Sunday Songbook Playlist

2007年02月25日 | Sunday Song Book

<02月25日プレイリスト>
[「100%リクエスト」]
明日のない恋/竹内まりや 3月7日発売ニュー・シングル
WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY/THE PEPPERMINT RAINBOW '69
YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG/ROY CLARK '69
YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)/THE STYLISTICS "ROUND 2" '72
ACADIAN DRIFTWOD(LIVE)/THE BAND "THE LAST WALTZ" '02
人生の扉(CM VERSION)/竹内まりや '07
GUABI GUABI/GEORGE SIBANDA
シングル・アゲイン(2007 New Remaster)/竹内まりや '89
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
レコーディングは佳境に入ってきた。毎日、毎日スタジオ暮らし。締め切りが迫ってきたので一所懸命製作にいそしんでいるそうだ。

・明日のない恋
3月7日発売のニュー・シングル。
日本テレビ系で火曜日の午後9時から放送されている「火曜ドラマゴールド」の主題歌。「火曜サスペンス」から長らく続いた火曜日の2時間枠も今年の3月一杯で終了となるそうで、その最後を飾るテーマ・ソングとして、竹内まりやの新曲「明日のない恋」が1月9日より使用されている。かつて「火曜サスペンス」時代に竹内まりやは「シングル・アゲイン」(1989年)、「告白」(1990年)と2曲作品提供しているので、今回のシングル「明日のない恋」はスペシャル・エディションで、「シングル・アゲイン」と「告白」のリマスター・ヴァージョンとそれぞれのカラオケの全6曲を収録して、1000円のお買得パッケージとなっている。
「明日のない恋」のパーソナルは、ドラムは今回コンピュータ・ミュージックなのでマシン。パーカッションはラテン・フレーバーなので浜口茂外也さんにお願いしている。ギターは山下達郎。アコースティック・ピアノは珍しく佐藤博さん。いつもの一発で聴けばわかる特徴的なフレーズが出てくる。ストリングス、ブラス関係のオーケストレーションは服部克久さん。

・WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY
ペパーミント・レインボウは'60年代の後期に活躍したメリーランド州ボルティモア出身の男女混成のグループ。「WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY」は1969年のデビュー・ヒット。全米32位。ソフトロック傾向の曲。曲を書いたのはアル・カーシャーとジョエル・ハーシュホンで、モリー・マクガバンの1973年のNo.1「モーニング・アフター」(映画『ポセイドン・アドベンチャー』の主題歌でアカデミー賞を獲得した)の作曲者。プロデュースはポール・レイカー。バブルガム・ポップの立役者でスティームの「ナ・ナ・ヘイ・ヘイ・キス・ミー・グッバイ」、レモンパイパーズの「グリーン・タンバリン」などプロデュースしている。「サンシャイン・ポップ然とした'60年代の後期のアメリカン・ポップの名曲でございます」とタツローさん。

・YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG
イ・ビョンホン主演の『夏物語』の韓国上映のエンディング・ロールにロイ・クラークの「YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG」が使われたが、日本では著作権の関係で別の曲に差し替えられた。
ロイ・クラークはカントリーのフィールドの人で、ギタリスト、バンジョー・フィドル奏者。大変なテクニックを持っているが、歌っても渋い声で、カントリー界の重鎮。「YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG」は1969年全米19位となった。カントリー・チャートではベステンヒットとなった。もともとはシャンソンで、シャルル・アズナブールの作品に英語詩を付けた。過ぎてゆく若さへの郷愁を歌っている。

・YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)
リスナーから「春にぴったりなスタイリスティクスの曲」というリクエストに、タツローさんは「寝技でいってみます。トム・ベルの曲じゃないやつ」と選曲した。
バート・バカラック/ハル・ディヴィッドが書いた曲のカヴァーだが、トム・ベルがアレンジするとまるでオリジナルのように聴こえてしまうのだという。トム・ベルのアレンジャーとしてのセンスが発揮された「YOU'LL NEVER GET TO HEAVEN(IF YOU BREAK MY HEART)」。シングル・カットされて1973年全米23位。もともとはディオンヌ・ワーウィックの1964年のヒット曲。
「"私に冷たくしたらあなた天国に行けないわよ"というオソロシイ曲」とタツローさん。

・花粉症
タツローさんはまだ花粉症になってないそうだが、毎年何人かずつ増えてゆくが食品添加物のせいかもしれないと考察。毎冬、かぜ予防の対策のために鼻うがいをやっているそうだ。生理食塩水で鼻の穴を洗浄するのだが花粉症にも効くという。友人に勧めると花粉症がかなり改善するという報告が来ているのだそうだ。

・ACADIAN DRIFTWOD(LIVE)
2002年に出たザ・バンドの『ラスト・ワルツ(完全版)』から未発表ヴァージョン。「アケーディアン」はアカーディア(カナダ東南部の旧フランス領植民地)の流浪の民を差す。
「ちょっと長いんですが最高の演奏、最高の歌が聴けます」とタツローさん。

・人生の扉(CM VERSION)
協和発酵のCMソングで竹内まりやの新曲「人生の扉」がながれている。CMサイズは曲の歌いだしのところで、まだミックスが終ってないので、そこまでしか出来てないそうだ。この楽曲は現在製作中のアルバムに収録される予定とのこと。アルバムの中核となるナンバー。シングル・カットはされない。演奏は「シンクロニシティ」と同じセンチメンタル・シティ・ロマンス。ベースは伊藤広規、山下達郎のアコースティック・ギター。

・GUABI GUABI
「GUABI GUABI」という曲は1960年代の前期にニューヨークあたりのフォーク・シーンでかなり歌われた曲。アーロー・ガスリー、ランブリン・ジャック・エリオット、タージ・マハール、ジム・クウェスキンといろいろな人のレコーディングが残っている。元を辿れば南部のアフリカのフォーク・ソング。1940年代の終わりにアフリカの現地の音楽を録音する作業が大規模に行われ、その時に発見された曲。
ジョージ・シバンダという南部アフリカ南ローデシア出身の人が歌ったフォーク・ギターのヴァージョンがSPで録音され残っている。それが'60年代のフォーク・リバイバルの時に発見されていろいろな人に歌われてポピュラーになり、ブロードウェイの舞台にも乗った。
現在はCD化されているが、1枚の写真も残ってないし、アフリカ語なので歌詞の内容もよくわかってない。"GUABI GUABI"というのは人の名前だそうで、その人に呼びかけながら、僕はガールフレンドがいる、僕は彼女を愛していると、ガビガビに自分の彼女のことを話しているという。1950年頃のレコーディング。

・シングル・アゲイン(2007 New Remaster)
今回のシングル「明日のない恋」のカップリング。1980年代当時のレコーディングでは歌が小さく聞こえるので、歌を少し上げたそうだ。バランス的に上げて作ったとか。

・告知
来週はひなまつり前後なので恒例のガール・シンガー、ガール・グループ特集。
3月はリクエスト特集を重点的にやりたいそうだ。
先週か今週で750回を迎えているはずとのこと。

・バースデイ・メッセージ
僕から友人に送った「Happy Birthday」のメッセージが読まれました。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
03月04日は、ひなまつり恒例「ガール・シンガー、ガール・グループ特集」

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2 コメント

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Unknown (ひらやま)
2007-02-25 23:02:15
Acadian Driftwood最高。
三人のヴォーカル回しがあれだけ堪能できる曲はたぶんない。そしてその背後にたゆたうジョニ・ミッチェルが隠し味。目立つけど。
この曲だけで完全版買って良かったと思える。
Acadian Driftwood (どい)
2007-02-25 23:59:15
「沸き立つようなグルーヴのザ・バンド。真骨頂の演奏でした」とタツローさん。
ラジオで聴いてるとヴァン・モリソンが歌ってるようにも聴こえました。クレジットを確認するとリード・ヴォーカルはリチャード・マニュエル、レヴォン・ヘルム & リック・ダンコでした。ヴァッキング・ヴォーカルがニール・ヤングとジョニ・ミッチェル。そうするとレヴォン・ヘルムなのかな。

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