Sunday Songbook #1624

2023年11月26日 | Sunday Song Book

2023年11月26日プレイリスト「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
1. 君の居場所 (Have a Good Time Here) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. BLUE MOON / THE MARCELS '61
3. I'M SO IN LOVE WITH YOU / THE HARPTONES "LOVE NEEDS" '82
4. MY JELLY BEAN / BOBBY & THE CONSOLES '63
5. UNTIL THEN / THE PENTAGONS '62
6. BRING ME LOVE / THE CLOVERS '56
7. JUST TO BE WITH YOU / THE PARAMOUNTS '63
8. BABY TALK / THE LAURELS '58
9. DON'T ASK ME TO BE LONELY / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 3" '99
10. SHE'S GONE (WITH THE WIND) / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 0" '00
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■内容の一部を抜粋
・近況
東京は気温差の激しい一週間で周りはみんな風邪を引いているそうだ。特に若い人たちが多くてインフルでもコロナでもない風邪。

・ドゥー・ワップ・リクエスト特集
先週の「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」の延長で今週来週の二週間は「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」。

・君の居場所 (Have a Good Time Here)
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/「君の居場所 (Have a Good Time Here)」

・BLUE MOON
ザ・マーセルズはピッツバーグの黒人白人混成のグループ。「BLUE MOON」は1961年、全米NO.1。スタンダード・ナンバーをアップ・テンポのドゥー・ワップに変身させて大受けした。先週オンエアしたザ・バインダーズのコーネリアス・ハープがリード・ヴォーカル。今、マーセルズの「BLUE MOON」をCDで探せばほとんどステレオ。でも「BLUE MOON」はモノラルでないと迫力が出ないのでオリジナルのモノラル・ヴァージョン。

・I'M SO IN LOVE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップにリクエスト。1982年のザ・ハープトーンズのアルバム『LOVE NEEDS』に入っている達郎さんの大お気に入りの一曲「I'M SO IN LOVE WITH YOU」。リアル・ステレオのいい音。

・MY JELLY BEAN
続いて今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。「MY JELLY BEAN」にリクエスト。1963年の曲で歌っているのはボビー&ザ・コンソールズ。ボビーさんの本名はボビー・ペドリックで、のちのロバート・ジョン。子どもの頃から子役で働いていて、70年代にロバート・ジョン名義で「ライオンは寝ている」が大ヒットして日本でも知られるようになった。「MY JELLY BEAN」は60年代初めのホワイト・ドゥー・ワップのムーブメントの中から生まれた一曲。

・UNTIL THEN
ザ・ペンタゴンズはウェスト・コーストの黒人ヴォーカル・グループ。最末期、1962年の「UNTIL THEN」。

今日かけてる曲は2018年に達郎さんが監修して発売になった『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』に、権利関係で入らなかった曲ばっかり。

・BRING ME LOVE
ザ・クローバーズはアトランティック・レーベルの代表的なグループ。1956年のシングル・オンリーの「BRING ME LOVE」。

リクエストした質問魔のリスナーから「レスラー界、相撲界のご贔屓を教えていただけますか?」という質問。
プロレスはアントニオ猪木さん。「初めて卍固めをやったときのあの興奮は。スゲェ! 相撲はもう富士櫻関。突き押しの富士櫻関ではじまり富士櫻関で終わったという。そういう感じであります」と達郎さん。

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」オリジナルフレーム切手
「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のリリースを記念してオリジナルフレーム切手を販売する。63円切手が10枚で1シートになっている。山下達郎オンラインショップにて11月27日18時から販売開始。山下達郎オンラインショップのみの限定販売となり、郵便局では販売しない。詳しくは山下達郎オンラインショップにて。
https://shop.fannect.jp/tatsuro/pc/syousai.asp?item=SCYT000397

・JUST TO BE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。もともとは1959年のザ・パッションズのヒット・ソング「JUST TO BE WITH YOU」。この曲をカヴァーしたのがザ・パラマウンツ。1963年のリリース。ザ・パラマウンツはたくさん同名のグループがいて、これはニューヨークのブロンクスの白人ドゥー・ワップ・グループだというデータが80年代、90年代にあった。最近はそうではないという話がネットに出ており、実際4つのザ・パラマウンツが存在している。テネシーのグループはロバート・ナイトが率いる黒人のグループ。声の感じだと白人のような感じがすると達郎さん。

・BABY TALK
ザ・ローレルズはブルックリンの白人ヴォーカル・グループ。1958年のシングル「BABY TALK」をウェスト・コーストのジャン&ディーンが翌1959年に出してベスト10ヒットになった。

・DON'T ASK ME TO BE LONELY
達郎さんの1999年のアルバム『ON THE STREET CORNER 3』に入ってる「DON'T ASK ME TO BE LONELY」。もともとはニューヨークのドゥー・ワップ・グループ、ダブスの1957年のヒット曲のカヴァー。

・未来都市を想定したセット
ライヴに関する質問で「ステージのセットの建物の書体がどれも個性的な書体で解読できなかったのですが、あの4つの看板は何と書いてあったのか教えてください」。
未来都市を想定したセットなので完全なフィクション。デザイナーが勝手に考えたもの。

・ゴジラ
ライヴに関する質問。「この度、『ゴジラ −1.0』が公開されましたが来年のコンサートからゴジラが三体に増えるのでしょうか」。
達郎さんのステージには1953年のゴジラとシン・ゴジラのフィギュアが飾ってある。「今回の『ゴジラ −1.0』のゴジラはデザインがあんまり好きじゃない。私が好きなのはとにかく初代のゴジラと、でもシン・ゴジラはよかったので、その二つを飾っています。三体にはなりません。このまま二体のままです。よしなにひとつ」と達郎さん。

・SHE'S GONE (WITH THE WIND)
達郎さんの『ON THE STREET CORNER 0』のアナログから「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」。1999年に『ON THE STREET CORNER 1』と『ON THE STREET CORNER 2』をリマスターで再発し、そのときに『ON THE STREET CORNER 3』も出し、アナログ盤も3枚出した。そのアナログ盤を3枚お買い上げになった人に『ON THE STREET CORNER 0』というアナログ盤を進呈した。レアものが入っていて「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」はファイブ・サテンズの作品。アカペラでやろうとしたがメロディの構造に問題があってアカペラではできなかったので、演奏付きで作った。数少ない演奏付きの達郎さんのドゥー・ワップ・ヴァージョン。このアナログ盤に収録されたのは歌が最終的にOKを出したやつじゃない仮歌なので「リハーサル・ヴァージョン」となっている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月03日は、引き続き「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

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