続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

息子と一杯。

2013-05-02 06:44:42 | 日常
「これから本屋の前にある居酒屋で一杯やらないか」という健太からの誘いがあった。この連休も家に来る予定はないらしいと思っていたらの連絡。

 社会人らしい緊張感ある表情、何とか世間並みに働き自分のすべてを賄っている。(それだけで十分だよ)
「このレバーの串焼きおいしいね」
「うん、これが食べたくて来るんだよ」という。(杉田だってあるだろうにわざわざ北久里浜まで来るなんて・・・)
「時々来るっていっていたお店へは行くの?」
「このごろは行かないなぁ」(何かあったのかなぁ・・・不安)

 夫はビールをぐいぐい何本かを空け、健太はビール、ホッピー、お酒と、食べながら飲みながらも、二人ともそれほどの酔いを見せない(酒飲み・・・父はビールは酒じゃないと言っていた)酒飲みの家系、連鎖・・・。

 いろいろ話して、息子は母親に説教。(到りませんで、申し訳ありません)

 
「お前とこうして話すのは初めてだねぇ」と言ったら、「屋久島へ行ったときも話したろう」と言う。

 息子37才・・・会話の少ない母と子。(夫はさらに無口)


 外へ出ると小雨が・・・「タクシーに乗って帰りなよ」と、千円札二枚を握らせてくれた。(バスで帰ったけど)


 まぁ、いいか。

 以前バス停で会ったお婆さん、「今日は息子が来る日なんです。年金が出る日ですから、それを取りに来るんです。一緒に暮らそうって、とても恐くて肯けません」と苦笑した。

 慰めるつもりで言った言葉を息子は一蹴し、「おかあさん、自分より下の話はいいんだよ!」と色をなした。現実を正視する息子に、下に甘んじてきた自分の人生を指摘されたようだった。

(いい人が見つかるといいね、いい人生を歩いてね)母は死ぬまでお前の母だから・・・。

『セロ弾きのゴーシュ』75。

2013-05-02 06:29:51 | 宮沢賢治
「どこが悪いんだらうなあ。ではもう一ぺん弾いてくれますか。」
「いゝとも弾くよ。」ゴーシュははじめました。狸の子はさっきのやうにとんとん叩きながら時々頭をまげてセロに耳をつけるやうにしました。そしておしまひまで来たときは今夜もまた東がぼうと明るくなってゐました。

☆談(はなし)は理(物事の筋道)の詞(言葉)を考え、二つを示す等しい字を頼りに混ぜる也。
 透(すかして見ること)の妙(不思議)である。

『城』1259。

2013-05-02 06:19:12 | カフカ覚書
「苦情をぶちまけることができるような相手があの人にあるでしょうか。それに、たとえ相手があったとしても、いったい、苦情をこぼすような人でしょうか」

 苦情をいう/beklagen→bekrigen/~と戦う。

☆戦うべき相手があの人(村長→死への入口、第一の門)にあるでしょうか。たとえ誰かある人がいたとしても、いったい何と光線するのでしょうか。