mixiの方のリンクで見かけたので。
■「普通においしい」でも、別にいいんじゃね!?」(夕刊ガジェット通信)
[引用]
「普通においしい」という表現が話題になっています。1月25日付の毎日新聞夕刊に掲載されたコラムが火をつけたようです。書き手は、牧太郎さん。「サンデー毎日」の編集長をつとめた経験もある記者で、言葉のプロフェッショナルといえる方なんですね。
ある日、牧さんが東京・新橋のラーメン屋にいった。行列に並んでいた若者に「ここ、うまいの?」と聞いたところ、「普通においしいですよ」という答えが返ってきた。コラムでは、「普通」と「おいしい」という言葉の組み合わせに違和感を表明しています。
(中略)
つまり、「普通に……」の「普通」という言葉は、「どっちでもいい」という意味なのですから、ある言葉の前に「普通に……」といった場合、「あってもなくても、『普通に…』に続く言葉の意味が変わらない」というニュアンスの流行り言葉なのではないか、と筆者は理解しています。
[引用終]
しばらく前にNHK「みんなのうた」の「これってホメことば?」という曲がありました。
その曲中で、「普通に美味しい=非常に美味しいの意味だ」と紹介されてた。
それを聞いて家族友人一同で、「それは違うのでは?」と疑問に感じたことを思い出してみた。
私の中では、「普通に美味しい」とは「スタンダードな基準において美味しい」の意味という認識。
「辛くて美味い」とか「匂いがキツイがそこが良い」みたいなのではなく、正攻法で美味いという意味。
「予想外に美味い」とか「懐かしい味で美味い」でもなく、期待通りに癖なく「普通に」美味い。
そんなわけで、「表現としておかしい」と感じるポイントがピンとこない。
価値基準が人や状況によって異なるのは当然と認識されてる時代だから、わざわざ「普通に」とつくのだろうと思う。
特に違和感はない。むしろ必要不可欠な表現に思える。
逆に言えば、発想として理解できない人は、絶対的な価値基準を信じてるということだろうか。
また「自分の好みに合致していてスペシャルに美味い」というニュアンスはないのだから、「非常に美味しい」の意味ではないはず。
要は、「世間一般で広く受ける価値観」と「自分自身の価値観」に差異があることが大前提になっている。
…この感覚の溝は、「言葉は変化するものだ」「それを知らないのか」といったこと以上に、深いものがある気がする。
■「普通においしい」でも、別にいいんじゃね!?」(夕刊ガジェット通信)
[引用]
「普通においしい」という表現が話題になっています。1月25日付の毎日新聞夕刊に掲載されたコラムが火をつけたようです。書き手は、牧太郎さん。「サンデー毎日」の編集長をつとめた経験もある記者で、言葉のプロフェッショナルといえる方なんですね。
ある日、牧さんが東京・新橋のラーメン屋にいった。行列に並んでいた若者に「ここ、うまいの?」と聞いたところ、「普通においしいですよ」という答えが返ってきた。コラムでは、「普通」と「おいしい」という言葉の組み合わせに違和感を表明しています。
(中略)
つまり、「普通に……」の「普通」という言葉は、「どっちでもいい」という意味なのですから、ある言葉の前に「普通に……」といった場合、「あってもなくても、『普通に…』に続く言葉の意味が変わらない」というニュアンスの流行り言葉なのではないか、と筆者は理解しています。
[引用終]
しばらく前にNHK「みんなのうた」の「これってホメことば?」という曲がありました。
その曲中で、「普通に美味しい=非常に美味しいの意味だ」と紹介されてた。
それを聞いて家族友人一同で、「それは違うのでは?」と疑問に感じたことを思い出してみた。
私の中では、「普通に美味しい」とは「スタンダードな基準において美味しい」の意味という認識。
「辛くて美味い」とか「匂いがキツイがそこが良い」みたいなのではなく、正攻法で美味いという意味。
「予想外に美味い」とか「懐かしい味で美味い」でもなく、期待通りに癖なく「普通に」美味い。
そんなわけで、「表現としておかしい」と感じるポイントがピンとこない。
価値基準が人や状況によって異なるのは当然と認識されてる時代だから、わざわざ「普通に」とつくのだろうと思う。
特に違和感はない。むしろ必要不可欠な表現に思える。
逆に言えば、発想として理解できない人は、絶対的な価値基準を信じてるということだろうか。
また「自分の好みに合致していてスペシャルに美味い」というニュアンスはないのだから、「非常に美味しい」の意味ではないはず。
要は、「世間一般で広く受ける価値観」と「自分自身の価値観」に差異があることが大前提になっている。
…この感覚の溝は、「言葉は変化するものだ」「それを知らないのか」といったこと以上に、深いものがある気がする。
「うーまーいーぞー!!」と叫び、
巨大化やら、なんやらと暴走したシーンがありました。
後に、原作の漫画を読んだところ、
普通に料理の解説がしてあり、暴走シーンが、
なかった事にがっかりしたモノです。
お店に行って、注文したモノを食べて、
「ああ、これなら値段どおりだな」
みたいな感じで満足できるのが、
「普通においしい」なのかな……、
そんな風に思います。
自分の「感想」なら『普通に』と表現しても良いと思うんです。自分が思う世間のスタンダードに照らし合わせたら合格という予測なんだろうし。ただ世間一般の基準値に達してはいそうだけど、自分の味覚に合致してるかどうか言及してないところが、自分の意見は隠すあいまい表現を好む今どきの若者らしいというか。
侍戦隊の金色も普通と言われたら凹んでましたしw
言葉づかいの問題ではなく言葉を選択する際の心理的なところが問題なような気がしますよね
あのアニメは味覚表現に関する何かを打ち破った気がします。
確かに「普通でない」上手い料理を食べたときは、言葉よりも先に走り出したくなりますが…。
思いついて実行したスタッフ様が凄いです。
「普通に」の背景には、ある程度のものは食べたことがあり、味の予測がつくこともあるのかもしれません。
値段や相場から、「こういう味だろう」と。
それだけ食が豊かになったわけですが、驚きや新鮮味という意味では感動が薄まってるのかも。
個人的には、「普通」の意味がかかっているのは、「評価の度合い」ではなく「評価の基準」の部分なのかと。
元記事の方も、そこを違えている気がします。
「自分自身の価値基準」と「世間一般の価値基準」に異なりがあることが大前提になっている現在ならではの表現とも思います。
良くも悪くも「自分」の好みが「他人」の好みと一致するとは限らない以上、「普通に美味しい」のか「私の好みだ」なのかを区別する必要があるんでしょうね。
ただ、それでも違うな、という気はしますけどね。
1番近いニュアンスは「まあまあおいしい」でしょうか。
おお、そうでしたか。
曲を聴いて憤慨した記憶はあったのですが、細部が間違ってました。。
歌詞を調べましたが、「なにげに」の紹介にも違和感を覚えます…。