さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳マガジン 2018年5月号掲載句

2018-04-28 | 川柳マガジン
<川柳マガジン5月号 掲載句>

  花粉症春が敵になるなんて
     (川柳道「敵」 田中 八洲志 選・佳作)

  懐メロもあの頃はニューミュージック
     (印象吟 土橋 旗一 選・佳作)

  しっかりとつなぐ手愛が逃げぬよう
     (全国誌上句会「継ぎ目」 赤松 ますみ 選・佳作、田辺 進水 選・秀作)

  幸せは今しあわせと気づくこと
     (全国誌上句会「雑詠」 田辺 進水 選・佳作)

  そのむかし母は着物を質に入れ
     (第16期12回 川柳マガジンクラブ誌上句会「工面」
       天根 夢草 選・七十秀)

  金銭の苦労は見せぬ親だった
     (第16期12回 川柳マガジンクラブ誌上句会「工面」
       小島 蘭幸 選・七十秀)



今日から仕事は9連休。
昨日から出張に出かけた主人は、連休中ずっと留守…

愛犬りんとの毎日のお散歩。
毎日のごはん。家事のあれこれ。
すでに入っているいくつかの、歌の予定。
お誘いをいただいた友人とのおでかけ。
さて、そのほかの時間を、どのように過ごしましょうか。
アクティブに過ごす時間も、まったりぼんやりの時間も、
だいじなひととき。

連休が明けたら、
また日常をがんばろうって思えるような、
こころの栄養をたっぷり与えてあげられるお休みにしたいです。

まずは、4月30日のだいだいリートコンサートをぶじに終えなくては。
お客さまに楽しんでいただけますように。
わたし自身も楽しめますように。
まあ、こんなもんかなと自分でゆるせるくらいには歌いたいものですが…
そして、先生がたやお仲間のみんなで、楽しく乾杯したいです。

今夜はジュビラーテ(混声合唱)の練習日。
こちらも今日は、ぷち本番??
2グループに分かれて、同じ4曲を歌いあい、聴きあう時間を持ちます。
お仲間うちで歌うのって、
実はとっても緊張感があるのです。。。ドキドキ。

みなさまも、よいGWを^^



   
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豊前境句会「驚く」

2018-04-24 | ネット句会

<豊前境句会・3月>

「驚く」

  なんとまああなたでしたか赤い糸 
   
    (柳 茂 選、甲斐 良一 選、互選39票・佳句1)



わたしが秀句に選ばせていただいたのは、


  本物の涙を流す鬼がいた (楠根 はるえ)


  ここは何処十年ぶりの里帰り (やむ茶)


でした。 

敬称略で失礼しております。



GWも間近ですね。
楽しみな予定を立てられましたか。

わたしは、仕事のお休みだけはたっぷりあるのですが、
ゆえあって、あまり遠出や泊りで家を空けることはしにくい状況です。

主人は、連休の前半は群馬へ出張になるので留守。

わたしは、30日のだいだいリートコンサート本番を含めて、
練習やレッスンやらの、歌関係の予定がいくつか。

複数の雑事や心配ごとで、気分もふさぎがちな最近ですが、
中には長期戦になりそうなものもあり、
ウツウツとばかりしていてもしかたがないので、
自然をもとめてウォーキングに出かけたり、
絵を観に出かけたりしてみようか、と思っています。
せっかくの、こんないい季節。
出かければ、花にも木々にもであえるし、やさしい風にも包まれる。

それでも、その気になれないときは、ヒキコモリでもいいかな。

からだにせよ、こころにせよ、
とてもしんどいときには、
今日いちにちをどうやり過ごすか に
こころをくだくことが必要な日も、ありますね。




   
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時の川柳・ときせん賞

2018-04-18 | 誌上大会

<第38回 ときせん賞・入選句>

  散る日まで椿は椿父は父 (森中 惠美子、小島 蘭幸、矢沢 和女 選)

  母を抱くわたしが母の母となり (徳永 政二 選・天位)



雑詠2句、
意識してそうしたわけではないのですが、
父と母を詠んだ句になりました。

以下、
ときせん賞の方々の句をご紹介いたします。
受賞おめでとうございます。


*ときせん賞

  喪の庭の雪はあれから溶けぬまま (谷口 修平)


*準ときせん賞

  それはもう隠しきれない春だもの (高浜 広川)

  歩きましょうか笑顔のままでいたいから (坪井 篤子)


*佳作

  AIにまったく関知しない月 (吉崎 柳歩)

  味噌があるお醤油もある雪こんこ (梅沢 きく恵)

  わたくしの指に止まっている夕陽 (太田 扶美代)

  わたしにもある世界一らしきもの (月波 与生)

  不純物混ぜてわたしは強くなる (もり ともみち)

  もうずっと前からおばあさんでした (大久保 眞澄)

  喪が明けて水がやさしい風がやさしい (平井 美智子)





   
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咲くやこの花賞(第1回)「水」

2018-04-14 | 誌上大会

<誌上競詠・咲くやこの花賞 30年度>

第1回 「水」 (森中 惠美子 選)

  大阪の水がわたしの性に合う



大阪生まれの大阪育ち。
小学校5年生の2学期から兵庫県尼崎市に移り住みましたが、
こちらも兵庫とはいえ、大阪市とは隣接し、ほとんど大阪といってよい地域で、
わたしの住むところは神戸と大阪の中間、やや大阪寄りです。
看護学生時代も大阪市で過ごし、
ほとんどこの狭い範囲の地域での生活しか知りません。
関西人としての感覚が、よくもわるくもわたしの中にしみこんでいると思います。

もし今後、まったく違う地方で暮らすめぐりあわせになったとしたら…
と、想像してみることもあります。

はじめは、

  住んだ地の水がいちばん性に合う

という句をつくりました。
それが、わたしにとっては大阪ということになるなあと…
けれども、
いちど何らかのかたちで、その地を離れてみないと
ほんとうには実感できないことかも知れません。




   
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川柳すずか 292号(30年4月号)掲載句

2018-04-14 | 川柳すずか

<すずか路>

  晴れた朝春を見つけによーいドン
      
  冬服と春服混じる電車内
      
  先取りの春服すこし悔いる冷え
      
  菜の花の黄いろ励ますように揺れ
      
  こんなにものどかな春にヒキコモリ


<小休止> 前月号より推薦句

  馬だって走りたくないときがある (上村 夢香 選)


<課題句>

 「濁る」 (芦田 敬子、毎熊 伊佐男 共選)

  濁流もやがては海へたどり着く (芦田 敬子 選)

  遠目にはきれいに見えた濁り水 (毎熊 伊佐男 選)


<自由吟> (吉崎 柳歩 選)

  イケメンがリアルに迫る大画面


<誌上互選>

 「配る」

  本命をひとつ残して配るチョコ (6点)

  何くれと母は家族に気を配る (3点)


<ポストイン> 各誌から…青砥 たかこ

  とびきりの燗でしのいでいる寒さ (川柳豊橋番傘)





   
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豊橋番傘 平成30年4月号掲載句

2018-04-03 | 豊橋番傘

<好句往来> (2月号から・菱木 誠 選)

  堂々と昼酒のめるお正月


<近詠>

  春一番まだ手ばなせぬ冬の服
    
  ひかえめな花が香りで告げる春
    
  再会をわくわくと待つカレンダー
    
  老犬と暮らす月日をいとおしむ


<課題句>

「斜め」 (郡山 弘子 選) 

  斜めから見ると素敵な顔でした


「眩しい」 (須崎 東山 選)

  アルバムの笑顔眩しい日々だった


「深い」 (波多野 律子 選)は、選外でした。


<各・地・句・報>

  むずかしい場面でいつも駆り出され




   
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第6回卑弥呼の里誌上川柳大会

2018-04-03 | 誌上大会
卑弥呼の里川柳会の「第6回卑弥呼の里誌上川柳大会」
に参加させていただきました。

参加者は全国から716名だそうです。
全国の句会で参加を呼びかけられた真島 久美子さんのがんばりに頭が下がります。

今回は
「自由吟」「遙か」「固い」「果物」「信じる」のお題で、各2句ずつ投句。

各題ごとに2名の選者で共選。敬称略で失礼いたします。


「遙か」(田中 新一・大西 泰世 選)

  目を閉じて遙かなひとに逢いにゆく (田中 新一 選)


「固い」(新家 完司・樋口 由紀子 選)

  花びらで隠しています固い芯 (新家 完司 選)


「果物」(梅崎 流青・赤松 ますみ 選)

  果物を母は聖母の顔でむく (梅崎 流青 選)


「信じる」(江畑 哲男・木本 朱夏 選)

  信じきる犬をあなたは捨てますか (江畑 哲男、木本 朱夏 選)


「自由吟」(小島 蘭幸・森中 恵美子 選)は選外でした。



   
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