花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~バラの話題 2~

2020-04-23 08:27:57 | Weblog
~バラの話題 2~


★ 今回は主なバラの系統についてまとめてみました。

○ ハイブリッドティーローズ (HT:Hybrid Tea Rose)
多くの交雑から出来た四季咲き性の代表的なバラの系統です。
バラの中で花が最も大きく、剣弁高芯咲きの花形です。
赤やローズ、ピンク、黄色、白、紫色など豊富な色彩が組み合わされ、香りにも広い幅があってこの系統の70%以上には香りがあります。

○ フロリバンダローズ (FL:Floribunda Rose)
中輪の花形は、一重咲きから半八重、八重咲きまであり、花色も豊富で、四季咲き性が強いのが特徴の一つです。

○ クライミングローズ (CL:Climbing Rose)
垣根や門に這わせて庭を豪華にするにはツルバラはとても良い系統です。
品種によってはつるが、2m以上伸びるのも有り、一季咲きと四季咲き性のものがあります。

○ ミニアチュアローズ (Min:Mimniature Rose)
矮性種に色々な園芸品種をかけ合わせて作られたミニの系統です。花は小輪咲きの四季咲き性で、可愛い小鉢や寄席植えなどで栽培されています。

★ バラの花形
○ 杯状の花びら
この花形はオールドローズ、イングリッシュローズに多くあり、芍薬の花のように花びらの先端がまるくなるので豪華に感じます。

○ ロゼット状
花芯が多く、オールドローズ イングリッシュローズに多くあります。

○ 剣弁高芯咲き
HT系に多くあり、花びらの先端部が内側にそり変えるのでとがったように感じます。

○ 一重咲き
園芸種ではあまり見かけませんが、野生種には多くあります。
写真は「はまでら公園」のバラ園で咲いていた一重咲きの白バラの画像です。