さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

川柳すずか 309(元年9月)号掲載句

2019-09-17 | 川柳すずか

<すずか路>

  外に出ることが命がけの暑さ

  灼熱地獄信号待ちもバス待ちも

  わたくしを蘇らせた紫蘇ジュース

  コンビニは真夏の都市の避難小屋

  迎え火で父の御霊を母と待つ


<課題句>

 「募る」 (橋倉 久美子 選)は、選外でした。 


 「長い」 (岩谷 佳菜子、加藤 吉一 共選)

  まばたきで音がしそうな付けまつげ (岩谷 佳菜子、加藤 吉一 選)

  癒えるまで長い時間がかかる傷 (岩谷 佳菜子 選)

  温暖化年々夏が長くなる (岩谷 佳菜子 選) 


<自由吟> (青砥 たかこ 選)

  段階をふんできれいに下ろす幕

  ミスしても顔には出さぬプロ奏者


<誌上互選>

 「パンク」

  そのむかしパンクな頃もあったパパ (3点)

  パンク寸前そんな家計を守る日々 (1点)




   
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コメント (2)
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静岡たかね 2019年9月号掲載句

2019-09-06 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「猛暑」

  今壊れては困るクーラー冷蔵庫

  1杯のビールのためにある真夏

  バス待ちの暑さ耐えかねタクシーに

  早朝も日暮れも暑い通勤路


<7月句会>

「駅」「吠える」「ひょっこり」「自由吟」は、投句できませんでした。 





      
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豊橋番傘 令和元年9月号掲載句

2019-09-06 | 豊橋番傘

<推せん句> (7月号近詠より・鈴木 順子)

  日常が揺らぐひとつのイレギュラー


<近詠>

  出陣の気分で外に出る猛暑
    
  バテぎみのいのちをつなぐ夏野菜
    
  いざ夏の陣必須は帽子お茶タオル
    
  生き延びた夏のひと日を締める酒


<課題句>

 「尽くす」「姿」「まさか」は、投句できませんでした。




   
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