林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

三都物語2016 その12.

2016-07-08 | 鉄道・旅行

 12.嵯峨野観光鉄道「嵯峨野3号」の旅と山陰本線の関係

嵐電嵯峨電停で十分に車両取材し、発車15分前になってトロッコ嵯峨駅に行く。
まだ列車は到着しておらず、5号車「ザ・リッチ号」の乗車希望者の列が出来ていた。
嵯峨野観光鉄道はJR西日本の完全子会社で、
新ルートに切り替えた山陰本線の旧線を利用して観光列車を運行している。
観光列車「嵯峨野」はトロッコ嵯峨方にディーゼル機関車を連結し、
5両の客車で運行されているのだが、1号車から4号車は普通の客車のに対し、
5号車は「ザ・リッチ号」と呼ばれる窓のない車両で、
1号車から4号車は事前にみどりの窓口で購入できるが、
窓のない5号車は雨天には使用できないため、当日にならないと購入できない。
そのための行列が出来ていたのだ。
乗車券、指定券は電話で予約してクレジット決済し、一昨日新大阪駅のみどりの窓口で受け取っている。

 

乗車券は全区間均一料金で620円となっており、別に指定券が必要になる。

 

座席は先頭の1号車でその一番後ろの14番D席だった。
トロッコ嵯峨には駅前に「君が代」に謳われている「さざれ石」といわれる石があった。

 

解説の石盤には以下のように書かれている。

     さざれ石

  この石、「君が代」に詠われている「さざれ石」です。
  この石が「君が代」の「さざれ石」だと言われているのは、
 嵯峨天皇が嵯峨院に御幸されたとき、嵯峨野の辺で休憩をとられました。
 そのとき、ひとりの侍従が付近の露岩をみて、
 「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」と
 古今和歌集に出てくる和歌を詠んで奉ったところ、
 天皇は甚く感動され、以降御幸のたびこの露岩を「さざれ石」と称して
 ご賞観あそばれたと言われています。
  この和歌ができた場所と石とは、この嵯峨に現存していて
 今でも地元の人から「さざれ石山」と呼ばれ親しまれています。

           梅原猛先生の「神と磐座」より

「嵯峨野3号」は10:17にトロッコ嵯峨を出発する。
ディーゼル機関車は後ろに連結されているため、1号車には推進運転手が乗車していいる。
また車掌がマイクで解説してくれるのだが、それが手慣れていて面白かった。
トロッコ嵐山はホームが短く、一部はトンネルの中に停車する。
そのため駅名表はトンネルの壁に設置されていた。
トロッコ保津峡では四天王の一人といわれる多聞天が乗り込んできた。
しかし怖い顔で子供が泣き出してしまったため、多聞天の仮面の上からアンパンマンのお面をつけていた。
トロッコ亀岡には10:30に到着する。
ここで下車した客の大半は連絡バスで保津峡の川下りに向かう。
一部の客は徒歩で山陰本線馬堀駅まで歩いていく。

コメント
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