ボクシングマガジン 2008年 07月号 [雑誌]ベースボール・マガジン社このアイテムの詳細を見る |
ボクシング・前WBA世界ライト級チャンピオンの
小堀佑介君がインドへ到着しました。
7月31日の17時に成田空港を発った・・・と聞いたのですが、
便名も航空会社も判りませんでした。
到着時間は深夜になると想像は出来たのですが、
空港内で夜を明かす事も考えられた為、
ニューデリーの空港へ迎えに行くのは断念しました。
で、「果報は寝て待て。」では無いのですが、
家で連絡を待つ事にしました。
8月1日の早朝、まだ暗いうちに電話が鳴りました。
着信番号を見ると「81-XXXXX」とあり、
81は日本の国番号ですので、どうやら日本からのようです。
(同行した元ジムメイトのA君が成田空港で借りた、
プリペイド携帯からの発信だったと後で判明。)
「もしもし・・・」電話に出てみると、
いつもと変わらぬ小堀君の声が聞こえました。
「今、どこにいるの?」
「なんと、ニューデリーに来ています。」
「ニューデリーのどこにいるの?」
「●◇★▽ロードのDDTCにいます。」
「全然解からないんだけど、どうしてそこにいるの?」
「空港からニューデリーの駅までタクシーで来て、
そうしたら駅で『そこは危ないから安全な場所に移動しましょう。』
と親切な人に日本語で話しかけられ連れられて来ました。」
「えっ!!!と・・とにかく今から迎えに行くよ。」
「場所を行ってもらえれば、僕が行きます。」
「大丈夫かな・・・来られるかな?」
「大丈夫です。」
「じゃぁ■△◎の★●◇の前で待ってる。」
・・・ってなわけで、約40分後の午前5時45分・・・・
インドの洗礼を受け顔面蒼白になった小堀君と友人のA君を無事、
捕獲・・じゃなく保護したのでした。
何でも、ニューデリー駅で子供にいきなり顎をカチアゲられ、
呆然としているところに絶妙なタイミングで、
日本語がペラペラな親切なインド人が登場し、
『そこは危ないから安全な場所に移動しましょう。』と囁き、
コンノートプレースにあるインチキ旅行会社に連れた行ったそうです。
カチアゲた子供も、相手がまさか世界チャンピオンだった、
とは知らなかっただろうが、
いきなりカチアゲられた小堀君も相当びっくりしたみたいです。
おそらく子供にペテン師がいくらかの小遣いを渡して、
やらせたに違いないのですが。
ぼくの学校は駅の10番ホーム ―夢に向かって走る、家なしビッキー物語 (シリーズ 人間っていいな)今西 乃子,浜田 一男旺文社このアイテムの詳細を見る |
ボクシングの試合ならゴングの前に先制攻撃は有り得ないけれど、
プロレスなら先制攻撃を仕掛けられた混乱の中で、
いつの間にかゴングが鳴らされる事もある。
そんな思わぬ先制攻撃に、さすがの前チャンピオンも面食らってしまい、
後はインド人のなすがまま・・・きゅうりがパパになったそうだ。
しかし・・・元ボクサー二人旅でも、インドは甘くない。
『インド、ハンパないっす!!』(小堀語録)
まずは、第一報でした。
続く・・・・。