続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

祈り。

2014-01-18 06:41:04 | 日常
 ざわざわと胸の中に去来する雑多な思い、全てを取り払っても拭えないのは近親の無事である。
(みんなは元気に暮らしているだろうか。どうか健康で明るく笑える日々でありますように!)

 要らぬ心配かもしれない。それでも胸の奥底で案じている。


 サークル仲間のKさん、教室に入ってくるなり、
「息子がね、大怪我をしたのよ」と、驚くべきことを言った。
「工場の鉄板に引きずられて・・あわやと言うところを、隣の人が気づいて停止ボタンを押してくれたの」
「・・・」
「『お母さん、やっちゃったよ』って帰ってきたときは・・・」
「でも無事帰ってきたのね」
「そうなの、それでも腕の摺り傷は腫れあがっているし、そのとき足も捻ったらしくて・・・」

 暮れには沖縄でマラソンを完走して帰ったばかりの息子さんのアクシデント。「骨は大丈夫だったね、頭も神経も大丈夫だったのね」と、念を押しながらも衝撃を受けてしばらくは動悸が治まらなかった。


 Kさんの息子さんの事故、偶々うちの息子でなかっただけの話。何時どこで災いが待ち受けているとも限らない。

 神谷美恵子という高名な精神医学者は患者に対し「あなたが、わたしの代りに災い(病気)を引き受けてくださった」と述べたという。

 自分ばかりを願わず、真摯に祈りたい!

『ポラーノの広場』213。

2014-01-18 06:32:58 | 宮沢賢治
「そんならいゝだらう。何かあったらしらせにおいでよ。」
「うん、ぼくね、ねえさんのことでたのみに行くかもしれない。」
「ああいゝとも。」
「ぢゃさよなら。」
ファゼーロはつめくさのなかに黒い影を長く引いて南の方へ行きました。わたくしはふりかへりふりかへり帰って来ました。


☆化(形、性質を変えて別のものになる)考えを克(十分)に映し、調える。
 隠して治める法(仏の教え)。
 講(解き明かす)のは鬼(死者)の記(書き留める)である。

『城』1508。

2014-01-18 06:16:05 | カフカ覚書
そのうちに、事柄の全体を落着いて考えることができるようになりました。まあ、気のすむようにおやりになることですわ。あなたのなさることと言ったら、たぶんあそこの中庭の雪のなかに深い足跡をお残しになるぐらいが関の山でしょうよ」

 雪/Schnee→Schnide/皮肉。
 中庭/Hofや・・・ハロー(太陽の暈)
 足跡/Fussspur→Fass/肉体。spur/証拠。

☆そのうちに、あなたが望むように、全体を落着いて考えることが出来るようになりました。あなたのなさることは、たぶん皮肉である中庭(ハロー/死の入口)に、はなはだしい肉体の証拠を残すよりほかはありません。