近所のKAさんにしばらく会っていないので、この暑さでどうかしたかしらと危惧していた。
息子の友人から送られてきた桃のお礼状をポストに投函した帰り、向こうの坂から降りてくる人を見た。(誰だか知らないけどこの炎天下、日傘も差さずに元気にお買い物とは・・・)
床屋さんの角を曲がると、あちらの人も曲がったようである。振り向いて(まさかとは思うけど・・・KAさんに似ているような・・でもあんなに背筋を伸ばして大汗かいて足早なはずがない・・・)
近ごろ眼が悪いのではっきりしないけど、あちらの人もわたしを見ている。
「KAさん?」呼びかけてみた。すると、
「ああ、ハマダさん」と笑顔で近づいたのはやっぱりKAさん。
300メートルしか離れていないポストまでやっと行って来たのに、KAさんは坂の上のスーパーまで言って来たという。
この猛暑に・・・90才過ぎの高齢者であるKAさん、シャツ一枚で暑さをものともせずこの坂を上って行ったなんて、絶句!
「だって、お砂糖が98円だったからさ。買い置きはあるんだけど、やっぱり安いから・・・」
「・・・」
凄いよ、KAさん!
「あんたにこれあげよう」と言って生姜を一束バックから出してくれた。
「いいよ、こっちが何かしたいくらいだよ」と断ったけど無理に持たせてくれたKAさん。
KAさん宅に隣接した空き地の駐車場を指して「ここの草むしりもしたいんだけど、この暑さだからね」と笑った。
空き地の所有者は雑草除去をお金を出して依頼しているのに、KAさんは無償でその間を縫ってきれいにしている。
ある日など、見知らぬ人(請負人)が草をむしっていたのを見て、KAさんは鎌を持ち「お手伝いしましょう」と近づいた。
「いいえ、結構です。わたしは仕事で草取りをしているのですから」と断られたこともある。
KAさんの元気、どこから出るの?
つくづく《あやかりたい》わたし。
息子の友人から送られてきた桃のお礼状をポストに投函した帰り、向こうの坂から降りてくる人を見た。(誰だか知らないけどこの炎天下、日傘も差さずに元気にお買い物とは・・・)
床屋さんの角を曲がると、あちらの人も曲がったようである。振り向いて(まさかとは思うけど・・・KAさんに似ているような・・でもあんなに背筋を伸ばして大汗かいて足早なはずがない・・・)
近ごろ眼が悪いのではっきりしないけど、あちらの人もわたしを見ている。
「KAさん?」呼びかけてみた。すると、
「ああ、ハマダさん」と笑顔で近づいたのはやっぱりKAさん。
300メートルしか離れていないポストまでやっと行って来たのに、KAさんは坂の上のスーパーまで言って来たという。
この猛暑に・・・90才過ぎの高齢者であるKAさん、シャツ一枚で暑さをものともせずこの坂を上って行ったなんて、絶句!
「だって、お砂糖が98円だったからさ。買い置きはあるんだけど、やっぱり安いから・・・」
「・・・」
凄いよ、KAさん!
「あんたにこれあげよう」と言って生姜を一束バックから出してくれた。
「いいよ、こっちが何かしたいくらいだよ」と断ったけど無理に持たせてくれたKAさん。
KAさん宅に隣接した空き地の駐車場を指して「ここの草むしりもしたいんだけど、この暑さだからね」と笑った。
空き地の所有者は雑草除去をお金を出して依頼しているのに、KAさんは無償でその間を縫ってきれいにしている。
ある日など、見知らぬ人(請負人)が草をむしっていたのを見て、KAさんは鎌を持ち「お手伝いしましょう」と近づいた。
「いいえ、結構です。わたしは仕事で草取りをしているのですから」と断られたこともある。
KAさんの元気、どこから出るの?
つくづく《あやかりたい》わたし。