つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

神の御座す花。

2017年04月09日 19時16分04秒 | 草花
例年に比べスローペースだった桜前線も、ここにきてスピードアップ。
順調に列島を北上している。
開花宣言から4日が経った加賀地方では、満開目前。
わが津幡町でも、観桜の見ごろを迎えた。

毎年、日本人の心を騒がせる「桜」。
諸説あるネーミングの一つが「サのクラ」というのは、有名な話だ。
『サ』は「田の神様」。
『クラ』は「座る場所」。
田植えの春に花咲く桜は「山から下りてきた田の神様が座る場所」なのだ。
その故事に倣い、確かに田に水が満ちている。

別角度から撮影。

田んぼの横にある農業用水を兼ねた小川からは、
産卵に訪れたらしい鮒が跳ねる水音も聞こえる。
更に、魚を狙う鷺の姿も目撃。

短い桜並木と、数枚の小さな水田と、クリーク。
ごく狭い一角を眺めていても、自然が活発になってきた様子が分かった。

…人も同じ。

津幡小学校のグラウンドにて、少年野球チームの試合が行われていた。
球児たちの歓声と、ボールを打つ球音が木霊する。

外に回ると、息を切らしてロードバイクを駆るライダーが往く。
染井吉野に見守られた世は、何かとアクティブなのである。

結びに「桜を背負った男前」。

いきなり高所に持ち上げられて、やや不安気な面持ちである(笑)。
コメント
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