Yuhiの読書日記+α

TB、コメント大歓迎です♪
但し、記事内容と関係ないものは削除させて頂く場合もありますので、
ご了承下さいませ。

ナイチンゲールの沈黙

2009年01月01日 00時25分20秒 | 小説
海堂尊著「ナイチンゲールの沈黙」(上)(下)/宝島社文庫刊 を読了しました。この作品は、「チーム・バチスタの栄光」の続編ということで、田口&白鳥コンビも再登場しております。

以前、「チーム・バチスタ~」の感想を書いたときに、皆様から「ナイチンゲール」は正直イマイチだよーと教えて頂いていましたので、過剰な期待感は持たずに読んだ積もりなんですが、それでもやっぱり「イマイチ・・・」と思ってしまいました(汗)。
特に上巻なんて、事件が起きるまでにほとんど1冊分かかっていますし、出てくる登場人物もあまり魅力的には感じなくて、わりと薄い本なのに読むのに2週間もかかってしまいました。この後の作品はまた面白いと聞いていたので、頑張って読み続けられたのですが、もしそれがなければ、きっと途中で投げ出してしまったと思います。

「チーム・バチスタ」では医療現場や事件の描写がとてもリアルに描かれていて、そこに好感を持っていたのですが、この作品は逆にすごく抽象的な音楽や歌というものが事件の中核をなすという点で、あまりにも不確実で現実的ではない世界だったので、事件物としてはイマイチ楽しめなかったですね。

しかも、今作では田口の存在感が全然感じられなかったのが残念!一応、主人公だと思っていたのですが、今回は目立った活躍はなかったですよね。しかも白鳥とのカラミもさほどなかったように思いますし・・・。
対して、新たに登場した加納刑事はインパクト大!!でした。やっぱり、事件ものには刑事が不可欠ですし、なかなか面白そうなキャラクターだったので、今後も是非登場して欲しいのですが、今回の活躍を見ていると、田口&白鳥コンビよりも、加納&白鳥コンビになりそうで、ちょっと不安なものがありますね。

皆様が次作も一気読みした方がいいとアドバイスして下さっていたので、続けて読んでみるつもりです。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (エクスカリバー)
2009-01-01 09:33:30
今年も宜しくお願いします!

この作品は抽象的というか、人間の内面に迫るような内容でしたが、自作の『ジェネラル・ルージュの凱旋』はストレートな娯楽篇になっています。
『ナイチンゲール』をすっ飛ばして映画化が決まったのも頷けますね。まぁ、映画版はキャストを見る限り期待出来そうもないですが・・・(苦笑)。

で、まだちょっと気が早いですが、『夢見る黄金地球儀』と『医学のたまご』には、この『ナイチンゲール』&『ジェネラル・ルージュ』のゲストキャラの「その後」が語られますので、興味をお持ちであれば是非どうぞ。
・・・でも、この作品で伏線張りまくりだから、次に読むべきなのはやっぱり『螺鈿迷宮』かなぁ・・・?
返信する
>エクスカリバー様 (Yuhi)
2009-01-01 11:55:07
明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願いします~♪

>ジェネラル・ルージュの凱旋
娯楽っぽいストーリーなんですね。嬉しいです。「ナイチンゲール~」の方は暗くて、イマイチ楽しめなかったので・・・。
早く読みたいです。

「ジェネラル・ルージュ~」の後の作品も、続々とあるようですね。作者さまは今ノリにノってるんですね。
基本的にシリーズものは大好きなので、読むのが楽しみです。
また色々と教えて下さいませ~。
返信する
明けましておめでとうございます♪ (由香)
2009-01-03 15:22:44
今年も宜しくお願いします~

やはりYuhiさんもイマイチでしたか~
私も読後にガックリきた作品です。
チーム・バチスタが大好きだっただけに落胆が大きかったです。
でも次回作はなかなかでしたよ~
メインの速水先生が素敵なんです。
映画化も決まっているようですね~
ナイチンゲールとジェネラルは、同じ時に起こった事件を扱っているので、二つのエピソードを絡めるかもしれませんね。一応観に行こうかなぁ~
返信する
>由香様 (Yuhi)
2009-01-03 15:47:51
明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いしまーす♪

この作品、「チーム・バチスタ~」のようなのを想像していると、ちょっとガクっときちゃいますよね。事前にそう聞いていたんですけど、それでもやっぱりね・・・。

次回作の評判は良いようなので、そちらを楽しみにしたいと思います。
速水先生が素敵なんですか~。うわー。楽しみだなぁ・・・。

映画化もされるんですよね。観に行くか迷っちゃいます(笑)。

返信する

コメントを投稿