータニのホテル。場所は駅から徒歩5分ちょっと、よく泊まるホテルモントレエーデルホフ札幌の近く。札幌にある高級ホテルニューオータニのホテルだけに大きく立派な建物。今回はツインに宿泊しました。

ビジネスホテルよりも広いし、バスタブも足を伸ばせるくらいに大きいし、朝食バイキングも種類が多い。スープカレーや味噌ラーメンまである。でも、これはというがっつりと惹き付けてくれるものが足りないのですよね。すべてに中の上で止まっていて、突出しているものがないために、中途半端という言葉が当て嵌まってしまう。種類が多い朝食バイキングも、北海道にも拘わらず海鮮ものがなかったり(イクラ掛けご飯が食べたかったのに)パンを美味しく食べるためのチーズがなかったり。例えば、ロイトンには手作りオムレツやスムージー、盛り放題の海鮮があり、エーデルホフには立派な温泉施設がある。○○のためにニューオータニに泊まろうと思わせてくれるものがないのがマ残念ですね。
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆
 風呂:☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆


■ ロイトン札幌
ツインルームは、20平米以上と札幌の平均ホテルを上回る広さ。バスタブも大きく、洗面台も広い。贅沢なバスタイムを過ごせる。
西11丁目というちょっと離れたロケーションであることが気になるポイント。
バイキング式朝食は1階で供され、海鮮系、肉系、スムージーまである。オムレツはオーダーして作ってもらえる。ちょっと騒々しいのが気になるが、朝食は十分に愉しめる。
あっ、高級ホテルの意気込みのなのか部屋着は置いていないのが残念。部屋で寛ぐためには寝巻きが欲しいよ。
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆☆
 風呂:☆☆☆☆
 ロケーション:☆☆
 サービス全般:☆☆☆


■ JRタワーホテル日航札幌
札幌駅に直結しておりロケーションは抜群。ロビーの高級感、部屋の広さも申し分なし。温泉施設があるようだが、別料金。今回利用したパックには含まれておらず利用できませんでした。じゃらんのパック旅行だから泊まれた高級ホテルです。
バイキング式朝食も申し分なし。さすがに日航系列のホテルだと感心しました。オムレツを作ってくれるシェフに、納豆用の生卵を求めたところ、快く用意してくれた。チーズの種類が多かったこともプラスポイント。
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆☆
 風呂:☆☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆


■ ホテルオークラ札幌
大通り駅から徒歩5分かからず。個人的には、大好きな「フルーツケーキ・ファクトリ本店」から1ブロックしか離れていないことが買いポイント。
オークラ系列だけあって高級な部屋作り。さすがにビジネスホテルとの違いを感じる。
朝食は和洋バイキングと和式が選択できるが、バイキングがお奨め。和式は時間がかかる上に、メニューも普通。それに比べてバイキングは、トリュフ入りオムレツを目の前で作ってくれるし、イクラも盛り放題。(2019年2月に二度目のお泊りをした際には、イクラはありませんでした。残念!)
 部屋:☆☆☆☆
 朝食:☆☆☆☆
 風呂:☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆


■ ホテルモントレエーデルホフ札幌
札幌駅から徒歩5・6分。モントレ・グループの属するホテルならでは趣きがある。一番の売りは温泉。利用するにはチケットを求める必要があり、チケット1枚につき1回しか利用できないことと夜11時までの利用という制限があるのが残念。温泉自体は豪華。3種類の内湯(ジェットバスと気泡湯と普通の風呂)と露天があり、サウナも広い。何よりも、風呂場全体が広く明るいために、入っていて愉しい。湯上りは、別部屋のくつろぎスペースでゆっくりとできる。このくつろぎスペースは男女共用のために裸では利用できないのだが、専用の衣類は用意されていない。バスローブなりがあるといいのだが。
部屋は中程度。ビジネスホテルとホテルの中間といったところ。部屋のバスルームを利用すると、古い設備ならでは匂いが気になるが、広さはまあまあ。
バイキング式朝食は、札幌市内が見渡せる大広間で供され、メニューも豊富。カレーやうどん、ジンギスカンもあり、イクラも猪口に入れられて取り放題。朝食スタートが7時なのが気になるが、食べ応えは十分。
 部屋:☆☆☆
 朝食:☆☆☆
 風呂:☆☆☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆


■ ホテル京阪札幌
狭いユニットバスと、いかにもビジネスホテルとした古臭い佇まい。駅近だが、大通りから外れた大型電器店の裏という寂しい立地。1階の普通の喫茶で振舞われるバイキング式朝食。"昭和"という感じがしてならなかったね。
もうちょっとなんとかならないのかなぁ。朝食を頑張ってみるとか...
 部屋:☆☆
 朝食:☆☆
 風呂:☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆


■ 狸の湯 ドーミーイン札幌ANNEX
この系列は安心して宿泊できる。良い意味で画一的なビジネスホテル。新しさと清潔さがある部屋と建物、夜の夜鳴きそばサービスと温泉がある安心感、そして部屋に入ったスペースと寝室との間に仕切りがある安心感とちょっとしたプチ高級感。一定のレベルが確保されているという安心感が確立されていることは大きい。
バイキング式朝食も、そこそこのメニューが揃う。何よりも、イクラが盛り放題なのが嬉しい。

 部屋:☆☆☆
 朝食:☆☆☆
 風呂:☆☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆

■ アパホテル<札幌すすきの駅前>
直前に出張が決まったために、手頃な料金の宿探しに苦労したあげく、アパホテルに宿泊。中国政府の圧力に負けない社長の心意気には敬意を評するとともに変わらぬ支持を表明するものの、やはりビジネスホテル、しかも安手の。
大浴場があるものの温泉ではなし、単に普通よりも広い湯船があるのみ。
バイキング式朝食も可もなく不可もはく。給仕係が少なく、思わず人件費を削っている経営努力の跡が垣間見られてしまう。経営努力は買うけれども、朝食時には見たくもないよね、残念ながら。
 部屋:☆
 朝食:☆☆
 風呂:☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆


■ ホテルモントレ札幌
全国展開しているホテルモントレ系列のホテルらしさが溢れている。古き良きヨーロッパ調(を目指しているのだろう)は、結婚式用ホテルとしては立派に通用できる。
今回は、ホテル側の好意でお部屋をアップグレードしてくれた。その部屋たるや、私の自宅マンションに匹敵するような広さ!!。20畳くらいある和室なのだが、入り口から部屋までL字型の廊下があり、両脇にトイレと浴室がある。浴槽は、普通のホテルの浴槽ではなく、一般家庭の浴槽と言って通るほどの大きさ。洗い場の別。
このお部屋では5つ星を付けないとバチがあたってしまう。文句なしの5つ星。
 部屋:☆☆☆☆☆(20畳くらいの特別和室にアップグレードしてくれた)
 朝食:☆☆☆
 風呂:☆☆☆☆
 ロケーション:☆☆☆
 サービス全般:☆☆☆
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伊川鮮魚店&とんかつ檍(札幌)で出張飯を愉しむ 

2019年12月12日 | 美味しいを愉しむ
■ 伊川鮮魚店
昨日入れなかった店に再トライ。ここは、出張先の従業員からカキフライが美味しい店として去年教えてもらったのを思い出して、今年も行ってみました。一人用のカウンターの場所が変わっていたが、相変わらずの混んでいる。ということは流行っていて美味しいということかと安心できました。

今年初めての生カキ。


そしてカキフライ。


メニューに載る写真が美味しそうだったのでオーダーしたコロッケ。


日本酒の各種置いてあり、メニューに載っていない店主お奨めの日本酒もあり。フルーティだと言われて試したのがこちら。


北海道新十津川町の酒米「吟風」を100%使用し、日本清酒(札幌市)の女性杜氏・市澤智子さんが醸したお酒なのだそうだ。穏やかな香りとほのかな甘みがあり、フルーティでもあるがフレッシュと言った方があっているかも。

二杯目は山廃純米。


出張先で一人、飲んで食べての1時間ほどでしたが、気楽で美味しい店としてキープしておきます。



■ とんかつ檍(あおき)
出張一日目、カキフライを食べたくなって行ったお店が満席で断られ、しかたなく近所にあった美味しそうなトンカツ屋に入りました。


上ロースが200g、特ロースが300g。折角なので300gをオーダーして待つこと暫し。出てきたのがこちら。


厚さは4cmくらいかな。今まで食した中で一番ぶ厚いトンカツであることに間違いない。


この店には、トンカツソースの他に3種類の岩塩が置いてある。ヒマラヤ産の岩塩が2種とアメリカ産のもの。どれも試してみたのですが、やはり私はトンカツソースをびしゃびしゃになるまで掛けて食するのが一番好きです。

肝心な味ですが、美味しくはあるが今一歩。ロースなのだからもう少し脂身が欲しい。肉の美味しさは脂身の美味しさというのが信条である私にとって、脂身の少なさは減点ポイントになってしまいますした。

<2019年12月>


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日本茶を愉しむ その1うおがし銘茶 銀座

2019年12月05日 | 美味しいを愉しむ
東京の銀座の一等地近くの五丁目にある日本茶専門店、うおがし銘茶。コーヒーや紅茶ならお金を払うのが当たり前だが日本茶にはお金を払わない風習に対抗してなのか、しっかりと有料で上質な日本茶を愉しませてくれるお店とあれば、行かないわけにはいきませんよね。

今週のお茶のセットです


12時ちょうどに入ったせいで、一番乗り。誰もいないフロアでお茶が供されるまで待つ。お湯が沸く音と食器の音のみの静寂な中で待っていると、最初にグラスで出されたのは蔵出茶うぬぼれの水出し茶。爽やかな味の中に、軽い甘さがある。苦味はほとんどなし。

次に供されたのは、うぬぼれ特級の一番出し茶。熱いとぬるいの中間くらいの温度で出され、水出しと違って甘さはあまり感じず、ほどよい苦味が口の中に広がる。

そして、レアチーズケーキと一緒にうぬぼれの二番出し茶。苦味が強くなっているのが分かる。レアチーズケーキが美味しい。日本茶のお茶請けに洋菓子なんて、と思ったのだが、美味しい。

帰ろうと思ったところ、日本茶葉でつくった紅茶を出してくれるとのこと。期待して待っていると、小ぶりな茶碗に入れて出される。色は紅茶色。口に含むと、いっきに紅茶の味が広がる。日本茶とは違って一瞬にして味が広がり、そして消えていく。日本茶の味の広がりは少ないが、逆に一瞬で味が消えることもなく余韻が残るのが違いだと発見した。ただ、紅茶を飲み込んでしばらくすると、上顎の上側あたりに非常に微かな甘みが感じられるのも新鮮な体験だった。

同じTEAであっても、日本茶と紅茶の違うこと、一番出しと二番出しで味の違いが愉しめること、煎れ方で味がさまざまに変わる日本茶の世界を味わうことができました。たかが日本茶に1000円!とは思えない愉しくも貴重な体験だったなぁ。
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