続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

大森静佳(私的解釈)ひとがひとに。

2022-05-08 15:45:13 | 大森静佳

 ひとがひとに溺れることの、息継ぎのたびに海星を握り潰してしまう

 ひとがひとに溺れることの、息継ぎのたびに海星を握り潰してしまう(人人溺事息継度海星握潰)はジン・ジン・デキ・ジ・ソク・ケイ・ド・カイ・ショウ・アク・カイと読んで、陣、尽、溺、事、束、警、怒、皆、傷、悪、戒。
☆陣(戦争)で尽(すべてを失くし)溺(我を忘れるほどの熱中する)事(出来事)は束(自由を奪う)と、警(知らせ)怒(憤る)。
 皆(すべて)が傷つく悪を戒(事前に用心する、油断しないこと)である。

 ひとがひとに溺れることの、息継ぎのたびに海星を握り潰してしまう(人人溺事息継度海星握潰)はジン・ニン・デキ・ジ・ソク・ケイ・ド・カイ・ショウ・アク・カイと読んで、尽、任、出来、恃、則、系、努、解、章、握、解。
☆尽(ことごとく)任(まかせる)出来(でき具合)、恃(頼みとする)則(きまり)の系(つながり)が努(力を尽くして)解(理解する)章である。
 握(手につかんで)解(理解する)。

 ひとがひとに溺れることの、息継ぎのたびに海星を握り潰してしまう(人人溺事息継度海星握潰)はジン・ニン・デキ・ジ・ソク・ケイ・ド・カイ・ショウ・アク・カイと読んで、腎、妊、出来、字、促、啓、度、皆、照、開、解。
☆腎(重要なこと)を妊(はらむ)出来(できばえ)、字を促(つかむように)と啓(申し上げる)。
 度(ものさし)は皆(すべて)照(てらし合わせること)で、開く(閉じていたものがひらき)解(分かること)がある。

 ひとがひとに溺れることの、息継ぎのたびに海星を握り潰してしまう(人人溺事息継度海星握潰)はジン・ジン・デキ・ジ・ソク・ケイ・ド・カイ・ショウ・アク・カイと読んで、尋、腎、溺、自、促、計、度、解、成、握、甲斐。
☆尋(聞きただす)腎(重要なこと)は、溺(熱中すること)であり、自(わたくし)は促(うながす)。
 計(はかりごと)の度(きまり)を解(ほどくこと)を成(なしとげる)と、握(手につかむ)甲斐(ある行為に値するだけの良い効果)がある。


大森静佳(私的解釈)彫ることは。

2022-04-28 04:16:30 | 大森静佳

 彫ることは感情に手を濡らすこと濡れたまま瞳を四角く切りぬ

 彫ることは感情に手を濡らすこと濡れたまま瞳を四角く切りぬ(彫事感情手濡事濡儘瞳四角切)はコク・ジ・カン・ジョウ・シュ・ジュ・ジ・ジュ。ジン・ドウ・シ・ カク・セツと読んで、古句、似、憾、常、主、樹、需、腎、如何、詞、摂。
☆古句に似るのを憾(残念に思う)常。
 主(創作を成すもの)は樹(打ち立てること)が需(必要)である。
 腎(重要)なのは如何に詞を覚るかを摂(大切にすること)である。

 彫ることは感情に手を濡らすこと濡れたまま瞳を四角く切りぬ(彫事感情手濡事濡儘瞳四角切)はコク・ジ・カン・ジョウ・シュ・ジュ・ジ・ジュ・ジン・ドウ・シ。カク・セツと読んで、克、自、勘、畳、手、需、恃、訊、道、詞、確、接。
☆克(力を尽くして打ち克つ)自(わたくし)は勘(考えて)畳(重ねる)手(方法)を需(求めること)を恃(頼りにして)受けとめる。
 訊(問いただす)道は、詞(言葉)を確かめてから接(つなぐ)。

 彫ることは感情に手を濡らすこと濡れたまま瞳を四角く切りぬ(彫事感情手濡事濡儘瞳四角切)はコク・ジ・カン・ジョウ・シュ・ジュ・ジ・ジュ・ジン・ドウ・シ・カク・セツと読んで、彫、事、貫、定、趣、需、寿、、尽、然く、切。
☆彫る事を貫き定(心を集中する)。
 趣(心が向かうところ/目標)を需(必要)とし、寿(命)を尽くして動(仕事をしている)。


大森静佳(私的解釈)確かめてから。

2022-04-27 06:10:01 | 大森静佳

 確かめてから会いにゆく モナリザの背後の水の光らないこと

 確かめてから会いにゆく モナリザの背後の水の光らないこと(確会行背後水光事)はカク・カイ・コウ・ハイ・ゴ・スイ・コウ・ズと読んで、覚、絵、光、拝、吾粋、恍、図。
☆覚(目が覚めるような)絵の光(かがやき)。
 拝(敬意を表してお辞儀をする)吾(わたし)、粋(優れており)恍(うっとりするような)図(作品)である。

 確かめてから会いにゆく モナリザの背後の水の光らないこと(確会行背後水光事)はカク・カイ・コウ・ハイ・コウ・スイ・コウ・ジと読んで、確、解、稿、配、語、興、遂、効、字。
☆確(たしかめて)解(部分部分に分ける)。
 稿(下書き)で配(取り合わせる)語(言葉)を、興(おこすこと)を遂(やりとげる)。
 効(ききめのある)字がある。

 確かめてから会いにゆく モナリザの背後の水の光らないこと(確会行背後水光事)はカク・カイ・コウ・ハイ・ゴ・スイ・コウ・ジと読んで、佳句、皆、光、輩、講、邃、厚、示。
☆佳句は皆(すべて)光(輝く)。
 輩(仲間)の講(話)は邃(奥深く)厚(あつみがあること)を示す。(教える)


大森静佳(私的解釈)冗長な。②

2022-04-26 04:07:40 | 大森静佳

 冗長な映画のような光来て春はあなたが庭そのもので

 冗長な映画のような光来て春はあなたが庭そのもので(冗長映画様光来春貴方庭其物)はジョウ・チョウ・エイ・カク・ヨウ・コウ・ライ・シュン・キ・ホウ・テイ・キ・ブツと読んで、常、調、覚、様、稿、頼、詢、奇、逢、綴、其、物。
☆常に調べ、営(仕事をする、こしらえる)。
 覚(感知する)様の稿、頼りにするのは詢(問うこと)である。
 奇(思いがけなく)逢(出会う)綴(つづり)、其の物である。

 冗長な映画のような光来て春はあなたが庭そのもので(冗長映画様光来春貴方庭其物)はジョウ・チョウ・エイ・カク・ヨウ・コウ・ライ・シュン・キ・ホウ・テイ・キ・ブツと読んで、畳、帳、営、書く、要、考、磊、竣、記、報、定、企、打つ。
☆畳(かさなる)帳(ノート)。
 営(こしらえて)書く要の考えは磊(小さなことには拘らないで)竣(終える)記であると報らせる。
 定(きまり)は企(くわだて)を打つ(述べること)である。

 冗長な映画のような光来て春はあなたが庭そのもので(冗長映画様光来春貴方庭其物)はジョウ・チョウ・エイ・カク・ヨウ・コウ・ライ・シュン・キ・ホウ・テイ・キ・ブツと読んで、穣、兆、頴、穫、様、幸、雷、瞬、祈、豊、態、喜、沸。
☆穣(よく実る)兆(きざし)の頴(穀物の穂先)、穫(取り入れ)の様は幸いである。
 雷が瞬(またたく)と祈る。
 豊かな態(ありさま)には喜びが沸く。

 


大森静佳(私的解釈)手をあてて。

2022-04-25 06:26:08 | 大森静佳

 手をあててきみの鼓動を聴いてからてのひらだけがずっとみずうみ

 手をあててきみの鼓動を聴いてからてのひらだけがずっとみずうみ(手当君鼓動聴手平湖)はシュ・トウ・クン・コ・ドウ・チョウ・シュ・ヘイ・コと読んで、須、頭、訓、個、導、帳、守、閉、己。
☆須(必要な)頭(物事の初め、いとぐち)を訓(教え導く)個(一つ一つ)がある。帳(ノート)は守(身から離さないように)閉ざす己(わたし)である。

 手をあててきみの鼓動を聴いてからてのひらだけがずっとみずうみ(手当君鼓動聴手平湖)はシュ・トウ・クン・コ・ドウ・チョウ・シュ・ヘイ・コと読んで、殊、統、訓、固、如何、調、手、標、蔽、固。
☆殊(異なるもの)を統(一すじにまとめ)訓(字句を解釈する)。
 固(はじめ)に如何(どのように)調べるのか。
 手(方法)の標(しるし)を蔽(見えないようにしている)固(あくまでも)。

 手をあててきみの鼓動を聴いてからてのひらだけがずっとみずうみ(手当君鼓動聴手平湖)はシュ・トウ・クン・コ・ドウ・チョウ・シュ・ヘイ・コと読んで、衆、悼、君、顧、慟、弔、衆、蔽、呼。
☆衆(大勢の人)の悼(死を悲しむ)君、顧(過去を省みて)慟(身もだえして悲しむ)。
 弔(死者を悼む)衆(人々)は蔽(見えないように=心の中)で呼びかけている。

※てのひらだけがずつとみずうみ(シュ・ヒョウ・コ)と読んで、主、漂、己。
 手をあててきみの鼓動を聴いてから、主(あなたのことばかり)を漂(思い浮かべている)己(わたし)です。


大森静佳(私的解釈)冗長な。

2022-04-25 05:55:10 | 大森静佳

 冗長な映画のような光来て春はあなたが庭そのもので

 春はあなたが庭そのもので冗長な映画のような光が来た、ということ。

 冗長な映画のような…間延びして長閑な、それでいて普通ではない空気の幻惑。
 春は、春のときめき、性の目覚め、性への高揚、それはあなたがわたしを包囲し優しく戸惑わせるもの。あなたはわたしにやってきて人生の無駄(有意義)を教えた。

 いつまでも続いて欲しい、この眩暈を伴う光。あなたがわたしに忍び込んだ春、庭そのもののようにわたしを抱きしめている。


大森静佳(私的解釈)おまえはまだ。②

2022-04-24 07:13:08 | 大森静佳

 おまえはまだ手紙を知らぬ切手のよう街の灯りに頬をさらして

 おまえはまだ手紙を知らぬ切手のよう街の灯りに頬をさらして(前未手紙知切手様街灯頬晒)はゼン・ミ・シュ・シ・チ・セツ・シュ・ヨウ・ガイ・トウ・キョウ・サイと読んで、全、三、趣、詞、置、設、主、要、我意、問う、協、采。
☆全て三つの趣((狙い)があり、詞(言葉)を置(すえ)設(もうけてある)。
 主(中心的な)要(かなめ)の我意を問うことであり、協(力を合わせて)采(選び取る)。

 おまえはまだ手紙を知らぬ切手のよう街の灯りに頬をさらして(前未手紙知切手様街灯頬晒)はゼン・ビ・シュ・シ・チ・セツ・シュ・ヨウ・ガイ・トウ・キョウ・サイと読んで、然、備、須、試、質、接、趣、容、蓋、答、供、再。
☆然(状態)は備えてあり須(必要とする)試みの質(内容)を接(つなぐ)趣(狙い)である。
 容(収めて)蓋(おおう)答えを供(述べ)再(重ねていく)。

 おまえはまだ手紙を知らぬ切手のよう街の灯りに頬をさらして(前未手紙知切手様街灯頬晒)はゼン・ミ・シュ・シ・チ・セツ・シュ・ヨウ・ガイ・トウ・キョウ・サイと読んで、善、美、衆、視、恥、説、取、様、慨、蕩、胸、救。
☆善は美しい。
 衆(大勢の人)を視(注意して見る)と、恥ずかしい説(考え)を取る様があり、慨(嘆く)。
 蕩(すっかり失くす、払い除いたなら)胸(心の中)は救われる。


大森静佳(私的解釈)梅林を。

2022-04-23 10:42:45 | 大森静佳

 梅林を駆ければおまえ戦火とは濡れているあの日のことですか

 梅林を駆ければおまえ戦火とは濡れているあの日のことですか(梅林駆前戦火濡日事)はバイ・リン・ク・ゼン・セン・カ・ジュ・キョ・ジツ・ジと読んで、倍、輪、句、然、宣、歌、需、拠、昵、字。
☆倍(同じ数を二度、または何度か加える)輪(順番に回る)句(言葉)の然(状態)があると宣(知らせる)歌がある。
 需(必要な)拠(より所)は昵(慣れ親しむ)字にある。

 梅林を駆ければおまえ戦火とは濡れているあの日のことですか(梅林駆前戦火濡日事)はバイ・リン・ク・ゼン・セン・カ・ジュ・キョ・ジツ・ジと読んで、媒、倫、倶、膳、加、挙、昵、事。
☆媒(なかだち)の倫(仲間)と倶(ともに)膳(料理)の加(仲間に入る)、挙(すべて)昵(近づく、慣れ親しむ)事である。

 梅林を駆ければおまえ戦火とは濡れているあの日のことですか(梅林駆前戦火濡日事)はバイ・リン・ク・ゼン・セン・カ・ジュ・キョ・ジツ・ジと読んで、賠、吝、苦、漸、潜、苛、呪、拒、実、自。
☆賠(償う)悋(やきもち)は苦しい。
 漸(ようやく)潜(心を落ち着かせ)苛(惨い)呪(のろい)を拒(拒む)実(まこと)の自(わたくし)になった。

 梅林を駆ければ(梅林駆)はバイ・リン・クと読んで、賠、林、苦。
 戦火はセン・カと読んで、戦禍。
☆賠(欠損を補う)林(集まり)の苦(苦境)、あなた戦禍とは泣いているあの日のことですか。


大森静佳(私的解釈)おまえはまだ。

2022-04-23 06:01:08 | 大森静佳

 おまえはまだ手紙を知らぬ切手のよう街の灯りに頬をさらして

 おまえは、相手を掌握しているような物言いである。
 まだ・・・は現時点から先の未来を指す。
 手紙を知らぬ切手のよう=おまえ。もちろん切手が手紙を知る由もないが、手紙に出会わない前ということか。
 手紙には通達すべき内実があるが、切手は郵送のためのツールであって存在理由は希薄である。手渡しであれば不要でさえある。

 街の灯りに頬をさらして…人工の光り、即ち社会の騒めきであり、おまえは衆目を集めてはいるが晒されているに過ぎず、本当の内なる輝きではないのではないか。あの孤立した切手の不明な用途のように。
 闇の中にいるおまえ、おまえはわたくしである。まだ…この不確定な関係性の闇を脱することは出来ないが、まだ、未来の時間がある事を信じ、未来と対峙している。