光が影をつくっていく
影は光を従者にしたようだ
大切なことは残しておくといい
その言葉を受け入れるように
黒が大きくなっていく
そしてボクは
光と影のすき間にもぐりこんで
今日はどっちにつくかを考える
街は静かだ
カーテンをひく音がする
壁時計が時を刻んでいく
影が強くなると 何かが遠ざかる
あの人は
終わった今日から
自分を引き離しはじめたようだ
やがて
光も影も消えてなくなり
そしてまた立ちあがる
光と影
あっちとこっち
なにも区切られてないのに
まったく違う同志が
またよりそって
顔のない物語をつくっていく
今年もよろしくお願いします。
Copyright ©2024 a day beginning and end All Rights Reserved