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ィ敵
武者共あまた見へ申候其武者とも城の方へ馬かけ廻し
いせい仕りたり妙庵公大手御門外の馬場と申所
ィ参候と
より御覧候てあ連打懸見申候へきよし被仰付候て
庄
三戸屋四兵衛大野弥十郎村野勝助上林助兵衛日置
新 有
善兵衛加藤勢助北村甚太郎同勘三郎此衆二橋と云大川有
イサツ 大■■ ィ是有
其川上尓いさつと申在所は九文明より此方城より三町余有
ィ上林
之其村先へ右之者共参鉄炮放しかけ申候日置加藤ハ川端の ハ ィな九ハ
土手能上より立放尓打申候我等兄弟ハ川の瀬常々案内者ニ而
下より ツメ
川を渡り越し右の衆より一町斗罷出兄弟ハ代ル/\能つもり
候
打申候何連も玉行能きひしく参り候やらん俳価候敵とも
皆々村中へ引退申候其時妙庵公より何連も働御見届被
万
成候間急引取候へとの御使として吉山福満と申仁被下候尓付
皆々引申候妙庵公幽斎公へ被仰上御悦喜被成候事
6
一、明ル廿二日之朝西南の嶺より昇とも谷へおろし敵銘々の
陳所を定る躰尓見へ申候城より巽尓當り若狭海道尓大内
と申在所あり城より間十二三町斗有之其上の嶺尓山崎
左馬小出大和昇見へ申候左馬昇ハ白黒段々也此昇皆谷
尓下り陳取と見へ申候彼所へ大筒打候て見可申由妙庵公私へ
被仰付候間則妙庵公御矢倉より山崎左馬昇を當て大筒三
ッ放かけ候へ共敵少も驚く躰見へす此方より矢倉塀さ満より
候 メ よき
物見衆数多候つ連とも玉行見届不申候四ッ目の玉たん所へ参り候哉
昇共殊之外騒見へ申候尓付て其積尓て又一ッ打申候へハ人数騒昇
ニゲ
差物皆々元トの嶺へ引上り北込申候妙庵公御悦無限候夫より
敵近く寄申候へハ私尓被仰付度々打除申候後尓は竹多ば尓て付
寄申し候事
(五) ストクチ
一、同廿三日之朝西の方大橋の向惣かまへの簀戸口へ小野木縫殿人