さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 305(元年5月)号掲載句

2019-05-17 | 川柳すずか

<すずか路>

  日に当たるだけでいのちが満ちる春

  菜の花とミモザたっぷり春サラダ

  たたまれて次の季節を待つ和服

  花散らす雨が大地をうるおわす

  桜からバトンを受ける花水木


<課題句>

 「残す・残る」 (橋倉 久美子 選) 

  アイディアでごちそうにする残り物 


 「ランチ」 (北田 のりこ、坂倉 広美 共選)

  おにぎりがあればごきげんマイランチ (北田 のりこ 選)

  ワンプレートに絵を描くように盛るランチ (北田 のりこ 選)

  ランチ会うわさ話でもたれる胃 (北田 のりこ 選) 


<自由吟> (青砥 たかこ 選)

  重い靴ぬいで自由になった足

  アクティブに動いていつもケガをする


<「すずか路」前号鑑賞・304号から>  佐道 正

  春の宵すこし浮かれて出す尻尾


<誌上互選>

 「バッジ」

  外したいバッジが胸についたまま (2点)



 

こんな可愛らしいミニ色紙を一緒に送っていただきました。
寺前 みつるさんが作られたミニ色紙に、
橋倉 久美子さんが300号記念から句を選ばれ、
おひとりずつに書いてくださったものです。
予備の白い色紙までつけてくださいました。
ありがとうございます。
机の前に飾り、毎日眺めています。



   
   にほんブログ村


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊橋番傘 令和元年5月号掲載句

2019-05-12 | 豊橋番傘

<好句往来> (3月号から・東川 和子)

  休肝日先送りしてきょうも酒

<推せん句> (3月号近詠より・鈴木 順子)

  針を刺すこわさナースは忘れない


<近詠>

  身の丈も昨日と今日とでは違う
    
  迷ったら歩みを止めて仰ぐ空
    
  着ぬ服をまだ捨てられず仕舞い込む
    
  冬服で見上げる満開のさくら


<課題句>

「マルチ」 (藤森 ますみ 選) 

  マルチビタミンより効くうまい酒とアテ

  
「日暮れ」 (戸沢 ほたる 選)

  つつがなくつとめを終えた日暮れ空

  縄のれんいそいそくぐる日暮れどき


「要(かなめ)」(須崎 東山 選)

  亡きあとも父が我が家の要石


<各・地・句・報> (阪本 きりり 抄)

  ご先祖とわたしに朝の澄んだ水





   
   にほんブログ村


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川柳マガジン 2019年5月号掲載句

2019-05-12 | 川柳マガジン
<川柳マガジン5月号 掲載句>

  めぐる春また咲くために散るさくら
     (全国誌上句会「雑詠」 浪越 靖政 選、三村 舞 選・佳作)


今回はほとんど選外で、
おまけに川柳マガジンクラブ誌上句会は句を出し忘れてしまい…
かろうじてこの1句だけ載せていただきました。



   
   にほんブログ村


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

静岡たかね 2019年5月号掲載句

2019-05-09 | 静岡たかね

<前月号推選句>

  羽化をした蝶は飛ぶのをためらわぬ (疾風抄・松田 タ介 選 )


<せんりゅう広場 富岳抄>

「春の風景」

  花冷えにあわてて着込む冬衣装

  ほがらかな春にも秘めた闇がある

  さくらさくら春の音符が鳴り止まぬ

  夜桜に人も魔物も浮かれだす


<3月句会>

「送る」 (林 二三子 選)

  笑いたい見送られる日見送る日

  酔っぱらい送るつもりが送られる


「ライオン」 (勝又 恭子 選)

  獅子となり群れを守った父がいた

  百獣の王でも老いは免れぬ


「黄色」(山本 智子 選)は、選外でした。


「自由吟」 (互選)

  まだ若い芽ですゆっくり育てます (2票)




      
      にほんブログ村


コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする