風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

秩父巡礼記外伝 2(May)

2014-10-29 | 埼玉
その1からの続きです。

○ 巡礼ハイキング

秩父巡礼第2回目は、ひと月後の5月にしました。
暑くなる前に行っておきたいと思いましたが、連休が明けると、すでにじりじりと日差しが暑い日が続いています。
さらに私はこの時、関西旅行から夜行バスで東京に着いた早朝、その足で秩父に向かうという、かなり無謀なスケジュールを断行したため、はじめからかなり体力がない状態です。



前回よりも1時間早くに集合して、西武鉄道主催の巡礼ハイキングに参加しました。
この日の巡礼の詳細については、こちらにまとめてあります。
          ■ 秩父札所巡礼2(2014.5.11)

ゴールデンウィークを過ぎると、さわやかな気候というよりもう夏の暑さが出てきています。
日差しが強いわ~。
でも今回は、同じルートを周っている人々が大勢いるため、力づけられます。



「みんなと一緒に歩いて行ったら、迷うこともないから楽だね!」と2人で油断していたら、思いっきり一つのお寺を訪ね損ねてしまったことにあとになって気がついて戻りました。
そう、みんながみんな、同じ順番でお寺巡りをしているわけではないというトラップがあったんです。





巡っているうちに、ランチタイムが近づいてきましたが、あたりにお店は全くありません。
食事処どころか、お弁当屋さんさえないのです。
というより、ものを売っているお店自体もありません。なんにもなーい。





○ 他人どんぶり



この日のハイキングルートは半日コースだったので、まずはすべて巡り終えることにしました。
秩父鉄道の白久駅がハイキングのゴール。それから、秩父駅へと戻る人々とは反対方面の電車で終点の三峰口駅まで行って、そこでランチにしました。



駅前食堂は古めかしい店内で、色あせた写真が飾られています。
昔から、登山客と三峰神社参拝者をもてなしてきたのでしょう。



メニューに他人丼があるのを見つけて、迷わずそれをチョイス。
だって他人丼って、なかなか食べる機会がないですからね。





「他人丼ってなに?肉玉子丼って・・・」
「親子丼が鶏肉と卵のどんぶり。他人丼は、豚肉と卵を合わせたどんぶりよ」
「オオー!」
ショウに他人丼の説明をしながら、おいしくいただきました。



○ SL出発

と、汽笛の音が辺りに鳴り響きました。
いつの間にかSLが駅に到着しており、そして出発するようです。



カメラをつかみ、お店を飛び出して、ダッシュで見に行きましたが、もう先頭の黒い機関車部分は見えなくなっており、あずき色の客車が去っていくのを見送りました。
お店に戻ると、ショウは「すばやいね~」と言いながら、のんびり席に座っていました。



1回目の巡礼では、町なかのお寺をメインにめぐりましたが、今回のお寺は山寄りの、アクセスしづらい場所にあります。
鍾乳洞の所にまで行ったり、ダムを通りすぎたり、行程はなかなかハード。
でも歩きながら、秩父の自然を十分に堪能しました。





○ カルガモかあさん

途中、カルガモの親子のお散歩に出くわしました。
お散歩というか、(網の中に入りたいのに、どこまで行っても区切れがなくて入れないのよ、困ったわ~)という感じでした。
様子を見守っていたら、くるっと向きを変えて今度はこちらにやってきます。
お母さん鳥のあとを、何羽ものコガモたちが一生懸命ピヨピヨついていきます。かわいーい。





彼らの横を車が通って行った時には、はらはらしました。
あんまりかわいいので、動画を撮っちゃいました。
動画はこちら。カルガモの親子


この日は、大きな橋もいくつか渡りました。





行けるはずの道が封鎖されていると、まるでダンジョンにいる気分。
迂回路をとおってぐるっと回ったりもしました。



ようやくたどり着いた山の上の岩上堂。大変だった分、見晴らしが気持ちいい~。



地図ではわからない起伏のある地形は、なかなかの体力勝負。
猫が二匹、同じような顔をしてひなたぼっこをしており、ほっこり癒されました。



帰りのホームでは、「あの花」コーティングの西武鉄道が停まっていました。



なかなかがんばって巡り、おおよそ予定通りの行程を辿れたので、満足感は高かったのですが、この日は暑さと疲労の蓄積で、もうくたくた。
夜行バス翌日に休憩なしでトライするには、秩父巡礼はハードすぎました!
おそるべし、チチブ。
次回は睡眠をたっぷりとって臨むわ!
まっすぐ家に帰って、バタンキューで寝ました。

その3に続きます。

     ● 秩父巡礼記外伝 index


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