続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

認識の相違。

2012-05-07 06:43:35 | 日常
 募金活動で伺う中に転居したての家があると少々覚悟が要る。地域における活動に差異があるので、説明しても理解を得られないケースがママあるから・・・。

 M家・・・去年、何とか協力の承認を得たけれど、今年伺うと、
「これって払わないと、何か困ることあります?」と聞いてきた。(困っていらっしゃる方々への募金なんですけど)
「別にどうでもいいなら、払いたくないわ。いいんでしょ」という。

「ハイ、寄付ですから強請ではありません。ただ、皆さんにお願いしてご理解していただいているんですけど・・・お宅の両隣、前後、皆さん協力していただいています」
「みんな、しているんじゃ仕方ないわね。払うしか」(払う、払うって、何なの?)

「で、ご寄付のほう、よろしいんでしょうか?」
「これって、拒否できるの?」
「ハイ、では止めて置きますか?」と言ってから「町内ではみんな同じ立場にあるわけですから、あなたがわたしの立場としてわたしの家に来ることも可能性としてはあります」と(余計なことと知りながら)言ってみた。

「みんなしてるんじゃしょうがないわね」
「では、いいんですね」と金額日付などを書き、領収書を切ろうとして、念のため
「来年はどうしますか?」と聞くと、「今年書いちゃったんだから来年も仕方ないでしょ」という返事。


 近隣全所帯に募金をお願いしている、もちろん強請ではない。
 生活保護を申請している家にまで行くのは本当に忍びなかった。「ぼくはガスを止められても、木をくべて煮炊きする方法も知っていますから」と言われたときは胸が詰まってしまった。「何かの時には言って下さいね、出来ることは何でもいたしますから」そう言うのが精一杯だったのに、新築し景気のよさそうな家での言い分・・・。

『風の又三郎』312。

2012-05-07 06:34:48 | 宮沢賢治
「耕助君、いたずらをして済まなかったよ」と云ひました。
「さあそれでぁ行ぐべな。」と一郎は云ひながら又三郎にぶだうを五ふさばかりくれました。

☆恒星(星)は逝(人が死ぬ)の運(めぐりあわせ)である。
 講(話)の宇宙の運(めぐり合わせ)や幽(死者の世界)の太陽は、語(言葉)である。

『城』814。

2012-05-07 06:11:12 | カフカ覚書
わたしたちの村のちっぽけな農地の境界線は、杭で仕切りがしてあるし、なにもかも、ちゃんと記録にとってあります。

 農地/wirtschaften→wort schaften/言葉で創造した。
 ちっぽけな/kleinen→klan/氏族。
 杭で仕切りがしてある/abgesteckt→abgestechen/甚だしく異なる。
 記録にとる/eingetragen→Ahn tragen/先祖、負う。

☆ここでは身分の低い現場不在ではありません。言葉での創造が、わたしたち氏族(先祖)とはかけ離れたある区域の境界を定めてしまった。すべては先祖がそれを負ったのです。