栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

危険だけど安全に留意して工事する亀戸2丁目団地のエアコン工事

2019年06月28日 19時20分36秒 | エアコン工事
エアコンって室内機と室外機を接続して初めて製品となる半完成品の商品です。 

他の家電と違い、お店で買ってそのまま使える商品とは違います。 

このブログでも何回も警告してますが、エアコンのトラブルがあった場合、責任の所在があいまいになるので、購入する時は販売と施工が同じところが望ましいと思うのです。ネットで購入して初期不良はよくあります。 

安売りだと再販ルートというのがあるからかも知れません。 

特に施工が難工事の場合、取り換え工事は全てお客様負担になりますから正規ルートで購入をオススメします。 

今回はそんな難工事の一例をご紹介します。 

高所で危険な場所でのエアコン工事です。 


このようにベランダが無い建物で、エアコンの室外機が窓の外に金具で吊るしてあります。 ご存知のようにエアコンの室外機は大変重い商品です。 

これを窓から出し入れするのです。 



私はロッククライミング用のハーネスを使い、ロープを柱にくくり安全確保。 なるべく身軽な格好にして医療現場の手術のように道具一つひとつ確認して手渡しして作業を進めました。 

今回は11階。 この手すりがあると窓の外に出れないので手すりをまずは外します。



この高さだとさすがに怖いのでなるべく下を見ないようにしました。 



と言いながら、確認のために撮影。
危険な時ほど撮影した方が良いと思います。 
それは冷静になれるからです。 
焦っていては危険です。客観的な視点を持つことが安全作業につながります。 



今回のお部屋は西陽がキツイお部屋。 


更にこのように室内機を取り付ける壁面がありません。全面窓です。 
梁が少しあるのでここに取り付ける事にしました。 

よくあるのが据え付け桟と呼ばれる金具を使って吊るす方法ですが、この部屋は西陽がキツイので、室内機を据え付け桟だけで吊るすと、直接室内機の裏側に西陽があたってしまいます。 これを避けるために板を取り付けそこに設置する事にしました。 


コンクリートアンカーを打って、ボルトを通し板を梁に取り付けしました。 



そして室内機を取り付けました。

室外機側はこのように危険なので、なるべくメンテナンスしなくても良いように耐久性ある仕様にしました。 



例えば、ホース類。



対候性あるホースに更に保温材を巻き、そのまた更にテープを巻いて20年は持つようにしました。 

考えられる最善の施工をいろいろやって5時間くらいかけて一台のエアコンを取り付けしました。 

お客様は大変喜んで頂きました。 

ここの団地は毎年工事をしていますが、このように時間が掛かり、他のお客様の所に行けなくなり迷惑が掛かるので、7月はお断りしています。 

このブログを見て、ウチも・・・という方は9月になってからお願いしますね。



天井埋込型のエアコンを入替

2019年06月25日 19時43分29秒 | はじめての方へ
天井に埋め込まれたエアコンの事を通称天カセと呼ばれています。

吹き出す方向や数によって一方向、2方向、4方向とあります。

今回2方向の天カセエアコンを交換しました。 


既設のエアコンを調べる事から始まります。 
能力、配管のサイズ、天井裏の様子、ドレン配管の状況、室外機の置き場所。
そんなところを事前に調査をします。 

一般の家電のように、カタログ見てコレちょうだい!とはいきません。 

一件一件仕様が違うのです。 

商品は既製品ですが、施工はオーダーメイドなのです。

事前に調査した結果、今回は既存機種の後継モデルにすることにしました。 
この方が、天井の開口寸法が同じだからです。 

サイズが合わないと、拡張パネルを使ったり、オプションが増えてしまいます。 


既存のエアコンを外しました。このように天井裏に配管や電線があります。 

既存の配管を流用することになります。ただし、昔の仕様と今の仕様は使う冷媒ガスも違うし、配管サイズも違います。 昔は配管内の洗浄をしましたが今は不要なので、今の配管サイズに合わせる継手を使い配管を合わせました。


天カセエアコンは本体とパネルが別々なのが普通です。 
天井に合わせた色があるからです。 

飲食店などは特に気にします。 
今回は無難な白にしました。



天井裏の接続作業なので、少々狭いところでの作業となります。 
腕に切り傷つけながら施工。 
完了しました。

実はこの案件、2ヶ月くらい前にご依頼。ちょうどメーカーのモデルチェンジや暑さもまだ序盤という事で、お待ちいただきました。

夏本番前に終わってよかった。 

ご依頼ありがとうございました。


送り付け商法を寛大に受け止める

2019年06月23日 20時15分42秒 | はじめての方へ
送り付け商法というのをご存知でしょうか?

ネガティブオプションとも呼ばれています。 

注文していない商品が勝手に送られてきます。

先日、私のところにも、代引きで2件送られてきました。


ハンドソープと電気ケトルです。 送ってきた業者は宮崎県と熊本県。
全く見覚えがありません。 

でもちょっと一般の送り付け商法と違うのは、お礼のメッセージが入っていました。



送り付け業者ならお礼なんて書きませんよね。 

宮崎と熊本と場所も違うし。 

推測すると、私になりすました人が、イタズラで注文したのだと思います。
乗っ取りとは違うと思います。乗っ取りなら自分宛に送るのに、私宛に代引きで送らせるのですから。

ちょっとした嫌がらせかもね。

でも何でこんな事したんだろう? 人さまからは嫌がられる事はしたことがありません。 対人関係、お金関係全て良好です。(自分で言うか)

強いて言えば、この時期は仕事の依頼があっても日程的に迷惑かけそうなお客様はお断りしています。 そんな方なのかも知れません。 (推測ですけど)

送り付け商法は、商品が手元に届くので、お金だけ取られるよりまだマシです。
そう思うと、イタズラした人がこれで気が済むのだからコレでヨシと考えました。 届いた品は、お買い上げしたお客様の景品として使う事にしました。

送り付け商法。
仮に警察に言っても被害届を受け取るだけで何も動きません。 
消費者センターに言っても、被害件数のカウントの足しになるだけで何の解決にもなりません。

もし貴方にも同じように届いた時は受け取らない事です。 
これに徹します。

少しは憂鬱な時を過ごすかもしれませんが、イタズラをした人もきっとココロや病んでいるので、こんな事をするのです。もし自分が受け止めてその人のココロが晴れてくれればそれで良いじゃないですか? 

ボランティアや募金、もしくはペイフォワードと思ってね。
善意ある人をもっと増やしていきたいね。

恐らくこういう事は一度やれば気が済む事だと思います。

決して反発したり、探して突き止めたりはしない方が良いと思う。 
私は、これからもそういう考えは変わらないし、そのように行動していきます。

いつでも笑顔で明るい気持ちでいたいですからね。



江東区25%プレミアム付き地域商品券が発行されます。

2019年06月21日 19時17分00秒 | 商品案内
いろいろ話題となる地域商品券。

地域の商店を活性化する事業で様々な自治体で発行されています。

江東区でも過去何回か発行されています。

この度2019年10月から使われる商品券が発行される計画があり、取扱店の募集が始まりました。 
栄電気でも使えるように先ほど申し込みをしました。 

今回は25%のプレミアム付きですからお得ですよね。

25000円分を20000円で購入できるという事です。
一枚500円券の綴りとなっています。
ただし、今回は購入できる対象者が子育て世代と書いてあるので全ての江東区民が買えるわけではなさそうです。

まだ募集が始まったばかりなので詳細は後日いろいろ発表あると思います。 
まずは、栄電気では扱いの登録をしたという事を報告しました。


ALCの壁面に業務用エアコンの室外機を吊りしました

2019年06月20日 19時53分01秒 | エアコン工事
建物の建築材料でALCと呼ばれる壁材があります。
発砲コンクリート、ヘーベルなどといろいろな呼ばれ方をします。
4階くらいの集合住宅はこの壁が多い。
柔らかく加工しやすいので多くのところで使われています。
柔らかいと言ってもALCの中には鉄筋が入っているので丈夫ですよ。

でも、このALCはビスなどは柔らかくて物を留めるときに効かなくて苦労します。専用のビスを使ったりします。

今回この壁面にエアコンの室外機を吊るす事になりました。

コンクリートの場合はアンカーと呼ばれるモノをコンクリートに打ち込めば固定できるのですが、ALCはそれができません。

一般の住宅では外壁がALC,内壁が石膏ボードの場合が多いのですが、ここは工場なので、ALC一枚の剥き出しです。

いろいろ考えた結果、壁に全ネジを通す穴を開け、全ネジを通し、部屋側にはアングルを渡し。外側にブラケット型の吊り金具を取り付け挟むように取付けしました。(わかるかな?)


まずは、天井付近に3ヶ所穴をあけました。


全ネジを通しアングルを取付。

外側にブラケット型の壁面吊り金具。
ALCを挟むように固定しました。

これで重量のある業務上エアコンの室外機でも安心して吊り下げられます。




室内機の上にアングルはありますが、のぞき込まなければ見えません。

工場なので見えてもいいのですが、多少は見栄えも考えました。

このような施工は一度下見をしないと、案が浮かびません。
現地に行って考えるようでは、手持ちある材料で完結する事になります。
これ自体は悪い事ではありませんが、後から自分の中でベストではなかったと悔やむのです。

栄電気では極力現地の下見をします。もしくは現地の写真を見させてもらってます。
いい仕事したいですからね。 

ご理解のほどよろしくお願いいたします。