晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

4月10日(火) 天野山金剛寺

2018-04-10 23:59:11 | 歴史
               
               河内長野市にある名刹、天野山金剛寺の金堂(重文)が9年がかりの解体修理を終え、
              落慶法要が先月27日に営まれた。

              
           
               毎年お彼岸のころに土筆を取りがてら、金剛寺まで天野街道を歩いていたのを思い出し行ってみた。

                    
                      門をくぐるときれいになった金堂が目に入った。
                   正面は五佛堂。


                    
                    今回の修理で金堂の外装は色鮮やかに塗り直されている。
                    
                    

                    
                    お堂の中に入った。
                 堂内には本尊の木造大日如来坐像が木造不動明王座像、木造降三世明王坐像を従えてそびえている。


                              
                             重文木造大日如来坐像、平安時代、像高313.5cm

                
       重文 木造降三世明王坐像、鎌倉時代、像高220.9cm。 重文 木造不動明王座像、鎌倉時代、増高207.5cm。
            これらの三尊像は京都と奈良の国立博物館で修理されたが、
            不動明王座像の胎内に、快慶の高弟、行快が1234年に造ったとの墨書が残っていたそうだ。


            金剛寺にはほとんど毎年ウオ-キングで来ているが金堂の中へ入ったことはない。
            どこのお寺へ行っても拝観できるお像は埃をかぶったものが多い。
            しかし今、目の前に見るお像は色鮮やかで素晴らしい。
            特別拝観料800円は値打ちがあった。
            これからは外国からの観光客も大勢来るだろう、普段閉じている扉を開いてご尊顔を公開してほしい。
            そのためには普段のお勤めとともに、ほこりをかぶらないように掃除を徹底してほしい。
            拝観料を1000円取ったとしても、この鮮やかな色彩は外国からのお客さんには喜ばれるだろう。

                           

            
                重文 塔婆(多宝塔)                           重文 食堂
          南北朝時代には南朝、北朝の天皇や法王が寺を行在所として動乱の舞台になったが、金堂と本尊は無事であった。


                              
                              桜の花も残っているのは八重桜ばかり。
                           普段に比べればお参りする人も多く賑わっていた。
                           汗ばむほどの暑さの中境内も散策してきた。


コメント
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