林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

三都物語2016 その8.

2016-07-04 | 鉄道・旅行

 8.南海電鉄多奈川線完乗と「サザンプレミアム」の誘惑-普通電車の開放感

難波は南海電鉄南海線の起点駅であり、建築家久野節氏が設計した立派な駅舎が建っている。
しかし今回はその駅舎を鑑賞する間もなく、櫛形9面8線の高架ホームを目指して、
大阪市営地下鉄千日前線なんば駅から高架ホーム改札口まで一気に歩を進める。
千日前線なんば駅から南海電鉄難波駅までの乗り換え時間は21分を設定していた。
しかし大阪市営地下鉄御堂筋線西中島南方から阪急京都線南方への乗り換えで時間をロスしたため、
全体的に約20分の遅れが生じてしまっていた。
そこでこの乗り換え時間を使って少しでも遅れを取り戻すべく、
頑張って地下ホームから高架ホームまで駆け上がったのだ。
おかげで予定していた09:45難波発特急「サザン11号」にギリギリで間に合った。
特急「サザン」は和歌山方前4両が座席指定の有料特急車両となっており、
難波方4両はロングシートの自由席で運賃のみで利用できる。
特急でありながら有料指定席車両と無料自由席車両を連結する方式は、名古屋鉄道でも見られる。
勿論自由席に座って45分の旅でみさき公園まで行く。
南海本線みさき公園は多奈川線の起点駅でもあり、5番線が専用ホームで既に電車が停車していた。
みさき公園駅は島式2面4線のホームの3番線の一部を切り欠いて4番線を設置した2面5線で、
4番線は多奈川線専用となっているが、ほとんどの列車は5番線を使用する。
5番線は難波方は上り線に繋がっており、和歌山方も基本は多奈川線に繋がっているが、
シーサスクロッシングポイントで南海本線と多奈川線の両渡りが可能になっている。
4分の乗り換え時間で多奈川線に乗り換え、6分の乗車時間で終点の多奈川に到着する。

 

多奈川駅は近くに工場があり、通勤線の色合いもあるのだがどちらかというと駅前は閑散としている。
もともと多奈川線はこの付近にあった軍需工場への通勤路線として戦時中の1944年に開業した。
戦後はフェリーの発着場として利用されたが、フェリー路線が廃止になってからは利用客が減っている。
9分の折り返し時間で駅取材して再びみさき公園まで戻る。
予定では16分の待ち時間で11:12発の特急「サザン22号」で岸和田まで行くことになっていたが、
その前に11:06に普通列車が入線してきて、空いていたので思わず乗ってしまった。
みさき公園で待っていた時に下り線の特急「サザン」が12000系が停車した。
特急「サザン」で新型の12000系充当の列車には「サザンプレミアム」の相性が付けられる。
この車両の写真を撮りたいと思い、予定を変更したいという衝動に駆られた。
乗り込んだ普通列車は尾崎で特急「サザン22号」の接続待ちをしていて、
本来ならここで乗り換えるつもりだったが、普通列車の空き具合も快適だったため、
予定を変更して泉佐野まで行って駅取材し、ここで急行に乗り換えて岸和田まで行く。
ここで「サザンプレミアム」が折り返して上り列車になるのを待ち、車両取材した。
予定していた「唯我独尊」で自家製ソーセージカレー1,090円を喰ってから、
駅舎取材をして普通電車で羽衣まで行く。
南方で迷子になったための遅延を難波で解消したが、
ここで自ら予定を変更し、遅延させてしまった。
仕方がないので、時間が足りなくなったら大阪市営地下鉄の取材を一部断念するしかない。

コメント
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