栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

父が魚の骨を飲み込み病院を転々とし恩を受ける

2021年02月23日 18時59分18秒 | ランダムアクトオブカインドネス親切の連鎖
父が魚の骨を飲み込み喉に詰まらせた。
魚の骨と言うと、トゲのやような骨と思うけど、出てきた骨は親指サイズの背骨。

なんでそんな骨を飲み込む話は置いておいて、その骨を取るまでが大変でした。

休日の昼下がり。
食事で喉を詰まらせたので掛かりつけの病院へ。ところが、休日の為、耳鼻咽喉科の先生は不在という事で他の病院へ行って欲しいと断られる。
そうなると、救急ERの墨東病院しかない。
そう思いタクシーで直行。
ところが、墨東病院でも耳鼻咽喉科の先生が居ないという事で他の病院へ行って欲しいと。でも、他と言っても、、、、。
 
墨東病院でも調べてくれて、錦糸町オリナスの中のクリニックに休日診療してる耳鼻咽喉科があると教えてもらいタクシーで移動。

体力や足腰の悪いところに、病院のたらい回し。
オリナスに到着した時はグッたりとして座り込んでしまった父。
介護の経験ある人は分かりますが、自力で立てない人を立てるのは大変な事です。
母1人では出来ません。

そんな状況を見ていた、ある若いご家族。
その旦那さんがオリナス内のクリニックへ行って車椅子を持って来てくれたのです。

そして皆して車椅子に乗せて無事に治療を受ける事が出来ました。

この事を嬉しく、泣きながら感謝をしたいと言う母は名前も聞かなかった事を悔やんでいました。

そこで私はFacebookの墨田区の地域グループに問い合わせてみました。



若い家族なのでもしかしてFacebookの墨田区のグループの地域グループを見てるのではないかと思ったからです。もしくはその状況を見てた人が居るのではないか、それを元に探せないか。

残念ながらその人の情報は得られませんでした。

でも嬉しいコメントを頂きました。


その方は自然になさってますので、次は貴方がしてあげたら良いと思います。

アメリカには、Random Act of Kindness(ランダムアクトオブカインドネス)
という親切の連鎖という世界があります。

親切、恩の先送り。それは別に知り合いでもなんでも無い。恩を押し付けて見返りを期待する事でも無い。

自分が受けたその恩は次に自分が遭遇した困った人に与える。

今回はこの恩を与えてくれたのだと思いました。
そして次は私が誰かに恩を与える番。

人によっては、自分の利にならない事は絶対やらない、損をする事を極力嫌う。車で道を譲る事も許さない。労力を無償とするなんて考えられない。人が落としたゴミを拾う事はまずやらない。

人それぞれだから上記の人を改心させる気持ちは無いけど、恩を自分の利益に関係無く提供できる人が増えてくれたらと思う。

そんな人が増えたらきっと良い世の中になるよね。

そんな事を考えさせられた出来でした。



渋沢栄一の理想とする世の中はアフターコロナに来るのかも知れない

2021年02月13日 20時10分10秒 | Weblog
PCR検査で結果が出るまでの3日間。熱も無いしやる事無いので本を読んで過ごしました。渋沢栄一の『論語と算盤』。

『論語と算盤』はいろいろな版があり、論語という事で漢文も入り読みにくい本もあったので、現代語訳というのを読みました。 
実は去年は漫画版も読みました。

幕末から昭和初期に活躍した日本経済の立役者。 

論語という人の道(道徳)と算盤(商売)という、ちょっと方向が違いそうな事を論語に基づいて商売をしていく、渋沢栄一が理想と求めていた世の中が令和の今になってようやく実現してきたのではないかと思うのです。

今までの商売は、売り上げ第一主義でした。価格競争、サービス競争。ランチェスターマーケティングとか言って、狙いを定めた売り込み。競争の結果、勝った、負けたとなり、負けた方は廃業したりする。 負けた経営者はもしかして首を吊ったかも知れない。
資本主義というのはそう言うものだ。 と経済学者は言うと思うけど、最近の世の中の雰囲気をみると、その流れは薄れてきたと感じるようになりました。

だからと言って、社会主義化していうわけではありません。 
新しい言葉〇〇主義ってそのうち誰かが言い始めると思う。 

世の中、競争をしなくなってきたと感じます。一円でも安い所と血眼になってた人はもはや少数派。働き方も一生その会社でお世話になるって考えの人も少数派。自分のやりたい事を大事にし、必要以上のお金も要らないという考え方の人が増えています。 物も要らない。昔なら車が欲しい、家が欲しいと夢見たけど、車はレンタカーでいつでも借りられるし、家も意識高い人ほど、賃貸が良いと言っている。 

そんな世の中で、経済の仕組みも変わってきたと思います。 
利益追求の会社は今はブラック企業と呼ばれ、社会的にも締め出されています。 今は環境にやさしかったり、SDGsと呼ばれ、利益と社会貢献を共存させる事を目標にする会社が認められています。 

まさしく渋沢栄一の想い描いた世の中になってきたと思います。 コロナが終息した後の世の中はこの事が更に加速すること思います。

渋沢栄一は、明治の世では多くの財閥が誕生しましたが、財閥を作りませんでした。財閥による利益独占は渋沢栄一の理想とする世の中では無かったのです。 
公益を重んじ、世の中人々の暮らしが良くなる事へ事業を進めて行ったのです。
 
私も、今じゃ、いくら安くても環境に悪いものや、使い捨て品は避けるようになりました。。個人のSDGsを推進しているようなものです。 これって私だけじゃない多くの人が気づかずにそうなってきてると思う。 

自分の仕事は世の中の役にたってるのかな? そんな事を想い仕事してます。

NHKの大河ドラマ『麒麟が来る』では、戦国時代は戦が終わり人々が死ぬことなく平和に暮らす世の中になる事を各武将が想いながらも勝った負けたという戦いをしていました。

これから始るNHKの大河ドラマ『青天を衝け』渋沢栄一の物語はどういう展開になるか?わかりませんが、経済において、勝った負けたの無い世の中を目指す、渋沢栄一の姿をみせてくれたらと思っています。

最後はNHK大河ドラマのステマのように締めました。



そんな私は 沼沢栄一です。



浴室換気扇を仕様変更

2021年02月07日 18時03分57秒 | Weblog
浴室換気扇でトイレと風呂を同時に換気してる仕様。

これは良くあるのですが、換気扇が中間タイプと呼ばれる換気扇本体のモーターが天井の裏に隠れている仕様でした。

これだと換気扇のメンテナンスが出来ません。
同じように取り付ける事は可能ですが、後々の事を考えるとあまりおススメしません。

栄電気の場合、お風呂の天井を開口してお風呂の天井に換気扇本体を設置する仕様に変更する様にしてます。(もちろんお客様と相談しての事です)

その過程を解説します。 

既存の換気扇の吸込み部です。この吸込み部には換気扇はありません。天井裏でダクトでつながっています。



天井裏を覗きます。これが換気扇本体です。 点検口をあけてようやっと手が届くところに設置してありました。



良く見ると、ダクトに支えられて固定はされてません。宙釣り状態。
恐らく前回この換気扇を交換した業者が苦労してなんとか設置したのだと思われます。


今回の仕様変更はお風呂の吸い込み口を大きく開口してこの位置に換気扇を取り付けるという仕様変更です。
これなら換気扇の掃除も出来るし、今後交換する時も苦労しません。
これが簡単な変更図


天井のスパイラル管を適した場所でカットしました。




天井は新しく付ける換気扇の寸法に合わせて開口しました。



新しい換気扇を取り付けます。ここに隣りのトイレからダクトを伸ばし取り付けます。

何もなかったようにスッキリと収まりましたが、この作業は小さい天井裏で限られたスペースを駆使して設置する作業なんですよ。




工事完了! 
手入の仕方などを教えて終了です。

作業を簡単にすすめるなら、同じタイプの換気扇にすればすみます。 
でも、前回交換作業した人があまりいい仕事をしてなかったので、このまま同じ工事をする事は気持ちいい物ではありませんし、お客様の為にもなりません。

そこで仕様変更を提案し工事する事になりました。

決して自分が満足する為の工事ではありません。
時どき、職人の満足の為に工事をする職人が居ます。
良い材料やこだわった工事内容。 

でもこれはお客様が決める事。その分費用が掛かっても職人の満足の為に払うの本末転倒と思うのです。

仕事は誰の為にしているのか? 
お客様主体の中で自分が納得する。 
そこが到着点、俗にいうコスパなんだと思う。

これは地域差も大きい。

私はこの地で適した仕事を続けていきます。




紺屋の白袴

2021年02月03日 04時51分00秒 | Weblog


『電気屋さんはいろいろな新しい電気製品使えてイイねー』

時々そう言われます。

昔から紺屋の白袴と言いますよね。
自分の所で使う物って後回しが多いのです。

店で使ってる洗濯機はお客様からの引き上げ品。壊れたから買い替えて頂きましたが安い部品で直せたのでそのまま使ってます。




他所で買った冷蔵庫。冷えが悪いと買い替えて頂きましたが問題無いようで、店のバックヤードで15年位まだ働いてます。




テレビは一度買って頂きましたが、もっと大きいのが欲しくなって1週間で買い替え。ほぼ強制的に私が買い取る事に涙。




そんな感じで新しく出た商品だからとすぐ自分の所では使う事はまずしません。

お寿司屋さんで1番良いネタを大将が先に食べるなんてしませんよね。あっ試食があるか、まぁそれは別として。

商品、サービスはお客様に提供するもの。
その利益でお店側は生活してるのです。

自家消費は利益が出ません。

飲食店さんではその商品が残って自家消費に回ってる分が多いと思われます。
もしくは衛生面から廃棄されてしまう。

私の胃袋なんてたいした事無いけど、そんな事に少しでも役立ってくれたらと思ってます。
なかなか時間の制約で行けませんが、いろいろなお店に協力したいと行動してます。
もちろんいつもお一人様の私です。

私の仕事の流れから無理矢理に飲み歩きしてる言い訳に持っていきました笑。