続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

わぁ、凄い!

2012-08-30 06:18:56 | 日常
 近所のKAさんにしばらく会っていないので、この暑さでどうかしたかしらと危惧していた。

 息子の友人から送られてきた桃のお礼状をポストに投函した帰り、向こうの坂から降りてくる人を見た。(誰だか知らないけどこの炎天下、日傘も差さずに元気にお買い物とは・・・)

 床屋さんの角を曲がると、あちらの人も曲がったようである。振り向いて(まさかとは思うけど・・・KAさんに似ているような・・でもあんなに背筋を伸ばして大汗かいて足早なはずがない・・・)

 近ごろ眼が悪いのではっきりしないけど、あちらの人もわたしを見ている。
「KAさん?」呼びかけてみた。すると、
「ああ、ハマダさん」と笑顔で近づいたのはやっぱりKAさん。
 300メートルしか離れていないポストまでやっと行って来たのに、KAさんは坂の上のスーパーまで言って来たという。

 この猛暑に・・・90才過ぎの高齢者であるKAさん、シャツ一枚で暑さをものともせずこの坂を上って行ったなんて、絶句!
「だって、お砂糖が98円だったからさ。買い置きはあるんだけど、やっぱり安いから・・・」
「・・・」

 凄いよ、KAさん!
「あんたにこれあげよう」と言って生姜を一束バックから出してくれた。
「いいよ、こっちが何かしたいくらいだよ」と断ったけど無理に持たせてくれたKAさん。
 KAさん宅に隣接した空き地の駐車場を指して「ここの草むしりもしたいんだけど、この暑さだからね」と笑った。
 空き地の所有者は雑草除去をお金を出して依頼しているのに、KAさんは無償でその間を縫ってきれいにしている。

 ある日など、見知らぬ人(請負人)が草をむしっていたのを見て、KAさんは鎌を持ち「お手伝いしましょう」と近づいた。
「いいえ、結構です。わたしは仕事で草取りをしているのですから」と断られたこともある。

 KAさんの元気、どこから出るの?
 つくづく《あやかりたい》わたし。
 

『風の又三郎』426。

2012-08-30 06:04:17 | 宮沢賢治
びっくりして跳ね起きて見ると外ではほんたうにひどく風が吹いて林はまるで咆えるやう、あけがた近くの青ぐろい、うすあかりが商事や棚の上の提灯箱や家中一ぱいでした。

☆死(丁は十干の第四→die 死)の鬼(死者の魂)が現われる図りごとを普く推しはかる。
 倫(人が行うべき道)の法(仏の道)。
 金の星である照(光)として蘇る。
 法(仏の道)の照(光)の体(ありさま)は、等(平等)に総て化/形、性質を変えて別のものになる。
 自由が溢れている。

『城』1018。

2012-08-30 05:48:27 | カフカ覚書
「そのとおりです」と、村長は、皮肉な、それでいてうれしそうな微笑をうかべて、「実際、それがいちばん大事なことですからね。ところで、ブルーンスヴィックのことですが、あの男を村から追いだすことができたら、ほとんどの者が大喜びするでしょう。

 微笑する/lacheln→rachen/復讐する。
 ほとんど/fast→vast/荒涼とした。Vaste/要塞、砦。
     /alle・・・尽きた、疲れきった。
 ブルーンスヴィック/Brunswick→brunstig/熱烈な、激情の。

☆「そうです」村長(死への/入門)は皮肉な、それでいて復讐のやりがいをおぼろげに示し、「存在こそがいちばん大事です。ところでブルーンスヴィック(激情の人)を教区からしめだすことができたら、疲弊した荒地にとっては喜ばしいことです。