カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【初・インドの道】 ~ムンバイ②~

2005年02月08日 22時25分00秒 | 西インド / WEST INDIA
■ 初めてのインド映画 ■

私がC嬢を通じてジャムシェッドにリクエストしておいたのは、
ヒンディー語の映画に連れて行って欲しいと言う事だった。

ご存知の通りインドは、年間800本以上の製作数を誇る世界一の映画大国である。
しかもムンバイは、インドのハリウッド(ボリウッド)と呼ばれている。
これは、なにがなんでも観なくてはならない。
まだ日本でインド映画が知られる前だったので、興味津々だった。

さてインドでは他に娯楽がないせいか、映画は大人気で、何回も映画館へ行ったが満員だった。
最終日の夜ジャムシェッドは、ついにダフ屋(インドにもいるのねぇ。いくらだったかは不明。)から
チケットを買って連れて行ってくれた。
私にとっては英語でもヒンディー語でも、理解できないことにはあまりかわりがない。
でもインド映画は単純明快、ストーリーはだいたい理解できた。

最初に断っておくが、映画のタイトルも出演者の名前もわからない。

ヒロインはジュディー・オングそっくりな、太目の女優だった。
そのヒロインに求愛するのが、太目のルー大柴。(最近見ないね。)
そしてルー大柴のライバルは、これまた太目の岡田真澄。
終盤まで三人のドタバタ劇が繰り広げられるが、最終的には全く関係のない
ハンサムボーイが突然現れてヒロインを奪うと言うストーリーだった。
単純に面白かった、十分に楽しめた。

ストーリーには関係なくアルプスでロケを敢行した、お金がかかっている映画だった。
初めてインド映画を見たので、なんでこんな場面でダンスシーンが入るのか?
(それはいまだに意味不明だが)と思ったが、面白かった。
1本の映画の中に、笑いも涙も恋もアクションもダンスも・・
全てのエッセンスが入っているのが、いい映画らしい。

これが、マサラ・ムービーと呼ばれる理由である。



インドの巨匠マニ・ラトナム監督のシリアスタッチの映画も、
日本ではダンスシーンがカットされて公開されたが、
インドではダンスシーンが入っているそうだ。
「ボンベイ」 「心から」 「アンジャリ」 など、日本でも上映された。
ビデオも出ているので、興味のある人はレンタル屋へGO!
コメント
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