津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■明治の改名

2017-11-19 22:35:35 | 熊本地震

 あちこちのお宅の先祖附を読んできたが、最後のご当主についてその名が官名や国名に由来している方々は、一斉に名前を変えられている。
簡単な所では「衛門」「大夫」「兵衛」等々である。「助」等もある。いろいろあるが 百官名 をご覧いただきたい。
明治三年十一月十九日の太政官布告(第845)の「国名並びに旧官名をもって通称に相用い候儀停められ候事」による。

現在あるお宅の先祖附を見つけている。「改正禄高等調」での名は「次」とあるのだが、この方の先祖附が存在しない。
家禄250石のお宅の先祖附が存在しないのはおかしい。処が細川家家臣略系譜を見ると同姓で「右衛門・兵衛」と名乗っておられるお宅がある。
官名等の使用が出来なくなり「次」と改名された可能性は大いにある。
図書館に出かけ「先祖附」を拝見すると、最後の当主(明治三年)と改正禄高等調にある明治七年当時の当主の名前が一致しない。
さて困った。家禄・家紋などからすると同じお宅であることは間違いないのだが、同一人物でなければ親子か兄弟か・・・困った。

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