
11月13日プレイリスト
「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. いのちの最後のひとしずく / KinKi Kids "K ALBUM" '11
2. WALK DON'T RUN~PERFIDIA~LULLABYE OF THE LEAVES / THE VENTURES "IN JAPAN" '65
3. ROCK AND ROLL GANGSTAR / AALON "CREAM CITY" '77
4. THE NIGHT OF THE WOLF / AL FOSTER BAND '75
5. FOOL THAT I AM / ETTA JAMES '61
6. TENDER LOVING PAIN / LUVENIA LEWIS '69
7. I'VE GOT NO MORE TO SAY / THE THOMAS GROUP '67
8. いのちの最後のひとしずく / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ホールツアー「JACCS PRESENTS 山下達郎 PERFORMANCE 2011-2012」の初日が開いた。先週11月6日(日)が千葉県市川市の市川市文化会館、木曜日が栃木県の宇都宮市文化会館。東京近郊からはじまり今日は群馬県前橋市のベイシア文化ホール大ホール。今週から本当の意味での旅がはじまり、16日(水)、17日(木)は神戸国際会館こくさいホール。来年5月まで64本の長丁場のツアー。「いよいよはじまりました。気長に行ってみたいと思います」と達郎さん。
・「棚からひとつかみ+リクエスト」
先週までずっーとリクエストでやってきたが、ツアーの幕開けは準備があるので今週はリクエストのハガキを読む余裕がないとか。今週はレギュラー・プログラムの「棚つか」とリクエストに応えるプログラム「棚からひとつかみ+リクエスト」。最近達郎さんが買ったシングルを紹介するそうだ。
・いのちの最後のひとしずく
先週11月9日にkinki kidsの通算11枚目のアルバム『K album
・WALK, DON'T RUN~PERFIDIA~LULLABY OF THE LEAVES
リスナーからのリクエスト。1965年のヴェンチャーズの大ヒット・アルバム『VENTURES IN JAPAN』から冒頭に入ってるメドレーで「急がば回れ~パーフェディア~木の葉の子守唄」。先週の1曲目がジェフ・ベックの「WALK, DON'T RUN」だったので今週はヴェンチャーズと達郎さん。
・ライヴ関係の質問
リスナーから「最近のコンサートでは洋楽のカヴァーをアカペラ以外でやらないのはどうしてですか」という質問。
「オリジナルが多くてカヴァーをやる時間がないのです。オリジナルもだいぶ削らなくてはならないのでですね(笑)。やりたい曲が多すぎますので、本当に曲を選ぶのはなかなかたいへんでございます。思うように最近はカヴァーをやれませんが。機会があれば。それのためにライヴハウスとかそういうのでやろうかなという。でもそうすればご覧になられる方が少ないとうことになりますので、押すに押せず、引くに引けずという感じでございます。ブツブツ言いながらやっておりますが」と達郎さん。
・ROCK AND ROLL GANGSTAR
エイロン・バトラーという人がリーダーの4人組の黒人のバンド、エイロンの1977年のアルバム『CREAM CITY』から「ROCK AND ROLL GANGSTAR」。アニマルズのエリック・バートンがこのバンドを見出してデビューさせたとか。
・THE NIGHT OF THE WOLF
達郎さんが最近買ったシングル。ボロボロだったので買い直そうと思っていたところ、コンディションのいい安い出物を見つけたのだとか。マイルス・デイヴィスなんかで演奏しているアル・フォスターというドラマーのバンド、アル・フォスター・バンドの1975年のインストゥルメンタル曲「THE NIGHT OF THE WOLF」。イギリスのケブ・ダージという有名なDJが世に広めた張本人だとか。
・落語のCD
リスナーからの質問で「ツアー先に達郎さんの好きな落語のCDを持って行きますか?」という質問。
落語のCDは全部iPodに入れててそれを持っていくのだとか。
・FOOL THAT I AM
リスナーからアデルがカヴァーしていた「FOOL THAT I AM」のオリジナルにリクエスト。
アデルは1988年生まれの女性シンガー・ソングライター。セカンド・アルバムが世界で1200万枚くらい売れたとか。バーゲン品でエッタ・ジェイムズのアルバムを買って、その中に入ってた「FOOL THAT I AM」を聴いて歌手を志したそうだ。チェス・レコードを題材にした映画『キャデラック・レコード』でビヨンセが演じて最近日本でも名前が知られるようになったエッタ・ジェイムズ。ロサンジェルス生まれで12,3歳の頃からステージに立ちはじめたが、酒とドラッグに溺れるようになり、その後、シカゴのチェス・レコードと契約してから大シンガーになってゆく。1960年代にシカゴで活躍した。「FOOL THAT I AM」は1961年、R&Bチャート14位、全米50位。そんなにヒットしてないがこの曲といえばエッタ・ジェイムズ。オリジナルはたぶんレイブンスかもしれないと達郎さん。
・『ツアー』で棚からひとつかみ
来週はツアーがはじまったのでツアーにちなんだ曲をいろいろ持ってきて「『ツアー』で棚からひとつかみ」。旅ネタの曲の特集。
・TENDER LOVING PAIN
達郎さんが最近手に入れたサザン・ソウルのシングル。
ラベニア・ルイスは全くの無名シンガーでテキサスのシンガーだと言われてる。プロデュースはヒューイ・P・モー。いわゆる「クレイジー・ケイジャン」というあだ名を持つテックス・メックス、フレディ・フェンダーやダグ・サームという白人もの、初期のB.J.トーマスから、こういう黒人ものまで幅広いプロデュース能力を持つ人だったが、惜しくも今年の4月に亡くなった。1969年のシングルで「TENDER LOVING PAIN」。
・I'VE GOT NO MORE TO SAY
リスナーからのリクエスト。1967年のトーマス・グループの「I'VE GOT NO MORE TO SAY」はP.F.スローンとスティーヴ・ヴァリのコンビの作品。曲自体は前年にグラス・ルーツがアルバムに入れていた。スローンのデモもCD化されているが、トーマス・グループのヴァージョンだけ未CD化。オリジナル・シングルがデジタル・プロセッシング。
・いのちの最後のひとしずく
ニュー・アルバム『RAY OF HOPE
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月20日は「『ツアー』で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp