5年に渡る「プリキュア」の歴史で、意外にも一度も開かれていなかった音楽メインのコンサートイベント。
果たしてお子様に支持されるのか。ていうか一体、どういう層を想定しているのか。
色々な謎とチケットを抱えたまま、とうとう今日が当日です。
■プリキュア 5th Anniversary プリキュア☆ミラクル☆マジカル☆コンサート
日時:2008年9月7日(日)11:00/14:30開演
場所:中野サンプラザ
出演:五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子
当初から懸念されていたとおり、会場は凄まじい不協和音で軋みをあげていました。
一体これは誰を対象としたイベントなのか。
家族連れ:非子連れの構成比は、午前の部が7:3、午後が5:5くらいの印象でした。
企画の時点で読み違えたのか、それとも折込済みなのかは分かりませんが、明確に以下の3点はネックになってた気がします。
1.やっぱり変な大人はいる。
「子供の邪魔をしない」とかを分かってない人が、残念ながら少数ですがいました。
「子供向けイベントだから尊重すべきだ」ではなく、「そういったことと関係なく、あらゆる場面で子供は尊重すべきだ」というのは、マナー以前の「義務」だと思うんですけどね。
あ、ちなみにオタ芸をやるような屑はいませんでした。ちょっと心配してたので安心した。
(少し追記しました:こちら)
2.どこまで盛り上がっていいのか
演目中に、「お兄さんお姉さんも一緒に歌って踊ってね」とかコールの要求があったのですが、これって応えていいものなんでしょうか。
いや、立ったら後ろの子、見えないよ?
イベントの意図としては、「子供にライブの楽しさを知ってもらう」というのがあったようで、むしろ大人は率先して全力でコールしろ、という雰囲気は感じたのですが…。
1.とも絡めてなのですが、いっそ事前告知&紳士協定で、席を意図的に二分すべきだったんじゃないかな。子供(家族)と大人で。
結果論ですけど、大きなお友達のほうがフットワークが軽かったのか、発売後すぐにチケットを買った人が多かったらしく、前列の方が大人率が高いという逆転現象も起こってました。
お子様を最優先する分には誰も文句言わないと思うので(言うやつはつまみ出せ)、次回があったら検討して欲しいです。
3.子供は手拍子とか無理
前述のように、「(じっと座ってるコンサートではなく)ライブを楽しんでもらおう」が意図のようで、盛んに手拍子やコールの要求をされてました。
でもお子様にそんな難しいことは無理なんです。
歯止めが利かなくなって狂乱の踊りを始めるか、表情すら凝固する勢いで舞台に集中するか、どっちかなんです。
歌聴きながら手拍子って、大人でも結構大変だというのに。想定したレベルが過酷だ。
そんなわけで、「コールができる人間は遠慮してできず」「遠慮せずにしても良い子は技術的にできない」という生き地獄に。
世代の橋渡し的な趣旨もあったんでしょうけれど、事前に「どこまではやっていい」を明記したガイドラインとか配ってくれたら良かったのかも。
「大きな人は、小さな子に教えてあげてね」なんて発言まで飛び出すイベントだっただけに、物凄く惜しいことをした気がする。
そんなある意味カオスのイベントでした。
ネガティブ発言ばっかりに見えるかもしれませんが、凄く楽しかったです。
それ故に惜しいところが本当に惜しかったので、とりあえず先に書いてみました。
例によって、出演者の方の発言等は記憶に基づくもので、正確性は保証できません。
ご本人の意図しない曲解をしてる可能性もありますがご了承ください。
【場内アナウンス】
何やら随分と楽しく放送してました。
お姉さん:
「お友達は段差で転んだりしないようにしてくださいね。大人の方も気をつけて」
商品の宣伝にも力を入れてた。
会場で用意されてたのは、CDBOXの他、DVDやタオル、ペンケース、ガチャガチャ、ドリームライブ×2台、劇場版の前売り等々。
その一つ一つを説明してプッシュされてた。頑張ってる。
【開演前】
司会のお姉さんにより、「ガンバランス」の振り付けコーナーがありました。
前回のミュージカルといい、お子様に「ガンバランス」を仕込みたくて仕方がないらしい。
その説明の最中、唐突に夢キュアさんが舞台に登場。
「プリキュアさんは出ない」という想定で見に行ってたんですが、初っ端から予想が外れました。
関係者席でくつろいでるところを、首に縄かけて引っ張ってきたんだ。プリキュアさんに、オフなどというものはない。
【1曲目】
開演~発光とともにプリキュアさん登場~いつもの名乗り&決めポーズ~続いて歌手の皆様も登場~お歌開始の流れが格好よかった。
それとどうでもよいことですけど、「希望の力と未来の光 華麗に羽ばたく5つの心!」の台詞の最中、下向いて待機してるミルミルさんが健気です。
実際の戦闘の時も、ああやって出番を待ってるんですね。
追加戦士はこういうとき大変だ。
【2曲目の後】
自己紹介&トーク。
五條さん:「こんにちはー」(お子様:こんにちはー)
うちやえさん:「楽しんでくれてますかー」(はーい)
工藤さん:「盛り上がってるー?」(は、はーい)
宮本さん:「いえぃ」(い、いぇー?)
謎のぐだぐだトークだった。
司会のお姉さんからのネタ振りを受けて、工藤さんが「コンサートをもっと楽しむ方法」を解説。
工藤さん:
「コールや手拍子をやってください」
午前も午後も同じことを答えてた。
つくづくどこまでやって良かったのか、スタッフ側の想定が分からない。
歌の合間の「ぱぱやぱや」とか「まっくすはー」とかも期待してたみたいなのですが…ぬぅ。
正に「TEUCHI」を想定してたのかもしれない。でもそうならそうと先にはっきりしてくれないと、こっちにも気後れというものが…。間違っても、お子様に迷惑かけたくないもの。
【3曲目】
MH組、登場。
その瞬間、午前・午後ともに周囲がどよめきました。
流石は美墨先輩たちは違う。
会場内は、お約束のようにキャラリートで武装した幼女様だらけでした。
ぱっと見の一番人気は、大方の予想通り、ミルミルさん。
けれど次点は、夢に続いて黒白輝の3人でした。
あの3人は型落ちなんかじゃなかった…!
…は?美翔さんの人気具合?わざわざ聞くなんて、喧嘩売ってんの?
【7曲目】
「ヒットソングメドレー」とおっしゃってましたが、ショートバージョンでもメドレってるわけでもないので、かなり贅沢な感じでした。
夏休みが終わった直後なのに、「冬休み全開」とか堂々と歌ってる皆さんが格好いい。
「ムリムリありあり」とか、みんなで踊ってみたいなぁ。それこそ、前列にはお子様配置して、後ろには各自の職場服そのままで駆けつけてきた雑多な集団とかで。
EDのベローネ生徒と教師が踊ってるシーンを再現したい。
このコンサートの方向性としては、接点のない世代の違う人たちも、それぞれの持ち味を生かして一緒くたに楽しもう!があったんだろうと思う。
とても良いことだし、協力したいです。
でもまぁ、基本的に幼女様と成人なので、きっちり事前に説明してもらわないと、こっちが動きようがないのですけれど。
メドレー中はバックダンスは無し。
それもあってですが、後ろに懐かし映像とか流してくれたら嬉しかったかも。
編集が大変かもしれませんが…。
終了後、夢・檸檬・ミルミルさんが唐突に舞台に。
檸檬:
「私もいつかこんなステージでコンサートを開きたいです!」
アイドルで歌唱回もあるのに今回の舞台では1曲も担当させてもらえないことに、何か思うところがあったようです。
いっそ、プリキュアによるコンサートイベントもいいかもしれないですね。
背後に亡霊のごとく伊勢さんが寄り添いながら歌うの。
で、この3人による手拍子講座が行われました。
お子様に手拍子を教える、ということ以上に、「遠慮しなくていいんだよ」というメッセージだったようにも思います。
実際、これの後から会場の雰囲気が打ち解けた気がする。
あとスタッフ様的には、やっぱりこの3人が3強なんですね…。
【8曲目】
OPED以外の曲から、好きな曲を一つずつ。
そんな前振りで始まった4曲。トップバッターの曲は、意外なところを突かれた気分。
格好いいなぁ、黒白先輩。
でも冷静に眺めてると、一緒に踊ってるルミナス子さんが浮いてますね。
歌詞にも散々「ふたりで~」と入ってるし。
実は今、一番おつらい立場におられるのはプリキュアであってプリキュアではないルミナス先輩なのかもしれない。
思わず現実逃避して、「早く家に帰ってたこ焼き作らないと家計が…」とか「預けてきたポポルルは大丈夫だろうか」とか、そんなこと考えながら踊ってそう…。
【9曲目】
「奇跡の雫」かと思ってたら「my growing days」でした。
「TEUCHI」のときの「みんなで手を振る」はそのまんま再現されました。
この頃には、大きな人たちも妥協点を見つけ出しました。
コールは無理だけど、座ったまま手真似や手拍子はできる。
拍手とかって、声を上げると自己主張が強すぎるけど、意思表示はしたいって時に便利ですよね。
あとこの一連のシリーズ、五條→うちやえ→工藤→宮本の順で歌い、終わった後に次の担当歌手と軽いトークをしてから引き継いでました。
とりあえず、うちやえさんには綿密な台本を渡すか、しゃべらせないようにしないと大変なことになると、誰か早く気が付いてください。
お歌の最中はあんなに格好いいのに、愉快なお姉さんです。
【10曲目】
うちやえさんから工藤さんにバトンタッチ。
その間に、踊ってくれてた美翔さんたちは退場です。
出番が無事に終わって、美翔さんも達成感に満ちた顔をしておられる。お疲れ様でした。
舞台袖に引っ込む彼女たちの横で、工藤さんはトークを開始。
工藤さん:
「今の曲はプリキュア1年目の曲で…」
美翔さん:
「…!?」
いきなり背後から撃たれた鳥娘の顔が忘れられない。
く、工藤さん、ひどい…。
いやうっかりミスなのは分かってるんですけれど。
【11曲目】
夢キュアさんたち出ずっぱり。
工藤さんと宮本さんがトークをしてる間は、ステージの後方で背中向けてポーズ決めて待機してました。
このときアクア姐さんの姿勢がびしりと決まってた。姐さん、いい仕事してる。
このお歌はバックダンスで寸劇みたいなのが展開されるのですが、内容が大変気になります。
紅キュアさんが何かに驚いて、それを見て緑がはしゃいでて、その後、緑が紅に謝ってる?
わ、分からん。どんなストーリーなんだろう。秋元先輩は何をやらかしたんだ。
【12曲目】
その直前に、バンクダンスしてた夢原さんたちがトーク。
夢キュアさん:
「次はみんなもよく知ってる『ふたりはプリキュアSplashStar』…」
あぁ「よく知ってる」か。
皮肉ですか。そうですか。
夢キュアさん:
「…『SplashStar』と『Yes!プリキュア5』のOPED曲だよ!」
あぁ「よく知ってる」は後半に掛かってたんですね。
自慢ですか。そうですか。
もはやすっかり疑心暗鬼に染まってしまってる。
【13曲目】
これで最後だから盛り上がっていこー!と散々煽ってからスタート。
しかしこの複雑怪奇な曲に、手拍子やらを合わせるのは至難の業です。
聴いたのはミュージカルに続き2回目ですが、つくづくパズルみたいです。
『時間の壁も世界の果ても越えていく』
『昨日と今日の 力をあわせて 明日を掴むの!』
この部分が好き。プリキュア総力戦ですね。
既に「昨日」の美翔さんにだって、やれることがきっとあるんだ。
ステージ上は、プリキュア11人+歴代歌手4人の大集合。
それで各シリーズの美味しいところを濃縮した、正に集大成のこの曲を歌うのだから迫力が凄い。
劇中のストーリー的にも、時間の迷宮や世界の終わりを戦い抜いてるんですよね。
この曲でMAD作ったらめちゃくちゃ盛り上がりそう。
【14曲目】
『でもねくじけちゃう日は 自分が小さくなる』
『だから青空見上げて 未来地図を広げよう』
『明日は絶対、いい日になる!』
今日より公開された新ガンバランス。
歌詞的には「プリ5」より「SS」の時のに近いです。
来年は…どうなるんだろう…。
なお、「一緒に踊ろう」推奨曲だったこともあり、お子様はステージ付近までわらわらと這い出していました。
こういう光景を見てると、来年も安泰のような気がします。
【アンコール】
司会のお姉さん:
「コンサートは初めてのお友達にぜひ知って欲しい」
「コンサートの醍醐味は、アンコール!」
「大きなお兄さんお姉さんの出番です」
「小さなお友達は、お兄さんお姉さんの後に続いてね」
いたいけな子供に「アンコール」を強制する悪いお姉さんです。
その後、夢キュアさんたちも出てきて「アンコール」の合唱。
ていうか夢キュアさんはアンコールをされる側ではなく、する側なのか。今回、ノーギャラなんですね。。
アンコール曲は「フルスロットル」。
歌のお姉さん達、サービスして観客席に降りてきてくれてました。
お子様も物凄い勢いでステージに迫ってた。
特に午後の部は前列2列目の通路側の席で見てたので、お子様の群れにビビりました。
ひぃ!ふと横を見たらキャラリート娘がいっぱいいる!
【閉演】
どぱぱぱん!と銀紙金紙が打ち上げられて幕。
その途端、お子様たちが銀紙金紙の回収にダッシュ。
お子様がステージに群がる群がる群がる!
数分後。派手に打ち上げられた紙ふぶきは、かけらも残さず略奪され尽されました。恐ろしい。
【おしまい】
司会のお姉さん:
「みんな、コンサートは好きになってくれたかな?」
「好きになってくれたら、またコンサートができるかも」
なんだか生々しい台詞が聞こえたような気がしながらコンサート終了。
何度も書いていますが「ライブの楽しさを知ってもらおう」イベントだったようで、その意味でも成功してたんじゃないかと思います。
ちょっと未就学児童には難易度高かったかもしれませんが、楽しんでくれたんじゃないでしょうか。
ちらほら小学校低学年くらいの子や、MH世代の子もいましたし、次につながるイベントだったと信じたい。
お歌自体は言うまでもなく素晴らしかったし、合間のトークも「うわあ」な感じで楽しかったです。
特にうちやえさんと宮本さん。
この二人だけでトークするパートがなかったのは、極めて賢明だったと思いました。
新しいパイを模索している印象も受けたので、今回のイベントを活かして、また次回も開いてくれると嬉しいです。
方向性は間違ってないはずだ。
ノウハウが揃えば、色々と面白いことに発展していきそうな、そんなコンサートでした
果たしてお子様に支持されるのか。ていうか一体、どういう層を想定しているのか。
色々な謎とチケットを抱えたまま、とうとう今日が当日です。
■プリキュア 5th Anniversary プリキュア☆ミラクル☆マジカル☆コンサート
日時:2008年9月7日(日)11:00/14:30開演
場所:中野サンプラザ
出演:五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子
当初から懸念されていたとおり、会場は凄まじい不協和音で軋みをあげていました。
一体これは誰を対象としたイベントなのか。
家族連れ:非子連れの構成比は、午前の部が7:3、午後が5:5くらいの印象でした。
企画の時点で読み違えたのか、それとも折込済みなのかは分かりませんが、明確に以下の3点はネックになってた気がします。
1.やっぱり変な大人はいる。
「子供の邪魔をしない」とかを分かってない人が、残念ながら少数ですがいました。
「子供向けイベントだから尊重すべきだ」ではなく、「そういったことと関係なく、あらゆる場面で子供は尊重すべきだ」というのは、マナー以前の「義務」だと思うんですけどね。
あ、ちなみにオタ芸をやるような屑はいませんでした。ちょっと心配してたので安心した。
(少し追記しました:こちら)
2.どこまで盛り上がっていいのか
演目中に、「お兄さんお姉さんも一緒に歌って踊ってね」とかコールの要求があったのですが、これって応えていいものなんでしょうか。
いや、立ったら後ろの子、見えないよ?
イベントの意図としては、「子供にライブの楽しさを知ってもらう」というのがあったようで、むしろ大人は率先して全力でコールしろ、という雰囲気は感じたのですが…。
1.とも絡めてなのですが、いっそ事前告知&紳士協定で、席を意図的に二分すべきだったんじゃないかな。子供(家族)と大人で。
結果論ですけど、大きなお友達のほうがフットワークが軽かったのか、発売後すぐにチケットを買った人が多かったらしく、前列の方が大人率が高いという逆転現象も起こってました。
お子様を最優先する分には誰も文句言わないと思うので(言うやつはつまみ出せ)、次回があったら検討して欲しいです。
3.子供は手拍子とか無理
前述のように、「(じっと座ってるコンサートではなく)ライブを楽しんでもらおう」が意図のようで、盛んに手拍子やコールの要求をされてました。
でもお子様にそんな難しいことは無理なんです。
歯止めが利かなくなって狂乱の踊りを始めるか、表情すら凝固する勢いで舞台に集中するか、どっちかなんです。
歌聴きながら手拍子って、大人でも結構大変だというのに。想定したレベルが過酷だ。
そんなわけで、「コールができる人間は遠慮してできず」「遠慮せずにしても良い子は技術的にできない」という生き地獄に。
世代の橋渡し的な趣旨もあったんでしょうけれど、事前に「どこまではやっていい」を明記したガイドラインとか配ってくれたら良かったのかも。
「大きな人は、小さな子に教えてあげてね」なんて発言まで飛び出すイベントだっただけに、物凄く惜しいことをした気がする。
そんなある意味カオスのイベントでした。
ネガティブ発言ばっかりに見えるかもしれませんが、凄く楽しかったです。
それ故に惜しいところが本当に惜しかったので、とりあえず先に書いてみました。
01. | プリキュア5、フル・スロットル GO GO! | 四人+プリ5の皆さん+ミルミル |
02. | 手と手つないでハートもリンク! | 四人+プリ5の皆さん+ミルミル |
03. | DANZEN!ふたりはプリキュア(ver.MaxHeart) | 五條真由美+MHの皆さん |
04. | まかせて★スプラッシュ☆スター★ | うちやえゆか+SSの皆さん |
05. | プリキュア5、スマイルgo go! | 工藤真由+プリ5の皆さん |
06. | ガンバランスdeダンス ~夢見る奇跡たち~ | 宮本佳那子+プリ5の皆さん |
07. | メドレー DANZEN!ふたりはプリキュア(ver.MaxHeart) ~ゲッチュウ!らぶらぶぅ?! ~ムリムリ!?ありあり!!IN じゃな~い?! ~ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!! | 四人 |
08. | プリキュアテンション BING BING BANG BANG! | 五條真由美+MHの皆さん |
09. | my growing days | うちやえゆか+SSの皆さん |
10. | プリキュアfly | 工藤真由+プリ5の皆さん+ミルミル |
11. | グルグル・マジ?カル・パスポート | 宮本佳那子+プリ5の皆さん+ミルミル |
12. | メドレー まかせて★スプラッシュ☆スター★ ~「笑うが勝ちで!」でGO! ~プリキュア5、スマイルgo go! ~キラキラしちゃって My True Love | 四人 |
13. | プリキュアモードにSWTICH ON!! | 全員 |
14. | ガンバランスdeダンス ~希望のリレー~ | 全員 |
--. | (アンコール)プリキュア5、フル・スロットル GO GO! | 四人+プリ5の皆さん+ミルミル |
例によって、出演者の方の発言等は記憶に基づくもので、正確性は保証できません。
ご本人の意図しない曲解をしてる可能性もありますがご了承ください。
【場内アナウンス】
何やら随分と楽しく放送してました。
お姉さん:
「お友達は段差で転んだりしないようにしてくださいね。大人の方も気をつけて」
商品の宣伝にも力を入れてた。
会場で用意されてたのは、CDBOXの他、DVDやタオル、ペンケース、ガチャガチャ、ドリームライブ×2台、劇場版の前売り等々。
その一つ一つを説明してプッシュされてた。頑張ってる。
【開演前】
司会のお姉さんにより、「ガンバランス」の振り付けコーナーがありました。
前回のミュージカルといい、お子様に「ガンバランス」を仕込みたくて仕方がないらしい。
その説明の最中、唐突に夢キュアさんが舞台に登場。
「プリキュアさんは出ない」という想定で見に行ってたんですが、初っ端から予想が外れました。
関係者席でくつろいでるところを、首に縄かけて引っ張ってきたんだ。プリキュアさんに、オフなどというものはない。
【1曲目】
開演~発光とともにプリキュアさん登場~いつもの名乗り&決めポーズ~続いて歌手の皆様も登場~お歌開始の流れが格好よかった。
それとどうでもよいことですけど、「希望の力と未来の光 華麗に羽ばたく5つの心!」の台詞の最中、下向いて待機してるミルミルさんが健気です。
実際の戦闘の時も、ああやって出番を待ってるんですね。
追加戦士はこういうとき大変だ。
【2曲目の後】
自己紹介&トーク。
五條さん:「こんにちはー」(お子様:こんにちはー)
うちやえさん:「楽しんでくれてますかー」(はーい)
工藤さん:「盛り上がってるー?」(は、はーい)
宮本さん:「いえぃ」(い、いぇー?)
謎のぐだぐだトークだった。
司会のお姉さんからのネタ振りを受けて、工藤さんが「コンサートをもっと楽しむ方法」を解説。
工藤さん:
「コールや手拍子をやってください」
午前も午後も同じことを答えてた。
つくづくどこまでやって良かったのか、スタッフ側の想定が分からない。
歌の合間の「ぱぱやぱや」とか「まっくすはー」とかも期待してたみたいなのですが…ぬぅ。
正に「TEUCHI」を想定してたのかもしれない。でもそうならそうと先にはっきりしてくれないと、こっちにも気後れというものが…。間違っても、お子様に迷惑かけたくないもの。
【3曲目】
MH組、登場。
その瞬間、午前・午後ともに周囲がどよめきました。
流石は美墨先輩たちは違う。
会場内は、お約束のようにキャラリートで武装した幼女様だらけでした。
ぱっと見の一番人気は、大方の予想通り、ミルミルさん。
けれど次点は、夢に続いて黒白輝の3人でした。
あの3人は型落ちなんかじゃなかった…!
…は?美翔さんの人気具合?わざわざ聞くなんて、喧嘩売ってんの?
【7曲目】
「ヒットソングメドレー」とおっしゃってましたが、ショートバージョンでもメドレってるわけでもないので、かなり贅沢な感じでした。
夏休みが終わった直後なのに、「冬休み全開」とか堂々と歌ってる皆さんが格好いい。
「ムリムリありあり」とか、みんなで踊ってみたいなぁ。それこそ、前列にはお子様配置して、後ろには各自の職場服そのままで駆けつけてきた雑多な集団とかで。
EDのベローネ生徒と教師が踊ってるシーンを再現したい。
このコンサートの方向性としては、接点のない世代の違う人たちも、それぞれの持ち味を生かして一緒くたに楽しもう!があったんだろうと思う。
とても良いことだし、協力したいです。
でもまぁ、基本的に幼女様と成人なので、きっちり事前に説明してもらわないと、こっちが動きようがないのですけれど。
メドレー中はバックダンスは無し。
それもあってですが、後ろに懐かし映像とか流してくれたら嬉しかったかも。
編集が大変かもしれませんが…。
終了後、夢・檸檬・ミルミルさんが唐突に舞台に。
檸檬:
「私もいつかこんなステージでコンサートを開きたいです!」
アイドルで歌唱回もあるのに今回の舞台では1曲も担当させてもらえないことに、何か思うところがあったようです。
いっそ、プリキュアによるコンサートイベントもいいかもしれないですね。
背後に亡霊のごとく伊勢さんが寄り添いながら歌うの。
で、この3人による手拍子講座が行われました。
お子様に手拍子を教える、ということ以上に、「遠慮しなくていいんだよ」というメッセージだったようにも思います。
実際、これの後から会場の雰囲気が打ち解けた気がする。
あとスタッフ様的には、やっぱりこの3人が3強なんですね…。
【8曲目】
OPED以外の曲から、好きな曲を一つずつ。
そんな前振りで始まった4曲。トップバッターの曲は、意外なところを突かれた気分。
格好いいなぁ、黒白先輩。
でも冷静に眺めてると、一緒に踊ってるルミナス子さんが浮いてますね。
歌詞にも散々「ふたりで~」と入ってるし。
実は今、一番おつらい立場におられるのはプリキュアであってプリキュアではないルミナス先輩なのかもしれない。
思わず現実逃避して、「早く家に帰ってたこ焼き作らないと家計が…」とか「預けてきたポポルルは大丈夫だろうか」とか、そんなこと考えながら踊ってそう…。
【9曲目】
「奇跡の雫」かと思ってたら「my growing days」でした。
「TEUCHI」のときの「みんなで手を振る」はそのまんま再現されました。
この頃には、大きな人たちも妥協点を見つけ出しました。
コールは無理だけど、座ったまま手真似や手拍子はできる。
拍手とかって、声を上げると自己主張が強すぎるけど、意思表示はしたいって時に便利ですよね。
あとこの一連のシリーズ、五條→うちやえ→工藤→宮本の順で歌い、終わった後に次の担当歌手と軽いトークをしてから引き継いでました。
とりあえず、うちやえさんには綿密な台本を渡すか、しゃべらせないようにしないと大変なことになると、誰か早く気が付いてください。
お歌の最中はあんなに格好いいのに、愉快なお姉さんです。
【10曲目】
うちやえさんから工藤さんにバトンタッチ。
その間に、踊ってくれてた美翔さんたちは退場です。
出番が無事に終わって、美翔さんも達成感に満ちた顔をしておられる。お疲れ様でした。
舞台袖に引っ込む彼女たちの横で、工藤さんはトークを開始。
工藤さん:
「今の曲はプリキュア1年目の曲で…」
美翔さん:
「…!?」
いきなり背後から撃たれた鳥娘の顔が忘れられない。
く、工藤さん、ひどい…。
いやうっかりミスなのは分かってるんですけれど。
【11曲目】
夢キュアさんたち出ずっぱり。
工藤さんと宮本さんがトークをしてる間は、ステージの後方で背中向けてポーズ決めて待機してました。
このときアクア姐さんの姿勢がびしりと決まってた。姐さん、いい仕事してる。
このお歌はバックダンスで寸劇みたいなのが展開されるのですが、内容が大変気になります。
紅キュアさんが何かに驚いて、それを見て緑がはしゃいでて、その後、緑が紅に謝ってる?
わ、分からん。どんなストーリーなんだろう。秋元先輩は何をやらかしたんだ。
【12曲目】
その直前に、バンクダンスしてた夢原さんたちがトーク。
夢キュアさん:
「次はみんなもよく知ってる『ふたりはプリキュアSplashStar』…」
あぁ「よく知ってる」か。
皮肉ですか。そうですか。
夢キュアさん:
「…『SplashStar』と『Yes!プリキュア5』のOPED曲だよ!」
あぁ「よく知ってる」は後半に掛かってたんですね。
自慢ですか。そうですか。
もはやすっかり疑心暗鬼に染まってしまってる。
【13曲目】
これで最後だから盛り上がっていこー!と散々煽ってからスタート。
しかしこの複雑怪奇な曲に、手拍子やらを合わせるのは至難の業です。
聴いたのはミュージカルに続き2回目ですが、つくづくパズルみたいです。
『時間の壁も世界の果ても越えていく』
『昨日と今日の 力をあわせて 明日を掴むの!』
この部分が好き。プリキュア総力戦ですね。
既に「昨日」の美翔さんにだって、やれることがきっとあるんだ。
ステージ上は、プリキュア11人+歴代歌手4人の大集合。
それで各シリーズの美味しいところを濃縮した、正に集大成のこの曲を歌うのだから迫力が凄い。
劇中のストーリー的にも、時間の迷宮や世界の終わりを戦い抜いてるんですよね。
この曲でMAD作ったらめちゃくちゃ盛り上がりそう。
【14曲目】
『でもねくじけちゃう日は 自分が小さくなる』
『だから青空見上げて 未来地図を広げよう』
『明日は絶対、いい日になる!』
今日より公開された新ガンバランス。
歌詞的には「プリ5」より「SS」の時のに近いです。
来年は…どうなるんだろう…。
なお、「一緒に踊ろう」推奨曲だったこともあり、お子様はステージ付近までわらわらと這い出していました。
こういう光景を見てると、来年も安泰のような気がします。
【アンコール】
司会のお姉さん:
「コンサートは初めてのお友達にぜひ知って欲しい」
「コンサートの醍醐味は、アンコール!」
「大きなお兄さんお姉さんの出番です」
「小さなお友達は、お兄さんお姉さんの後に続いてね」
いたいけな子供に「アンコール」を強制する悪いお姉さんです。
その後、夢キュアさんたちも出てきて「アンコール」の合唱。
ていうか夢キュアさんはアンコールをされる側ではなく、する側なのか。今回、ノーギャラなんですね。。
アンコール曲は「フルスロットル」。
歌のお姉さん達、サービスして観客席に降りてきてくれてました。
お子様も物凄い勢いでステージに迫ってた。
特に午後の部は前列2列目の通路側の席で見てたので、お子様の群れにビビりました。
ひぃ!ふと横を見たらキャラリート娘がいっぱいいる!
【閉演】
どぱぱぱん!と銀紙金紙が打ち上げられて幕。
その途端、お子様たちが銀紙金紙の回収にダッシュ。
お子様がステージに群がる群がる群がる!
数分後。派手に打ち上げられた紙ふぶきは、かけらも残さず略奪され尽されました。恐ろしい。
【おしまい】
司会のお姉さん:
「みんな、コンサートは好きになってくれたかな?」
「好きになってくれたら、またコンサートができるかも」
なんだか生々しい台詞が聞こえたような気がしながらコンサート終了。
何度も書いていますが「ライブの楽しさを知ってもらおう」イベントだったようで、その意味でも成功してたんじゃないかと思います。
ちょっと未就学児童には難易度高かったかもしれませんが、楽しんでくれたんじゃないでしょうか。
ちらほら小学校低学年くらいの子や、MH世代の子もいましたし、次につながるイベントだったと信じたい。
お歌自体は言うまでもなく素晴らしかったし、合間のトークも「うわあ」な感じで楽しかったです。
特にうちやえさんと宮本さん。
この二人だけでトークするパートがなかったのは、極めて賢明だったと思いました。
新しいパイを模索している印象も受けたので、今回のイベントを活かして、また次回も開いてくれると嬉しいです。
方向性は間違ってないはずだ。
ノウハウが揃えば、色々と面白いことに発展していきそうな、そんなコンサートでした
私も、なんとか午後の部の方に滑り込みで入る事ができました。
殆ど最後列に座ることになったので、お子様方の迷惑にならない程度に、「TEUCHI」のノリで楽しむことができました!
ちょっとどうなることかと心配していましたが、行ってよかったと思いましたよ~~!!
お疲れ様でした~。
当日券があると言った手前、参加できなかったら申し訳なく思っていたので、安心しました。
今回のコンサートに関しては、案外後列の方が盛り上がり易かったんじゃないかと推察してます。
お歌を聴きながら、動き回りたくてうずうずしてました。
>ちょっとどうなることかと心配していましたが、行ってよかったと思いましたよ~~!!
同じく、心配点はあったものの、いざ行ってみたらとても楽しめました。
またこういうイベントがあると良いですよねー。
うまく妻を乗せられなかった敗残者です。
コンサート自体は楽しそうで何よりでした・・が。
>一体これは誰を対象としたイベントなのか。
予想どおりのカオスぶりだったようで。
観想記事から伺うと、TEUCHI的な反応を求めつつもお客さんは反応に困った幼児様と大人たち・・でしたか。
さすがに幼稚園児にそれを期待するのは無理でしょうし、幼児様の群れにまじって弾ける大人も有り得ないですからね。
>やっぱり変な大人はいる。
・・・・。
嗚呼、やっぱりいるのか。
自分はお子様が参集するイベントの場合、自分自身が家族連れ前提でない限り参加を躊躇う人なので、そういう行為はよく分からないですね。うーん。
>「好きになってくれたら、またコンサートができるかも」
やっぱり試金石といったイベントだったんですかね。
次回はもう少しファミリー向けを強調した方が・・。
あとできれば「大きなお友達用」に後ろの暗ったい席が指定できるようにしてほしいです。
というか「TEUCHI3」を希(ry
時に、全体的な入りはどうだったんでしょう?
美翔さん、また在庫抱えちゃったのでしょうか・・。
ぱっきゅんわです。
今までのイベントとは随分と毛色が違うというか、公的に「TEUCHI」をやろうとするとこんな感じだろうか、という印象でした。
色々と手探り感も受けたので、これで終わりではなく次がありそうです。
>さすがに幼稚園児にそれを期待するのは無理でしょうし、幼児様の群れにまじって弾ける大人も有り得ないですからね。
これが結構「有り」だった…というか期待されてました。
実際、お子様連れの親御さんはかなりノリノリでした。
感覚としてはスポーツ観戦や夏祭りで騒いだりするのと同じノリかなと思います。
>変な大人
誤解を招いたかもしれないので多少、記事に追記してみました。
オタク的な意味や、子供イベントに大人が参加するのは…ということよりも、「花見のノリしか知らないでクラシックコンサートに出かけてる」みたいな、そういう違和感がありました。
大人の引き出しの中にも、この手のイベントが想定できてないというか、まだまだ未成熟なのかなと、そんなことを感じたり。
逆にいえば、そこを成熟させていけば、現在は年齢層によって断絶している空間を共有できるようになっていくのかもしれません。
ちょっと遠い例えかもしれませんが、近所の老人会が子供に昔の遊びを教えるような、そういうノリもあってもいいんじゃないかなと。そしてそれを期待されてた気がします。
(カードゲームの世界ではよくあります。大人がダブってるカードを提供したり子供向け講習会をやったり)
「プリキュア」で大人向けのイベントができる、というのは「TEUCHI」の功績だと思います。
まぁ女児と成人男性という組み合わせには抵抗がありすぎるので、とても難しいとは思いますけれど、試行錯誤が見て取れるコンサートでした。
(多分ですけれど、「ファミリー向け」は意図的に避けたんじゃないかなと。ちなみにですが成人女性の参加も多かったです)
観客数は意外といっぱいでした。ただ、2階席に人がいなかったり、招待者受付が大賑わいしてたのが気がかりですが、見なかったことにします。。