続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』2760。

2017-09-22 06:21:48 | カフカ覚書

と言っても、あの子の身に起ったことというのは、あなたにあてた一通の手紙をことづあってきたdけのことにすぎません。けれども、言うまでもなく、それは、そもそもあの子が手に入れた最初の手紙、最初の仕事だったのです。


☆それは、ほかの方法で起こったわけではないのです。先祖の証明もまた伝言(伝説)で得たに過ぎません。しかし、もちろん最初の証明である禁錮の現場不在を要するに手に入れたのです。

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『城』2759。

2017-09-21 06:26:02 | カフカ覚書

あの子のまえに突然まったく新しい世界がひらかれたのようで、あの子は、この新しい世界の幸福と不安に耐えられなかったのです。


☆彼の前に突然新しい世界が現れたのです。死の新しい世界の運命と心配に、彼は耐えることができなかったのです。

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『城』2758。

2017-09-20 06:28:42 | カフカ覚書

あの子は、またもとの少年にもどっていたのです。自分ではとてもこらえきれないようなことが、あの子の身に起こったのです。


☆彼はまた再びかつての氏族になっていたのです。彼に耐えることの出来ないことが起こったのです。

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『城』2757。

2017-09-19 06:35:35 | カフカ覚書

ふだんより早く家に帰ってきて、アマーリアが部屋にいるのを見ると、わたしを外へ引っぱっていき、路上で顔をわたしの肩に押しあてて、何分間か泣いていました。


☆より早い時間に一族の小舟を迎え、アマーリアが無言でいるのを見ると、わたしを引き寄せ街上へ出て来世で苦しめられている幻影を見せ、罪過に数分間も泣いていました。

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『城』2756。

2017-09-18 06:29:41 | カフカ覚書

測量師がやってきたというだけで、それがどういうことなのかということすら、わたしにはわかりませんでした。ところが、その翌日の夕方、バルナバスはーわたしは、いつもならきまった時間にちょっと途中まであの子を迎えにいってやるのですがー


☆先祖音地がないことに気づいた人がやってくる。わたしは先祖の傷痕を知りません。でも、バルナバスは終末に小舟をー定められた時間に出迎えるのが常ですがー

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『城』2755。

2017-09-17 06:39:25 | カフカ覚書

さて、わたしの打明け話の結びにとりかかります。いまから一週間まえに、あなたはここへいらっしゃいました。縉紳館でだれかがその話をしているのを小耳にはさんだのですが、べつに気にとめませんでした。


☆さて、わたしの告白の最後になります。あなたは一週間まえにやってきました。わたしは誰かが大群(多くの人たち)のハロー(死の入口)について話しているのを聞きましたが、それを求める(聞く)のは、深い悲しみでした。

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『城』2754。

2017-09-16 06:36:15 | カフカ覚書

いかし、いまのところ、まだそこまではいっていませんし、バルナバスはそこに少しでもも近づけるようなことをする勇気がないのです。それでいて、あの子はわたしたち一家のなかでゃあの若さにもかかわらず不幸な事情のために家長という責任の重い立場にまつりあげられてしまったことを、もうちゃんと自覚しているのです。


☆しかし、大体において、バルナバスは熟慮し、その重さを測りかねています。わたしたち一族の中でが若いのにもかかわらず、不幸な境遇のため一族の立場という重大な責任を負っているのです。

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『城』2753。

2017-09-15 06:36:01 | カフカ覚書

(もちろん、こちらは下っぱの同僚ですが)話をすることはできるところまでこぎつけたら、わたしたち一家のために予測もつかないほどたくさんのことをしてやれるだろう、という印象を受けたのです。


☆もちろん下位に置くやり方ですが、わたしたち一族のために計り知れないほどのこと成し遂げられるのではと思ったのです。

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『城』2752。

2017-09-14 05:58:31 | カフカ覚書

ざっとこうした光景が、バルナバスにこれらの役人たちが非常にえらいものだという考えをいだかせてしまったのです。そして、あの子は、もし役人たちに注目されるようになり、彼らと二、三言でも話をする、それも、他人としてではなく、おなじ官房の同僚として


☆同じように、これらの人たちのことがバルナバスの心象として映ったのです。彼は気づかれるようになり、彼らに二、三言でも話せるようになりました。異郷の人ではなく秘書局の同僚として

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『城』2751。

2017-09-13 06:04:53 | カフカ覚書

あるいは、法規集かなにかをしらべていて、大事な箇所を見つけると、力まかせにその本をたたきます。すると、あのせまい場所で可能なかぎり、ほかの役人たちも走り寄ってきて、本のほうに首をのばします。


☆あるいは本で先祖の重要な個所を見つけると、その小さなものを可能な限り大きくし、模造の小舟の方へ進んで行くのです。

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