スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

鹿島・扇平自然公園 市ノ池公園の桜

2018-03-31 08:19:27 | 日記・エッセイ・コラム

 春分の日を目前に控えた3月18日(日)のこと、今年は鹿島さんに花見に行こう!
という話になり、3月最終週のどこかで高砂市阿弥陀・鹿島神社一帯の、「鹿島・扇平自然公園」の南東部を構成する『市ノ池公園』を中心とした地域に行くことにしました。

 鹿島・扇平自然公園は、「標高304mの高御位山の西側にある自然公園。豊かな自然環境のなかに、一願成就の神として知られる鹿嶋神社や展望台、児童公園、ハイキングコースなどがある。春には2000本の桜が咲き乱れ、鹿嶋神社の境内や参道は花見客で賑わう。」と評されています。

<春分の日は冬に逆戻り 「寒の戻り」ピーク>

 Weather Newsによると、本州の南岸付近に前線が停滞し、3月20日から西日本や東日本の広い範囲で雨が降っています。3月21日も、本州の南岸付近を低気圧が発達しながら東へ進むため、西日本や東日本のほぼ全域で気温が低く、雨の降る一日となるようです。

 Weather Map の予想によると、東播磨・神戸地域の桜は、3月24日(土)頃“咲き始め”となり、3月30日(土)頃にほぼ“満開”を迎えるとのことです。また、25日(日)からの1週間は夏日になりそうです。

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 そうなれば花見です。今年のさくらは、全国的に平年より早く咲きそうです。

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 公益社団法人ひょうごツーリズム協会が運営しているサイトの、「ひょうごの桜情報」では、3月27日の扇平自然公園の桜は「咲き始め」「1割~4割が開花している状態」となっていました。しかし、夏日が予想されている今日(3月29日)、扇平(山岳部)以外の地域、市が池公園や鹿島神社ではほぼ満開ではないかと思います。

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 『市ノ池公園』へは、R2阿弥陀の交差点を鹿島神社方向に1.5km程北上します。

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 『市ノ池公園』に向かう途中のこの道路に沿って鹿島川に注いでいる疎水岸の桜も見事です。
 いくつもの疎水が集合し、阿弥陀交差点南で鹿島川になります。鹿島川は、R2阿弥陀の交差点南から播磨灘・曽根港に注ぐ河川です。竿池・弟池を主とし、市の池、阿弥陀新池等を水源としています。

 市ノ池公園へは、高砂市公園墓地手前の交差点を『竿池』方向に左折し守護尊寺手前の三叉路を右手に進みます。直に小さ目の池(市ノ池)が左手に見え、『市ノ池公園』と記した石碑を中央に据えた小さなロータリーに至ります。ロータリーの奥が駐車場になっており、200台駐車できます。

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 この市ノ池公園の奥(北方向)に進んでいくと、高御位山の西に位置する扇平、鷹巣崖(たかのすがけ)の中腹に入り、『四季の小径』と名付けられた山道(遊歩道)に至ることができます。この遊歩道を伝っていくと、鹿島・扇平自然公園を巡ることができ、西側のゴールは鹿島神社になります。このゴール手前、鹿島神社裏手の山上に展望台があり、絶景を満喫することができます。

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 ただし、この時期、イノシシの出没が多くなっていることから、被害を未然に防ぐ目的であったり、平成23年の山火事損失の復旧のためであったりして、鹿島・扇平自然公園はフェンスで囲われて、進入禁止となっており、鹿島・扇平自然公園展望台へは登ることができませんでした。

 鹿島さんに行ったので、鹿島神社で御朱印を頂きました。

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【関係サイト】

 ○ 株式会社ウェザーマップ さくら開花予想

 ○ ひょうごの桜情報 鹿島・扇平自然公園

 ○ 神戸観光壁紙 東播磨の桜の名所・桜の花


【関連記事】

 ○ 播磨中央公園で花見 2013年

 ○ 加西 丸山総合公園で花見  2016年










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桜前線2018年

2018-03-24 08:45:26 | 日記・エッセイ・コラム

 2月14日の春一番が話題となりましたが、気象予報会社のウェザーマップでは、1月25日には早や「さくら開花予想」を発表しています。
  よく聞くのは「桜前線」という言葉です。桜前線は今、どんどん北上しています。

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 株式会社ウェザーマップの“桜開花予想2018”によれば、3月22日(木)現在、主な地点の開花及び満開日は次のように観測・予想されています。

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***** ウェザーマップ【3月22日「ひとくち解説」】の予想は以下の通りです ***************************************

 関東から西の各地で次々と開花しています。東京周辺では見頃になってきています。
 今年のさくらは、全国的に平年より早く咲くでしょう。平年より10日近く早い地域もありそうです。
 3月最終週が高温となりそうなので、北陸や東北を中心に前回の予想よりもやや早くなっています。

 今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。このため、休眠打破は順調に進んでいて、花芽は成長しやすい状態と考えられます。この影響は暖かい地域ほど強くなります。
 一方、暖かさで花芽の成長が進む1月下旬以降、2月にかけて非常に厳しい寒さとなったため、花芽の成長は2月末時点ではやや遅れ気味だったとみられます。
 しかし、3月に入ってかなり暖かい日が多くなったため、2月の遅れを一気に取り戻す形で、平年より早い開花となっています。

*************************************************************************


〔トピックス〕

・3月15日(木)に高知で開花が発表されました。

・気象庁は2018年3月17日午後、東京で桜(染井吉野)が開花したと発表した。開花日は平年より9日早く、昨年よりも4日早かった。1953年以来、最も早い開花となった2002年と2013年の3月16日に次ぐ3番目の早さとなりました。1月下旬以降、非常に厳しい寒さとなり、3月に入ってかなり暖かい日が多くなったため、平年より早い開花となっています。気象庁の「気候変動監視レポート2016〔P.44 2.3日本におけるさくらの開花・かえでの紅(黄)葉日の変動〕」によると、1953年以降、全国平均で10年あたり1日の変化率で早くなっているとのこと。

                    気象庁「気候変動監視レポート2016〔 表紙  P.44 

・3月19日(月)、高知で平年より11日、昨年より18日早くソメイヨシノの標本木が満開となった。ソメイヨシノの満開としては、統計がある1953年以降、全国で最も早い。これまでの記録は、同じく高知の3月21日(2010年)、東京の3月21日(2002年)。高知の桜は15日に開花したばかりで、わずか4日後に満開になりました。


・3月23日(金)、兵庫県・神戸市及び山口県下関市で開花が観測されました。


≪桜前線・開花予想について≫

 「桜前線(さくらぜんせん)」という言葉はマスコミによる造語で、1967年(昭和42年)頃から用いられてきたようです。
 日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日の等期日を結んだ線図のことです。天気図の前線のように、南から北へ、高度の低い所から高い所へ、進んでいくことから、このように呼称し始めたようです。

 気象庁は、1951年(昭和26年)から桜の開花日・満開日の観測・予報の発表をしていましたが、2009年(平成21年)でこの予想情報の提供を終了し、2010年(平成22年)以降は、株式会社ウェザーニューズ、株式会社ウェザーマップ、一般社団法人日本気象協会の民間3業者が行うようになりました。
 しかし、開花・満開状況の生物季節観測情報は継続的に提供されています。

 気象庁による桜の開花日・満開日の観測は、主にソメイヨシノを標本木としています。
 なお、北海道の北部及び東部はエゾヤマザクラまたはチシマザクラを、沖縄・奄美地方は、カンヒザクラを標本木としています。

 開花のメカニズムは、花芽が前年の夏以降に形成され、秋・冬の一定期間の低温を経て春の気温上昇とともに生長して開花します。
 開花予想は、この花芽の生長が気温に依存する性質を利用して行われています。
 以前は、各地の標本木の蕾を採り、その都度重さを量る方法で各気象台が生育状態を確認していましたが、1996年(平成8年)からは、標本木観察に加え、過去の開花日や平均気温、その年の気温の状況や予想など多くの関連データを基にして、前年秋からの平均気温の積算値を考慮する方法で、コンピュータを用いて全国のデータを計算しています。

 標本木は、気象庁の標本木です。各気象台内や、その周辺にあります。

 開花は標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態。満開は標本木で80%以上の花が開いた状態とし、それぞれの状態になった最初の日を開花日、満開日としています。
 満開は、開花から約一週間後となります。




【関係サイト】

 ○ 気象庁 2018年のさくらの開花状況

 ○ 株式会社ウェザーマップ さくら開花予想

    2018年発表日
      第1回 1月25日(木)
      第2回 2月  8日(木)
      第3回 2月22日(木)
      第4回 3月  1日(木)

 ○ 一般社団法人日本気象協会 桜の開花予想

 ○ 株式会社ウェザーニューズ さくら開花情報


【関連記事】

 ○ 桜前線2014年

 ○ 桜前線2015年

 ○ 桜前線2016年

 ○ 桜前線2017年








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シュリンクフレーション?

2018-03-17 08:43:51 | 社会・経済

 普段購入・飲食している菓子・乳製品・缶詰・飲み物などの大きさが、いつの間にか小さくなっていた。

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 或いは同じ大きさの容器・包装なのに、いつの間にか内容量が減っていた。
 こんな経験をした人は最近多いのではないでしょうか。一見、これまでと同じ大きさのように思うけど何だか小さくなった或いは量が減っている。でも値段は前と同じ。
 こうした現象を英語のシュリンク(縮む)にちなんで「シュリンクフレーション」と呼びます。

 なぜ今、シュリンクフレーションが起きているのでしょう。

 クッキー、ガム、チョコレートなどの菓子類から、チーズ、マーガリン、牛乳、アイスクリームなどの乳製品、ウインナー、ハムなどの食肉加工品、カップ麺、カップスープなどのインスタント食品、缶詰、調味料にいたるまで、枚挙にいとまがない。どれも消費者になじみのある人気ブランドばかりです。

 容器ごと小さくなった商品もあれば、中身の数が減った商品もあります。容器の大きさは変わらないが、開けたら中がスカスカになっていた。或いはこのスカスカ感を目立たなくするために大き目の個別包装を施したものを大袋に入れるように変えるという誤魔化しもあります。

 「悲しい」、「切なくなる」、「騙された」、「酷い」等感情を露わにする程に、消費者のショックは大きいと思われます。

 容量が減っているのはもちろん企業の意図だが、その理由は、生産コストの上昇と個人消費の低迷という板挟みにあったメーカーが、利益を確保するためにとった窮余の策という側面が極めて強いようです。
 つまり、シュリンクフレーションは、力強さを欠く個人消費の底抜けを防ぐために企業がとる苦肉の策と言えるでしょう。
 しかし、それで良いのでしょうか?

 日本は現在、人件費が上昇しており、企業としては人件費の上昇分を製品価格に転嫁したいのが本音。
 しかし、個人消費が低迷するなか、安易に値上げすれば消費者が敏感に反応して売り上げが減少するリスクが大きい。
 従って、価格はそのままにして容量を減らすという、実質値上げだが、値上げであることがわかりにくい方法、つまり誤魔化し策をとっているようです。

 食品メーカーが商品の容量を減らす動きは、2014年4月に消費税が5%から8%に引き上げられた直後にも相次ぎました。   この時も、個人消費が低迷していました。

 最近の容量削減の動きは、人件費の上昇の他、原材料費の値上がりもあるようです。
 中国の経済成長の影響で一次産品の国際価格が上昇傾向にあり、それが日本の食品メーカーの原材料調達コストにも響いているようです。

 容量の減った商品を知らずに買った消費者が、後で気付いて「だまされた」という気持ちになり、その商品を買うのを止める動きに発展することはないのでしょうか?

 商品にブランド力があれば、他商品への乗り換えは起きないようです。

 シュリンクフレーションが起きているのは、日本企業が高度経済成長期のように儲けを二の次にして生産拡大を追求するのではなく、利益の確保を重視し始めた表れではないでしょうか?


 シュリンクフレーションは食品だけでなく、洗剤や化粧品など日用品の世界でも起きています。
 サービス業でも、例えば宅配業者が料金は変えずに人手不足などを理由に遅い時間の配達を止めたら、それはシュリンクフレーションです。
 シュリンクフレーションは様々な業種に広がっており、現在の日本企業の好決算や、株高の一因にもなっていると考えられます 。

 企業はシュリンクフレーションによって増えた利益を内部留保としてため込むのではなく、給与という形で社員に適正に分配すれば、個人消費も上向き、景気も好循環に入ると考えられます。
 景気が好循環になれば、シュリンクフレーションを止めても企業の利益は増加し続けると思われます。
 日本経済全体のために企業がシュリンクフレーションの果実を消費者に還元する必要性があると思います。










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西国三十三所霊場

2018-03-10 09:17:38 | 日記・エッセイ・コラム

 今、西国三十三所霊場巡りがブームのようです。

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 京都、大阪、奈良、岐阜、兵庫、滋賀、和歌山の二府五県にまたがる観音菩薩を巡る旅だとのことです。

 養老2年(718年)、大和国(現奈良県)長谷寺を開山した徳道上人が病で仮死状態になられた際、冥土で閻魔大王に会い、「生前の悪い行いによって地獄へ送られるものが多い故、観音の霊場へ参ることにより功徳が得られるよう、人々に観音菩薩の慈悲の心を説け」とのお告げを受け、起請文と宝印を授かって現世に戻され、その証拠でもってに人々観音信仰、及びその霊場へ参ることを勧められたとのことです。徳道上人が極楽往生の通行証となる宝印をお配りになったという場所は、観音菩薩が衆生を救うために示現された霊験所や寺院だったとのことです。

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 やがて観音霊場を巡る西国三十三所という信仰となり、西国三十三所は日本最古にして、巡礼の元祖となりました。
 今年(2018年)は、養老2年の草創から1300年を迎えることになります。

 「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味しています。
 これを観音の普門示現(ふもんじげん)といいます。
 普門示現の考え方から、六観音、七観音、十五尊観音、三十三観音など多様多種な別身を派生するに至りました。
 このため、観音像には基本となる聖観音(しょうかんのん)の他、密教の教義により作られた、十一面観音、千手観音など、変化(へんげ)観音と呼ばれる様々な形の像があります。
 阿弥陀如来の脇侍としての観音と異なり、独尊として信仰される観音菩薩は、現世利益的な信仰が強く、そのため、あらゆる人を救い、人々のあらゆる願いをかなえるという観点から、多面多臂の超人間的な姿に表されることが多くなっています。
 西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされています。

 宗教を信仰するしないではなく、私はいろんな宗教に興味はあり、信仰の対象等には興味を持っています。
 今、ブームを形成している人達も、私と同様、無信仰の方も含め、信仰云々に拘わらず、霊場を巡ること、色んな観音菩薩を観ることに意義を感じているのではないでしょうか。

 無信仰の私には、仏教の信仰行為を的確に理解することはできませんが、2015年(平成27年)11月22日、西の比叡山ともいわれている、西国27番札所の書写山・圓教寺に行きました。ここも西国三十三所霊場の一つとされています。女房の姉家族と主たる目的を紅葉狩りとして書写山を訪れたのですが、円教寺の荘厳さには圧倒されました。


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 2017年1月1日から2020年の事業終了まで、三十三所の寺院を尋ねると、『西国三十三所草創1300年記念の「特別印」』の授与を行っているようです。

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【関係資料】

 ○ 西国三十三所礼所会」プレスリリース  P1  P2  P3  P4

 ○ 西国三十三所 一覧表



【関係サイト】

 ○ 西国三十三所 巡礼の旅


【関連記事】

 ○ 書写山へ-もみじまつり








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『春一番』2018年

2018-03-03 08:49:40 | 日記・エッセイ・コラム

 2月14日(水)は低気圧が発達しながら日本海を進んでいました。
  この影響で、日本列島では強い南よりの風が吹き、北陸地方と中国地方、さらに九州北部地方(山口県を含む)で「春一番(はるいちばん)」が発表されました。

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 春一番は、北海道と東北、沖縄を除く地域で2月~3月中旬、立春~春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風のことで、各地方気象台が認定・発表します。

 春一番は、主に太平洋側で観測され、春一番が吹いた日は気温が上昇します。翌日は西高東低の冬型の気圧配置となることが多いようです。⇒ 寒くなるようです。

 2月14日に北陸地方と中国地方、さらに九州北部地方(山口県を含む)で「春一番」が発表されましたが、関東地方、近畿地方、四国地方、東海地方においての観測結果発表がなかったので、もう少し、発表があるのを待とうと思いました。

 遅れること14日、2月28日にやっと、四国地方と東海地方に春一番が吹いたと発表されました。

 更に1日遅れて3月1日、「春の嵐」が去った後に、近畿地方および神戸地域並びに関東地方で発表がありました。



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低気圧が急発達、「春の嵐」で全国的に大雨・暴風警戒  TBS NEWS 〔2/28(水)19:45〕

 急速に発達する低気圧の影響で、(3月)1日にかけて、西日本から東日本の太平洋側を中心に台風並みの強い風が吹き、「春の嵐」となりそうです。
 低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気が非常に不安定となります。このため、西日本から東日本の太平洋側を中心に局地的に激しい雨が降り、「春の嵐」となりそうです。

 関東地方は 、1日朝は暴風による交通機関の乱れに十分な注意が必要だと発表されました。

 また、別の報道では、

「春の嵐」に警戒 交通への影響は (FNN)

 前線をともなった低気圧が発達しながら日本海を進んでいることから、広い範囲で風が強まっている。このあと、関東から北海道にかけては、暴風や高波などに警戒が必要となる。

といった、内容の事も伝えられました。


 3月1日午前2時頃から、阪神間においては強風が吹き荒ぶようになりました。「春の嵐」で、日本海を、前線を伴った低気圧が発達しながら西から東、北へと進んでいます。北海道地方では、「春一番」どころか「爆弾低気圧」の居座りが懸念されています。
 東京では、3月1日朝の通勤時間帯には「春の嵐」が到来し、大変なことになったようです。

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東京、大雨から5月上旬並み最高気温に 北海道は猛吹雪   3/1(木) 10:44 朝日新聞デジタル配信

 急速に発達しながら北上する低気圧の影響で、1日の東日本は天候がめまぐるしく変化した。早朝に激しい雨が降った都心は一転して晴れ、午後には最高気温が5月上旬並みの21度まで上がる見込み。一方で、北海道や東北は2日にかけて猛吹雪が予想される。

と、報道されていました。


 「春一番」という言葉からはうららかな春の訪れを想像しがちですが、この日は強い風が吹き、翌日には冬型の気圧配置となって北よりの冷たい強い風が吹く荒れた天気となる場合があります。


油断せず強い風雨、所によっては落雪や降雪への注意が必要です。

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 「春一番」は、災害発生のリスクを伴っています。
 
 「春一番」が吹くと気温が上がり、ポカポカと過ごしやすい陽気になります。

 しかし、雪が多く残るエリアでは、気温の上昇が雪崩や融雪洪水を誘発する危険性があります。

 さらに、強風で海がしけて船が転覆したり、突風や竜巻によって釣り人が海中へ転落したりするといった事故も起こりやすくなります。

 また、山越えの風となるエリアでは、乾燥した強い風が吹くので、火災の発生に注意が必要です。










 発生条件及び認定基準は、地域・気象台により、多少異なりますが、おおむね、立春(2月4日頃)から春分(3月20日頃)までの間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇することを発生条件としています。

 広島地方気象台では、立春から春分までの間に、広い範囲(中国地方くらいの範囲)で初めて吹く、南よりの暖かく、やや強い風を中国地方(山口県を除く)における春一番としています。山陽でやや強い風が吹かない場合でも、山陰でやや強い風が吹けば、中国地方の春一番とすることがあります。

 「春一番」が観測されたとき以降、同じ年に同様の南風が複数回発生した場合、俗に「春二番」「春三番」と呼ぶことがありますが、気象用語ではなく、気象庁もそのような発表はしません。


<2018年春一番のお知らせ>

北陸地方 中国地方 九州北部地方(山口県を含む)

四国地方 東海地方 近畿地方 神戸地域 関東地方




【関係記事】

 ○ 風と高波及び大雨に関する全般気象情報【第2号】 ( 2018年2月28日 5時05分 気象庁


【関連記事】

 ○  春一番

 ○  『春一番』2014年

 ○ 春一番2015

 ○  『春一番』2016年

 ○  『春一番』2017年








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