津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読む・集英社新書「江戸の経済事件簿―地獄の沙汰も金次第」

2015-10-01 21:13:41 | 書籍・読書
江戸の経済事件簿 地獄の沙汰も金次第 (集英社新書)
 
              集英社

内容説明

赤穂浪士に始まり、歌舞伎や近松門左衛門の文楽、落語などに出てくる、江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事。江戸文化研究家が、それらが描かれた歌舞伎、文楽、落語、浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説する。豪商から貧乏サムライ、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて、資本主義の行き詰まりがささやかれる今、経済と金の実相を江戸に学ぶ。

目次

第1章 江戸経済の流れ(江戸時代初期の経済;木綿と絹に見る交易と生産;享保の改革;江戸と大坂;十八世紀後半の経済;化政(文化・文政)期以降の経済
江戸時代の貨幣)
第2章 庶民の暮らし(町人の暮らし;町人の公役と冥加金;歌舞伎の興行;江戸庶民の金銭観)
第3章 商人の興亡(豪商の没落;三井が大成長した理由;奢侈禁止令と町人の工夫;近松作品と金)
第4章 武士のふところ事情(大名家の石高と序列;武士の給料;下級武士のアルバイト;借金棒引き令;頻発する武士の犯罪;身分の売買)
第5章 江戸時代の金融と商習慣(江戸時代の金融;賄賂;棒取り・節季;寺社の商法)

著者紹介

赤坂治績[アカサカチセキ] 
1944年山梨県生まれ。江戸文化研究家、演劇評論家。劇団前進座、「演劇界」編集部を経て独立。歌舞伎、浮世絵をはじめ江戸文化を中心とした著述を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

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