良いことも限度がある

ボランティアでバザーをお手伝いする事があるが、殆どの場合収支はマイナスであろう

最近は利益を出している事が当たる前だとも言われるようになった

今年も秋のイベントの準備会議が開催され始めた

全て自己財源で賄うので、収支は大変である

今年初めて参加するボランティアチームから申し込みのあったアクティビティは大赤字が前提だった

代表はPRの為には有効で大切だと孟アピールするので、仕方無く今回は許可することになった


私はボランティアも収支を考慮すべきだと一貫して主張してきた

利益を出せなくても損がでない点はクリアしたいのだが、今回のはやればやる程赤字が増える

お金さえあれば大盤振る舞いしたいのだが資金の限度がある


気持ちは限度無しにと言いたいが、残念ながら例え良いことでも限度がある場合もあるのだ

風評に振り回される

風評というのは恐ろしいものだ

自分の把握できていない所で、どんどん話が間違った方向へ進んで行く

それを信じた人からは頓珍漢な意見や問い合わせがくる


先日、職場の御老十から、いきなり変なご意見を頂戴した

まるで私が八方美人的にいい加減な事を言いふらし、それもバラバラな内容だと言い、凄い剣幕で迫ってきた

思い起こせば私もそれらしい話を耳にしていたし、実際に質問を受けたことがあった


私は御老十の意見に対して冷静に順を追って説明をしたが納得しない

しかし、説明をして行くに連れて御老十の意見の方向が変化して行き、最後に御老十は、関係者を一同に集めて説明しろと自ら落とし所を作ってきた

どうやら、ご自分が一部の意見だけを聞いて決めつけて判断した事に気付いた様だ


関係者を一同に集めて説明したところで、勝手に広がった内容については説明の仕様がない

従って、改めて現状をお話しすることになるが、広がって勝手に思い込んでしまった方にとっては梯子を外されたと同じで納得出来にくいだろう

まあ、こにまま放置しておいても、いずれ問題にでもなれば説明しなければならないので、御老十の顔を立てて従うことにした


現在はネット社会で情報が飛び回っている

その情報が全て正しい訳ではない事は誰もが承知しているが、一旦、思い込んでしまったものは、それが前提となってしまう

ネットの無い時代にも風評はあったが、自分自身で確認するのが当たり前だった

それがいつしか変化してしまった

私は今回の風評は気にしていないが、直ぐに話に乗ってしまう社会性が問題だと思う

冷静になって考えれば理解出来るのにと、残念に思う

逆転の立場

いつものようにネットニュースを観ていたら気になる記事を見付けた

古い記事だが長崎新聞に投稿されたもので、日本と韓国を入れ替えて歴史を綴ったもの

この記事の狙いは、今までの歴史の事実を日本と韓国を入れ替えて読んだとき、あなたはどう感じるのか？というものだった


昔、韓国が武力で日本を併合し日本人を強制的に徴用した

韓国は敗戦し日本人は韓国籍を放棄させられて追放され、２０年後に未だ民主主義が定着していない日本に対して玉虫色の経済協力を餌に終わりにさせた

それから数十年経過し日本人の徴用工たちが韓国企業に対して直接損害賠償を起こし最高裁で勝訴したが、韓国は終わった話を蒸し返すな！日本は話が出来る相手ではないと一方的に断交を打ち出すようになった

今年の５月に掲載されたものだが、投稿した方の真意が判らなかった


日本と韓国を入れ換えたら韓国の気持ちが理解できるとでも言っているのだろうか？

いくら入れ替えてみても、それが事実でないので理解しようがない

そもそもノンフィクションならば、どうだっていい話だ

韓国がしているのは事実をねじ曲げて自国に都合の良い解釈をし、日本に対して、いちゃもんをつけている事

その真実を世界中が確認し、韓国はそう見られている事実を自覚していない事が問題である

何度も言うが、それは韓国の大統領の問題であるのだ

新聞にしても、愛知の展示にしても、本来正しくあるべき組織が間違った事を行っているのを気付かないのだろうか

私はこの記事を書いた著者を責めるつもりはない

それこそ表現の自由だからだ

私はそれを世間に対して、どう公表するかは、その組織の見識と責任だと強く思っている

薬の医療保険見直し

一部の薬品が医療保険から外されるししんが出された

確かに私の母は診察の度に毎回大量の薬を貰ってくる

何のお薬か訊ねてみたが、漢方の風邪薬やシップ等の持病以外の薬も多く含まれている

高齢者は１割負担だから只みたいな金額だ

母も主治医から欲しいか？と問われれば「はい」と言うしかなく、推測だが薬の多くは使われないでいるのではないかと思っていた

医者も薬のピンはねで利益を出しているだろうから、気楽に処方しているのではないかと邪推していた

従って、益々医療費の国庫支出は増え続けていくだろうと心配していた

今回の見直しはこういった私の邪推が現実になった気がした


今回の見直しは団塊の世代が75歳に到達し増える医療費を押さえる為の措置というが、団塊の世代が悪いのではない

その後はどんどん減って行くのである

そうしたら又、見直して保険適用に戻すのだろうか？

目の前の事象に振り回された急場凌ぎの策にしか思えない

想い出の写真

癌で闘病している兄のように慕う先輩に想い出の写真をアルバムや額に入れてプレゼントした

その方は取り引き先の技術部の方で色々とお世話になっていた

親しくなってから３０年位だろうか

タイ工場の再建を見事成し遂げられた時代に幾度か訪れた

タイの事情を指導頂いたり、ゴルフの師匠でもあった

しかし、その方は本社の役員に嫌われ早期の退職に追いやられた

その後はタイに住み続け日系企業に就職していた

５年程前に癌が見付かり重量線治療を受け一時は回復されたが、再発して再び治療を受けている


現在は固形物が食べられず痩せて体力が低下したが、奥様の献身的な看病で会話もしっかりできている

プレゼントした写真をとても喜んで頂いて病室からお礼の電話があった

電話口では泣いているのが判った

私も泣いた

そして、又、会いに行く事を約束して電話を切った

喜んで頂いて本当に良かった