少子化の主因は未婚率の高まりである
既婚女性は二人以上の子供を生んでいる。
未婚は若者の意識の変化が原因というより、経済的な困窮が主因である。
非正規雇用が激増し、低収入で身分が不安定では結婚できるわけがない。
政府とマスコミは真実がバレて政治の失敗とみなされることを恐れて、少子化は若者の価値観の変化や保育園の不足が原因であるかのように国民の洗脳を行なってきた。
なぜ非正規雇用が増えたかといえば、直接的には構造改革のせいではあるが、 もっと根本にあるのは、グローバル化だ。 世界のグローバル化の潮流に適応するための規制緩和が構造改革と呼ばれたのである。
グローバル化に伴って途上国との低価格競争が激化して労働コストを切り詰めざるを得なくなったのだ。
グローバル化はアメリカの超国家組織がたくらんだ究極の金儲け手段である。
グローバル化はアメリカ自身をもむしばみ、貧富の格差が極度に拡大した。格差のあまりのひどさに反発して始まった Occupy wall street 運動だが、いまだにグローバル化が格差の主因であることに気づいていないのは残念だ。
アメリカの超国家組織は運動の危険性を察知していち早く弾圧に乗り出した。
これによりアメリカは中国の人権侵害を批判する資格を失った。
39人が逮捕されたカリフォルニア大バークレー校の反格差運動
http://www.youtube.com/watch?v=WVkC7kRFV8c&feature=player_embedded
そして、これ、
Protesters arrested, challenged as police confront Occupy activists
http://edition.cnn.com/2011/11/13/us/occupy-movement/index.html?eref=edition
グローバル化を阻止しなければ少子化はとまらない。
グローバル化でなぜ格差は拡大するのか
世界は平等化するが先進国の雇用は二極化する
by 池田信夫
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/28663
池田信夫という冷血漢はみんなの嫌われ者だ。
なぜ嫌われるかはこの男の著作を読めばわかる。
池田信夫は格差拡大のメカニズムを正確に分析しているが、驚いたことに、格差拡大を肯定しているのだ。
そこにこの男が嫌われる理由がある。人間性を喪失したロボットのような正確さは不気味なのである。
いわく、
「 企業業績は持ち直したが雇用は回復せず、アメリカの失業率は9%を超えた。この原因は一過性の景気循環ではなく、構造的な自然失業率が上がったからだ。アメリカの自然失業率は7.5%と推定されており、景気対策でこれ以下に下げることはできない。
構造的な失業が常に生みだされる1つの原因は、新興国との競争が激化したことだ。特に製造業は新興国に生産拠点を移し、米国内の雇用は減っている。1990年以降、アメリカで創造された2700万人の雇用のうち、実に98%が非貿易財(国内のサービス業)によるものと推定されている。
製造業で職を失った労働者は、流通や外食のような海外と競合しないサービス業に移る。サービス業は労働集約的で労働生産性が低いので、賃金も低い。GM(ゼネラル・モーターズ)で働いていた労働者が失業し、ウォルマートに再就職して賃金が半分になる、といった形で平均賃金が下がったのだ。
他方、新興国では賃金が上がり、先進国との格差が縮小する。多国籍企業の海外子会社からの収益が還流するので、先進国の株主や経営者は豊かになり、新興国からの資金流入で金融機関が高い収益を上げる。この結果、先進国の格差が拡大するのだ。」
「このように先進国と新興国の格差が縮小する現象は、大収斂と呼ばれる。
(中略)
大収斂が世界の70億人がすべて自由経済に入るまで続くとすれば、今後100年は終わらないだろう。それは止めることはできないし、止めるべきでもない。(途上国の)底辺層の人々の所得が上がるメリットは、先進国の所得が下がる損失よりはるかに大きいからだ。」
「日本で格差がアメリカほどひどくないのは、企業のグローバル化が遅れているからだ。しかし1ドル=70円台が定着すると、生産拠点の移転が本格化するだろう。これによって雇用が二極化し、賃金格差が拡大することは避けられない。
グローバリゼーションはすべての国を豊かにするが、すべての人を豊かにするわけではない。」
池田信夫は冷血であるだけでなく、おろかな一面も見せている。
先進国でどんどん二極化が進み大多数の人々が貧しくなれば、強烈な反発が起きて政治体制が維持できなくなるはずだ。アメリカの Occupy wall street 運動はそのような時代の始まりを告げているのかもしれない。
グローバリズムはいずれ近いうちに終焉をむかえるだろう。
そのことに思い至らないところにこの男の限界がある。
既婚女性は二人以上の子供を生んでいる。
未婚は若者の意識の変化が原因というより、経済的な困窮が主因である。
非正規雇用が激増し、低収入で身分が不安定では結婚できるわけがない。
政府とマスコミは真実がバレて政治の失敗とみなされることを恐れて、少子化は若者の価値観の変化や保育園の不足が原因であるかのように国民の洗脳を行なってきた。
なぜ非正規雇用が増えたかといえば、直接的には構造改革のせいではあるが、 もっと根本にあるのは、グローバル化だ。 世界のグローバル化の潮流に適応するための規制緩和が構造改革と呼ばれたのである。
グローバル化に伴って途上国との低価格競争が激化して労働コストを切り詰めざるを得なくなったのだ。
グローバル化はアメリカの超国家組織がたくらんだ究極の金儲け手段である。
グローバル化はアメリカ自身をもむしばみ、貧富の格差が極度に拡大した。格差のあまりのひどさに反発して始まった Occupy wall street 運動だが、いまだにグローバル化が格差の主因であることに気づいていないのは残念だ。
アメリカの超国家組織は運動の危険性を察知していち早く弾圧に乗り出した。
これによりアメリカは中国の人権侵害を批判する資格を失った。
39人が逮捕されたカリフォルニア大バークレー校の反格差運動
http://www.youtube.com/watch?v=WVkC7kRFV8c&feature=player_embedded
そして、これ、
Protesters arrested, challenged as police confront Occupy activists
http://edition.cnn.com/2011/11/13/us/occupy-movement/index.html?eref=edition
グローバル化を阻止しなければ少子化はとまらない。
グローバル化でなぜ格差は拡大するのか
世界は平等化するが先進国の雇用は二極化する
by 池田信夫
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/28663
池田信夫という冷血漢はみんなの嫌われ者だ。
なぜ嫌われるかはこの男の著作を読めばわかる。
池田信夫は格差拡大のメカニズムを正確に分析しているが、驚いたことに、格差拡大を肯定しているのだ。
そこにこの男が嫌われる理由がある。人間性を喪失したロボットのような正確さは不気味なのである。
いわく、
「 企業業績は持ち直したが雇用は回復せず、アメリカの失業率は9%を超えた。この原因は一過性の景気循環ではなく、構造的な自然失業率が上がったからだ。アメリカの自然失業率は7.5%と推定されており、景気対策でこれ以下に下げることはできない。
構造的な失業が常に生みだされる1つの原因は、新興国との競争が激化したことだ。特に製造業は新興国に生産拠点を移し、米国内の雇用は減っている。1990年以降、アメリカで創造された2700万人の雇用のうち、実に98%が非貿易財(国内のサービス業)によるものと推定されている。
製造業で職を失った労働者は、流通や外食のような海外と競合しないサービス業に移る。サービス業は労働集約的で労働生産性が低いので、賃金も低い。GM(ゼネラル・モーターズ)で働いていた労働者が失業し、ウォルマートに再就職して賃金が半分になる、といった形で平均賃金が下がったのだ。
他方、新興国では賃金が上がり、先進国との格差が縮小する。多国籍企業の海外子会社からの収益が還流するので、先進国の株主や経営者は豊かになり、新興国からの資金流入で金融機関が高い収益を上げる。この結果、先進国の格差が拡大するのだ。」
「このように先進国と新興国の格差が縮小する現象は、大収斂と呼ばれる。
(中略)
大収斂が世界の70億人がすべて自由経済に入るまで続くとすれば、今後100年は終わらないだろう。それは止めることはできないし、止めるべきでもない。(途上国の)底辺層の人々の所得が上がるメリットは、先進国の所得が下がる損失よりはるかに大きいからだ。」
「日本で格差がアメリカほどひどくないのは、企業のグローバル化が遅れているからだ。しかし1ドル=70円台が定着すると、生産拠点の移転が本格化するだろう。これによって雇用が二極化し、賃金格差が拡大することは避けられない。
グローバリゼーションはすべての国を豊かにするが、すべての人を豊かにするわけではない。」
池田信夫は冷血であるだけでなく、おろかな一面も見せている。
先進国でどんどん二極化が進み大多数の人々が貧しくなれば、強烈な反発が起きて政治体制が維持できなくなるはずだ。アメリカの Occupy wall street 運動はそのような時代の始まりを告げているのかもしれない。
グローバリズムはいずれ近いうちに終焉をむかえるだろう。
そのことに思い至らないところにこの男の限界がある。
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