続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

おお、怖っ!

2011-09-21 06:04:07 | 日常
 どういう経由があったのかは知らないけれど、サークル仲間のKさんは、娘婿の母親のくれたダンボールいっぱいの生地をゴミとして処分したという。

「だって自分の買った生地でさえ捨てている昨今、人のものまで要らないわ。娘にも孫にも要らないって言っているのに持ってくるから婿さんに『お母さんに返して頂戴』と言ったら、『お義母さんの好きなように煮るなり焼くなりしてください』って言うから棄てちゃったわ」と少し憤って言った。

 婿さんの母親は高価だったけど気に入って買ったものだから棄てられなかったらしい。「だからってさぁ」とKさんは言う。
「あなたが、お裁縫が好きなの知ってて下さったんでしょ」と、わたし。
「でも、目も悪くなっているのに要らないわ」と、つっけんどん。

 娘さんの方も「旦那の親と同居するくらいなら別れたほうがまし」と堂々宣言。

 内紛は始まっている。
 
 何で自分を抑えられないの、もともと言いたい放題で少なからず顰蹙(ヒンシュク)を買っているKさん。娘ばかりで天下、嫁さんに気を使うこともない。
 かつては、あの婿さんに気に入られようと浴衣を縫ってあげたり、いろいろしたのに、その母親にはかなり厳しい。

 いいのかなぁ・・・。
 向こうが何か言って来たって、迎え撃つ気性。(怖いわぁ、こちらは高みの見物だけど)

『風の又三郎』108。

2011-09-21 05:50:28 | 宮沢賢治
すると又三郎は国語の本をちゃんと机にのせて困ったやうにしてこれを見てゐましたがかよがたうとうぼろぼろ涙をこぼしたのを見るとだまって右手に持ってゐた半分ばかりになった鉛筆を佐太郎の眼の前の机に置きました。

☆幽(死者の世界)の太陽は告げる。
 悟りに反する鬼の魂が現われるときその類(なかま)には厳しいと。
 幽(死者の世界)の衆は事(できごと)を、判(可否をさだめる)、憤(いきどおり)や怨(うらみ)など。
 必ずや月の願い(祈り)で棄てられる質(中身、性質)である。

『城』602。

2011-09-21 05:34:47 | カフカ覚書
 Kは、フリーダと内緒に話をしたいとおもっていたのだが、助手たちがしつこくそばにいるということだけでもそれを妨げられたし、フリーダにしても、ときどき助手たちと冗談口をたたいたり、笑いころげたりしている始末である。

 内緒の/vertraulich→vertraglich/契約による。
 助手/Gehilfen→Gehirn/頭脳。
 冗談を言う/scherzte→scheitern/失敗する。
 笑う/lachte→Rache/復讐。

☆Kはフリーダと契約による話をしたいとおもっていたのだが、助手たち(頭脳)が、フリーダ(平和、自由)を無理やり奪いとろうとして失敗し、現在は執拗に復讐しようとしているだけである。