つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

2月の本

2023年03月02日 | 本・・・

寒かったのがここ数日とんでもなく暖かい日があります

3月ですね…今月も良い本との出会いがありますように

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:24
読んだページ数:2025
ナイス数:146

クリスマスの幽霊 (WESTALL COLLECTION)クリスマスの幽霊 (WESTALL COLLECTION)感想
読みながら古い映画の画面のムードを思い出しがら、頁をめくっていた 煤と、汗と、ほこりと、油と、その中で起こった奇跡 幽霊は人を驚かせるばかりではなく、憂いているんだ 思いが残った場所でそれが表れているんだ 科学の進んだ今、こういう気持ちとの共存はなかなか得難いものと思うが、多様性ってこういうわけのわからないものも受け入れるということなのかもと感じた本だった
読了日:02月25日 著者:ロバート・ウェストール
失われた地図 (角川書店単行本)失われた地図 (角川書店単行本)感想
これはジャンルは何に入るのだろう 私はこの作家を勘違いしている 何か違うものを期待しながら読み始めてしまう傾向があって、今回もしばし混乱 面白いかな…へえどうなるのかなあ、とエッセンスをあじわったところで終了してしまった 取り残された問題もそのままだったなあという感じでした 「戦国自衛隊」や「ターミネーター」や「宇宙戦艦ヤマト」や、そういう作品に刺激を受けて書いたものなのかしら?この親子がどうなったのか…それを書いたものがあるといい
読了日:02月25日 著者:恩田 陸
パパは専業主夫 (子どもの文学・青い海シリーズ)パパは専業主夫 (子どもの文学・青い海シリーズ)感想
図書館の棚で見つけてひょいと立ち読みを始めたら面白く借りて帰りました 1990年ドイツではこういう児童書が作られるほどに男女平等が進んでいたということに感心した この本から30年日本はようやくここらへんなのかなと感じた本です パパが家事の技術がよくなることが解決のための大事なことだが、そこはするっと通り抜けていて残念だった まずそれはいくらページを割いても変わらない騒動になってしまうのかもなあ…ま、そういうバタバタを乗り越えてどこの国も新しい意識を根付かせてきているのだと思った
読了日:02月24日 著者:キルステン ボイエ
お寺の掲示板お寺の掲示板感想
「掲示板ハイ」になりました 最初三枚くらいは勢いで楽しく読んだのですが、そこから先が苦行になってしまいました 途中「掲示板ハイ」とあっていったん中断 そうですね少しずつ読む本です どれもこれも心に入ってきます
読了日:02月24日 著者:江田智昭
ホッキョクグマホッキョクグマ感想
この絵いいです 写真ではない…絵が描かれています 絵がこういう伝わり方をさせることができるのですね 風や水や、ホッキョクグマの揺らぎや…楽しく読みました
読了日:02月23日 著者:ジェニ・デズモンド
おにいちゃんは世界一おにいちゃんは世界一感想
大好きなおにいちゃんに寄せる弟の信頼は絶対なんですね 忘れたのかい?本当に…は、大人の目線ですね
読了日:02月23日 著者:ウルフ スタルク
ルイージといじわるなへいたいさん (児童書)ルイージといじわるなへいたいさん (児童書)感想
子どものころ こういうコメディの要素を持つ物語に良く接していた 読みながらあの時に時間を思い出していた 長い鼻のへいたいさんがする意地悪もちょっと見方を変えればなんとも優雅なもので、笑えてくるものだが、緊張感の中で行われればそれは実に残酷な表情を持つ あの時代は戦争がすべての背景にあり、それなしには語れない そんなことを感じながら、意地悪をした長い鼻のへいたいさんが掃除という罰を受けたのを読んでほっとした
読了日:02月23日 著者:ルイス スロボドキン
世界中から たっくさん!世界中から たっくさん!感想
楽しかった!本当にたっくさん!どこもかしこも…で、はたと気が付いたこの人日本人じゃないのに、こんなにイラストに描き込まれた日本語がすっきりとなじんでいる どうやったんだろう???すごいなあ これを日本語の絵本として創り上げてくれた力に感謝です
読了日:02月23日 著者:マーク マーティン
虫ガール ほんとうにあったおはなし虫ガール ほんとうにあったおはなし感想
何の気なしに手に取って、世界中からメールが届いたときに不覚にも体が震えた 良かったなあと思った 勇んで読メを開いたら、否定的なレビューを読んで少し考えてしまった 今は考えがおちついて、いろいろに感じることができる…それを否定しない そんな一冊なんだと思っている 自分が本当に好きならあきらめることはない…それをこの若き女性昆虫研究者が伝えてくれているのだと私は思います
読了日:02月23日 著者:ソフィア・スペンサー,マーガレット・マクナマラ
ここが わたしの ねるところ せかいの おやすみなさい (福音館の科学シリーズ)ここが わたしの ねるところ せかいの おやすみなさい (福音館の科学シリーズ)感想
たまたまぱっと開いたページが日本のもの 日本の方の手によるものと錯覚して眺めてしまった センスがすごいなと思っていたら…え?刺繍でこれだけのものを生み出せるんだとただただ感動しました それだけではなく絵本としても成り立っているのでさらに素晴らしいです
読了日:02月23日 著者:レベッカ・ボンド
モチモチの木 (創作絵本6)モチモチの木 (創作絵本6)感想
子どものころに読んだはずなのですが、何かと混同してしまっていたようです 改めて読んで、ああ、よいなと思いました 良い話です やさしい勇気を出した豆太にモチモチの木がくれたご褒美が最高です
読了日:02月23日 著者:斎藤 隆介
でんしゃがくるよ!でんしゃがくるよ!感想
自転車で行けるところにある最高の場所 手の届くところにあるなんでもない幸せのようなものと、そのために費やされるワクワクとした時間 楽しく読了しました
読了日:02月21日 著者:シャーロット ヴォーク
ハナはへびがすき (日本傑作絵本シリーズ)ハナはへびがすき (日本傑作絵本シリーズ)感想
織物を観るような色合いが、時に気持ち悪いと感じる爬虫類を きっとハナはこういう風に見えているんだろうなと感じるものにしている 好きなものは好き 同じ好きがいてよかった
読了日:02月21日 著者:蟹江 杏
パパといっしょパパといっしょ感想
作家のあとがきにもあったが、この「パパ」がとても魅力的です その絵にひかれてしまった 物語としては、私はもっとのびやかなものが好き…ですが、この絵に乾杯です
読了日:02月21日 著者:スーシー
王さまのお菓子王さまのお菓子
読了日:02月21日 著者:石井 睦美
ともだちになろう―シリルとパットともだちになろう―シリルとパット感想
シリルとパットのパッと飛び込んでくる絵が目に吸い付いた とても魅力的だ 初めは読まずに絵を眺めたので、2匹のネズミに見えたがそれがとても魅かれた それぞれに短所も長所もあって、二人は仲良し 傍が何と言おうと、友達は友達 また二人で過ごせるようになってよかった
読了日:02月21日 著者:エミリー グラヴェット
もうじきたべられるぼく (単行本)もうじきたべられるぼく (単行本)感想
評判が耳に入っていて、読トモさんのレビューに触発され探した うーん、どうなんだろう 私の友人に実家が牛屋というのがいる 彼女は肉が食べられない それは子どもの頃、自給自足で大人達が牛や豚を潰す現場にいたトラウマからだという 潰す瞬間より、逃げ回る牛や豚を追い詰めて、一度で倒す技の無い大人の形相が忘れられないという そんな酪農の現場を思うと、このラストにどんな思いが込められたのか、意図がはかれなかった モヤモヤしてしまった このままで、言いたい事が子どもに伝わるか私にはわからない
読了日:02月21日 著者:はせがわゆうじ
チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ (世界傑作絵本シリーズ)チェクポ おばあちゃんがくれたたいせつなつつみ (世界傑作絵本シリーズ)
読了日:02月20日 著者:イ・チュニ
ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖ご破算で願いましては: みとや・お瑛仕入帖感想
少し疲れていて、軽く読み切れるものと選びました 長太郎さん、なかなかの人と見た これから大活躍の期待あり 次を探します 魯をもつとひとがかわるお瑛も楽しみです 人の情けがからみ、思いがよじれて、なかなかだが、どうもその仕立てにあれ?そんなもの?という感じがある そういう意味でも、物語を最後まで読みたいと思っています
読了日:02月17日 著者:梶 よう子
終点のあの子 (文春文庫)終点のあの子 (文春文庫)感想
掛け違いや思い違い、すれ違いや、必死に頑張っているんだよなあ…遠い遠い世代まで来てしまった私にはまぶしかった 途中くじけたが、読みなおしたら次は読む手が止まらなかった あるよなあ、あるよ、こんな感じ 上手に描きあげている あっこちゃんのイメージが強くて読みだしの姿勢が違っていたのだろう
読了日:02月12日 著者:柚木 麻子
新撰組捕物帖----源さんの事件簿新撰組捕物帖----源さんの事件簿感想
井上源三郎を主人公というので手に取った 新選組は強烈な個性の集まりで、その中において井上源三郎はあまり目立つ存在ではなかった が、あの強烈な集団の中で存在しえた特異な人物だと思う ごく当たり前におせっかいを焼く様子が私の描いていたイメージと同じで、ふんわりと物語を読み進んだ これでどうやって最期を描くのかと心配しになったら、三太がすべてを引き受けてくれた 楽しく読んだ
読了日:02月12日 著者:秋山 香乃
ねこのおと Cat Soundsねこのおと Cat Sounds感想
鉛筆と消しゴムだけでこれだけの表現ができるのか…私は近頃はやりの細密画が好きではない これは描いている人の気持ちが伝わってくる絵だと思う ねこの立てる音が聞こえてくるようなこ気がした
読了日:02月11日 著者:西方 由美
子どもの写真で見る世界のあいさつことば―平和を考える3600秒子どもの写真で見る世界のあいさつことば―平和を考える3600秒感想
小さな薄い本 図書館のリサイクルコーナーで見つけました どこのくににも笑う子供がいて、どこの国にも幸せな挨拶の言葉がある すべてを読み終わったときにじんわりとくるものがあった 
読了日:02月10日 著者:稲葉 茂勝
頼むから、ほっといてくれ (幻冬舎文庫)頼むから、ほっといてくれ (幻冬舎文庫)感想
子どもの一人がトランポリン競技をしていたことがある 競技人口が少ないのでがんばると全国大会に出ることも視野に入ってくる そんな時間を思い出し手に取った 5人の選手がいろいろな思いを持ちながら、大人になっていくさまを描いていた 若者向けなのか、スポーツを描くとこうなるのか、もう少し読みごたえが欲しかった 恐怖との闘いのスポーツで、風景が変わらないから飽きてしまい、続けることが難しい競技でもある そんなことも書いてほしかったと思った
読了日:02月05日 著者:桂 望実

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コメント (2)
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