花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~実りの秋~

2016-10-04 13:35:40 | Weblog
~実りの秋~


春に花が咲き、夏に実が生育したものが、秋になると成熟してきます。
秋に入ると米だけでなく、栗や柿、みかん、リンゴ、梨などの収穫期になってきました。

植物は寒さのため葉が落ちたり枯れてしまうまでに、種子を実らせます。
これは園芸作物だけでなく、多くの植物に実が成ってきます。

この時期、荒地や草むらを歩くと、服やズボンに沢山の種子がくっついてきます。
この地域では「くっつきむし」とよばれているヌスビトハギもちょうどこの時期に、細かな鉤が無数に生えた扁平形の小さな実を沢山着けます。
この種子が動物や服などにくっついてあちこちへと移動して行きます。

今朝、近くを散歩していると石垣の上からヌスビトハギの株が垂れ下がっています。
邪魔になるので取り除こうと引っこ抜くと、服やズボンに沢山の「ひっつきむし」がくっつきました。

丁寧に一つ一つ取り除きましたが、中々手間がかかってうまくいきません。

取り除きながら、ふと、気がつきました!
これって、ボタンやファスナーの変わりに使っているあれではないか。

生活の中には、植物や動物の生態をもとに工夫したものを沢山見かけます。