アレブリヘとは
アレブリヘとは「空想的な生き物」の工芸品のことである。典型的なアレブリへはメキシコ市で制作される怪物の紙人形だが、
オアハカ州の木彫も形や色彩が「空想的な生き物」を思わせるため、アレブリヘとよばれるようになった。
アレブリヘの発展
マヌエル・ヒメノスの成功の後、アラソラ村では彼の息子や甥を中心に木彫がさかんになった。近隣の村でも1970年代半ば
からメキシコ政府の振興策により木彫制作が普及した。それにつれて作風はしだいに色鮮やかで複雑になってきた。
制作風景
メキシコ、オアハカ州、サン・アントニオ・アラソラ村で、マヌエル・ヒメネスの息子、アンへリコとイサイマスは父から木彫制作の
技術を受け継ぎ、現在はひとつの工房で共同制作をしている。彼らの作品には、今は亡き父の名前もいっしょに署名されることがある。
作品を紹介します。地域はオアハカ州、国名はメキシコ、年代は2010年収集です。
木彫(シチメンチョウ)制作者:M・ヒメネス、A・ヒメネス、I・ヒメネス 木彫(イヌ)制作者:M・ヒメネス、A・ヒメネス、I・ヒメネス
木彫(ウサギ)制作者:アンへリコ・ヒメネス、イサイアス・ヒメネス 木彫(ジャガー)制作者インドロ・クルス
木彫(ネコ)制作者:アルマンド・ヒメネス 木彫(アルマンジロ)制作者:アルマンド・ヒメネス、アントニア・カリー
木彫(ラッコ)制作者:モイヒス・ヒメネス 木彫(ペンギン)制作者:アルマンド・ヒメネス、アントニア・カリー
END