つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

手を挙げる

2010年09月26日 | 子育て
末っ子は小学校6年生。
「最後の」と冠がつく行事が次々と訪れ、終わっていきます。
参観日もあと数えるほどになりました。

末っ子のクラス。見た目は落ち着いています。
立ち回る子もいませんし、授業妨害するほど騒ぎたてる子もいません。
何か目に余るほどのいじめがあるというわけでもありません。
ですが、何か変です。
覇気がないといえばいいのでしょうか…。
反応がない…というのでしょうか。
うんでもすんでもないのです。手を挙げる子どもは決まった3人だけ。
あとの子は指されてもなかなか答えません。
教室は、時折動きがまったくなくなります。
先生の忍耐の時間です。

手を挙げるという行為は、確かに勇気のいるものです。
上の子どもの様子を見ていてもそれぞれに違いました。
長男は、自分の使命であるかのようになんでも手を挙げました。
長女は、ごく自然に得意科目では積極的に、不得意科目ではそれなりに。
次女は、できれば手を挙げたくない子どもでした。
末っ子は、今教室で手を挙げる3人のうち一人がこの子です。
でも、そういう状況が長いので、時に苦痛に感じることがあるようです。

全校で300人程度の小さな小学校です。
子どもたちは大人に守られて「井の中の蛙 大海を知らず」で、
その上「天の深さ」も「井戸の深さ」も見ようとしていないのでしょう。
授業が進まなくなることが学級崩壊というのなら、このクラスもそういう傾向は示しているのではと感じます。なんとかいい方向に向いてほしいと思って来ましたが、あと半年で卒業です。
担任の先生のミスリードもあったのかなあと考えてしまいます。
ですが、もう6年生です。「先生が悪い」だけで片付けられることではありません。
クラス編成というのは、教える側と教わる側の相性が一番の問題です。
相性が良ければ、水が流れるように物事が進みますが、
相性が悪いと何をしてもスムースに進みません。
でも、世の中相性のいい人とばかり仕事をするなどということが、あるはずがありません。
ものを教わるにはそれなりの礼儀があるはず。
それを肝に銘じて、わが子の残り少なくなった小学校生活を見守っていきたいと思っています。
コメント
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