栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

江東区亀戸でエアコンの修理

2018年12月21日 19時18分17秒 | エアコン工事
栄電気から徒歩1分ほどの飲食店のお客様。 

エアコンから温風が出ないという事で、修理のご依頼。 

状況を確認すると、室内機は運転しますが、室外機が動きません。 

注意深く観察すると、時どきリレーが入る音がします。 

これ大事な修理判断です。 

エアコンというのは、室内機と室外機が接続されて初めて一つの製品です。 

人間では言えば脳(室内機)があり、心臓(室外機)があり血液(冷媒ガス)が流れている。 


今回の修理判断は室内機は正常であると判断しました。 

室内機側からは、『ほれ、室外機動け!』と命令の信号で出るのですが、室外機が反応しません。 

それが数分ごとに命令が出ます。 

その時に『カチっ』とリレーの音がするのです。 


・・・という事で、室外機の故障と判断し、部品が入荷したので修理をしました。 




室外機のインバータ基板という部品です。 

コネクター類を外して交換です。 



熱が出る部分は伝熱をよくするグリスを塗ってから取り付けます。 



10年経過したエアコンですがもう少し頑張ってもらいましょう。



この部分だけ錆びていますね。これは排水溝が近いからです。 

排水からのナントかガスによる腐食です。  よくある事です。 

よく室内機の排水ドレンホースを排水溝に挿しているのを見ますが腐食する場合があるのでやめた方が良いですよ。 



無事終わりました。 

ご依頼ありがとうございました。




DIYエアコン工事の現実

2018年12月20日 19時26分49秒 | エアコン工事
最近はネット動画で作業手順情報が入手出来る時代です。 

ちょっと器用な人は自分でやりたがる。 

でも注意して欲しいのは、ネット動画は編集しているという事。 

例えばエアコン工事。 

マンションなどでベランダ置きの場合、私が施工すると60分から90分くらいかかります。 

それがネット動画だと20分くらいの編集で収まっています。 

上手に編集されたものですからね。何かもやり直したりする場面がカットされているのです。

私が60分かかるのを素人さんが20分で出来るワケないですよね。

でも、これ見て自分で出来る気分になってしまうのですよネ。 



そんな被害者をまた救援しました。 

凄いですよ。業界の人は唸ってしまいます。




配管は思ったより硬い為、取り回しが出来ずこんなに横から上に配管が上がっていました。



中古品を買ってきて自分で取り付けたとういう事でした。 

もう無茶苦茶。 



配管の取り付け部です。 

銅管がねじれているのが見えますか?

一度接続してここからシューっとガスが漏れる音がしたので、とにかく締め付けれが良いとひたすら締め付け、さらには銅管がねじれて、、、

実際にこういう状況を目にすると、こういう事が何で起きてしまうのか? 

世の中良くない方向に向かっている。 

ブロンガスを大気中に巻き散らしてしまったのです。 

今回のお客様が負担する金額は、取り付けとガスチャージを含めると最初から業者に依頼したより高額になります。 

誰もシアワセにならない。私だって嫌な気持ちになりました。 

(あっユーチューバーは視聴されたから利益があったのか)


もちろん見る側に責任はあるのだけど、配信側はせめて失敗時のリスクも紹介して欲しいね。

いつも、この尻ぬぐいをするのは、私たちなんですよ。 


そんな事を思いながらきちんと取り付け、ガスを入れ完了しました。 

(完成写真撮る気力もなくなりました) 

お客様も懲りたようで、これからはいろいろ頼みますと言ってくださいました。 

その時はヨロシクです。

中水道環境下における温水便座取り付け工事

2018年12月18日 19時32分26秒 | Weblog
中水道という存在は知っていても、実際に使われている環境を見た事無い方多いと思います。 

中水道・・・一度使われた排水を処理し、再利用する水道です。 

この用途は、トイレを流す水に使われたり、公園の散水などに使われています。 

人間には直接触れないようになっていますが、都営の集合住宅では時々この中水道が各戸に配管されています。

この環境下でもしかしたら?間違って温水洗浄便座を取り付けている方もいるかも知れません。

最近は何でも自分で施工する人が増えて来ましたらね。 

衛生的に問題ある中水道の水でお尻を洗うなんて! お尻の病気を経験した私からすると絶対やめて欲しい。
 

そこで、このブログで警告を兼ねて、どういう施工が正しいか解説します。 

中水道がトイレに配管されている集合住宅では、必ず上水道も配管されています。 

タンクに配管されているのが中水道。 

その左に別配管され、フタがされている配管が見えると思います。これが上水道です。 



温水洗浄便座はココから水をとらなければいけないのです。


作業としては、ここに止水栓を取り付け、それから温水洗浄便座の付属品を使い分水するという施工になります。 

こんな感じに止水栓を取り付けました。 



ここから通常通りの温水便座取り付け作業ですが、今回付ける温水便座は引っ越しで移設した古い機種です。 



止水栓のマイナスの部分(この名称が分かりません)を取り外して分水器を取り付ける仕様になっています。 

今はこの方式のタイプは無くなりました。



こんな感じで完成しました。 

古い機種なので近い将来は入れ替える可能性が高いと思います。 

そこで、今回はその時の為に、分水しやすいようにしておきました。 



入れ替える時は上のキャップから分水します。 

ちょっと先を見て作業するようにしています。 

お客様は引っ越してきて、中水道なので温水便座は取り付け出来ないのでは?と思ったそうです。

その悩みを解決してあげて、喜んで頂きました。 


このブログをたまたま読んで、あちゃー!! 中水道でお尻洗ってたよ!! 

そんな方が居ませんように。

トイレに人感センサー付きヒーターを勧めない理由

2018年12月16日 19時43分04秒 | 商品案内
寒いトイレはヒートショックと呼ばれ、血圧の急激な変化による脳や心臓の疾患の原因となっています。

最近はこの事がだいぶ認識され、お風呂暖房やトイレ暖房を導入する家庭も増えてきました。 

トイレ暖房においては、人を感知して電源が入る人感センサー付きが主流のようです。 



(〇で囲ってあるのが人感センサーです)

栄電気でも昨年まで販売していました。 

でも今年から販売はやめました。 

栄電気なりの考えがあるからです。 


ヒートショックというのは、トイレに入った瞬間の室温の差によって起こります。 

入った瞬間ってヒヤーっときますよネ。 

あれがいけないのです。 

人感センサーというのは、入ってからヒータの電源を入れます。 

これでは遅いのです。 

男性の小用の時などは、ほとんど意味不明無い事でしょう。 


大切なのは入った時に寒く無い事です。 

・・・・という事は! 

入る前から電源が入っているヒータの方が良いのです。 


いろいろ検討しました。 

熱を発するものですから、人が居ない時に稼働するとなると安全で無ければなりません。 

温風が出る物はトイレットペーパーなど近くにあったら危ないし、電熱線を熱するストーブタイプも危険です。 


おススメなのがパネルヒーターです。 



これも各社出ていますが、消費電力を検討しました。 

机の下に置くようなパネルヒーターはトイレには弱く、消費電力の大きいパネルヒーターは電気代が高い。 

各社調べたところ、この機種がトイレには最適だと判断しました。



日本製というのも安心しますね。



薄いので壁際に設置できます。



また壁に掛ける事も出来ます。 

これなら一晩中付けていても良いですが、もし電気代が気になる方はこのような24時間タイマーとの併用をおススメします。 



何時にONになり何時にOFFになる。 

この設定をしておけば、24時間毎日同じ時刻にトイレは暖かくなるのです。 

日中比較的温かい時間帯はOFFにしておく。 

一般家庭での使い方だとトイレって決まった時刻に利用する事も多いですよネ。

こんな使い方が理想だと思うのです。 

いかがでしょうか? 

栄電気イチオシの商品です。  

トイレのチョロチョロを直しました。

2018年12月15日 19時38分02秒 | 工事料金
ユニットバスを使われているお客様。 

エアコン工事の時に相談を受けました。

『トイレのタンクから水がチョロチヨロ音がするんだけど直るかしら?』と。

街の電気屋らしい総合住宅設備相談店。 

どこに頼んで良いか?分からないのでよく相談を受けます。 

当店で出来る仕事はもちろんしますが、協力店で出来る仕事と分業して作業しています。 


今回の相談されたトイレを確認すると。

水を流しても、なかなか止まらず、タンクに水がいっぱいになっても便器に水が少し流れているのを確認しました。



これはタンクの中に問題があります。 



タンクの中を確認します。 

これだ! 



タンクの中にあるフロートボールというゴム製の部品です。 

ゴム製なので、経年劣化で弾力が無くなり、さらに変形している場合があるのです。 

今回、これを交換する事で直りました。 

お客様宅は各階にトイレがあり、緊急を要する事はありませんでしたが、一般的にトイレは緊急の依頼が多い。

水が止まらなかったり、出なかったり、生活する上で支障をきたしますからね。 

まぁ最近は『水道トラブル・・・○○円』の会社もありますが、電気。水道、ガスを総合で面倒見てくれる業者を一つお抱えにしておくと良いですよ。