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おべんとう&フリー素材

ダンナのお弁当の記録など。

その他徒然。

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入院38/39日目・初外泊【副作用】

2008-11-30 22:32:45 | 息子の(精神)不調・投薬・副作用関係
それまでは調子よく過ごしていました。
夜、自分の部屋で新しく買ったゲームをやっていたらしく、
それがうまくいかずに癇癪を起こしてDSを壊してしまったのですが、


そしたら・・・


「入院しても治ってない!病院帰らない!!」
と言い出したのです(- -;

そーいう攻撃に出たか~

それはただの癇癪だから!病気の範疇じゃないでしょー

でも、以前と違ったのは、ワイパックスを嫌がらずに飲んだことと、
自傷や他害が、たいしたことがなかったこと。

そのあと、布団にもぐりこんで、独り言。
「死ぬしかない」「もーだめだ」「誰か助けて」「早く治りたい」・・・

そのうち眠ったようでした。


* * *


翌朝。起きてくると
「昨日、少し暴れちゃった。病院行かないって言っちゃった」

反省しているようでした・・・

予定していたポケモンショーを見に行って、
お昼を食べて、水族館に行って、夕方にはちゃんと病院に戻りました。

夕べはどうなるかと思ったけど、
結果的には自分の意思で病院に戻った息子。

39日前に入院したときは想像もできなかった姿です。

息子自身の成長を痛感しました。
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入院37日目・苦手な看護士さん?【副作用】

2008-11-28 15:39:54 | 息子の(精神)不調・投薬・副作用関係
今日面会に行くと、「ちょっと来て」と私の手を引いて廊下へ。

誰かを探している様子。

しばらくして、通りかかった男の看護士さんを指差して

「これ、見たくない・・・見たら暴れちゃう」

(;-_-A


ちょうどいらした主任さんが笑いながら
「じゃあ、見えないところに行ってて貰うからね、部屋に戻ってて」と、
なんとかその場を収めてくれましたが・・・


いったい何があったのか。

その男の看護士さんとは、ほとんど関わりないはず。

前に何か話しかけられて混乱でもしたのかな。



「あの人見たら暴れちゃうからずっとおうちがいい」みたいなこと言い出すし。

わけわからないなあ・・・わかってやりたいのに。


一応説得して、日曜日の夕方はちゃんと戻ると約束させたけど。

さて、明日あさってどうなることやら。
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平和と軍事力

2008-11-28 12:51:46 | 世の中のいろいろ
『9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…』を紹介してきて、
自分なりにいろいろ考えています。


そして、ずっと気になっていた映画を一気に見ました。

ブラッド・ダイヤモンド』(公式サイト:音声あり)・・・内戦でカラシニコフを持つ少年たち。非合法のダイヤモンドの行方は?
ロード・オブ・ウォー』・・・合法と違法の狭間で武器を売って裕福に暮らす主人公。「平和は儲からない…?」。
ホテル・ルワンダ』・・・悲しい人種差別。内戦で多くの難民を命がけで自分のホテルにかくまったホテル支配人。


映画の感想はまたあとで・・・


『ブラッド・ダイヤモンド』の舞台になったシエラレオネに、
紛争が起こる前に住んでいたという、伊勢崎賢治氏(→プロフィール)。


ご自身は非武装で紛争地域へ行き武装解除に貢献しながらも、
「軍事」を直視するべき、という伊勢崎賢治氏のお話は、
とても説得力があると思います。


伊勢崎氏は、

”自衛隊を平和利用に限定した形で認める項目を
憲法に加えるべきという立場だった”

が、

”現在の日本国憲法の前文と第9条は、
一句一文たりとも変えてはならない”

という考えに変わったそうです。


それは”日本人は「民度が低い」
(=「軍事というものに対する意識があまりにも低い」)”

と感じるから。



  



あくまでも、

”軍事を直視しない限り、平和は達成できない”

という考えは持っている方です。


それは実際の経験から出る確信なんでしょう。
机上の空論ではなく。


その上で、今の憲法9条を生かした日本の立場で、
できることがあると言っています。


おそらく日本は、今言った
「予防する責任」のほうで力を発揮できる、希な国

「この人に聞きたい@マガジン9条/下のほう」

ピンときますか?


伊勢崎賢治さんに聞いた その2@マガジン9条」より、
長くなりますが、伊勢崎氏の言葉を引用します。


”前回も少し言ったけれども、

「軍事を否定することが平和につながる」
というパラダイムではいけない、
ということです。

平和を築くためにはまず、
軍事というものを直視しなくてはいけない。

それなのに、平和というのを、
あたかも軍事に対して
目をつぶることと取り違えている人が多すぎるんですね。

軍事力で平和は築けません。
軍事そのものを否定することもまた、
“平和をつくること”には現実的につながりません。

「軍事」とか「自衛隊」とかに関することは
何でもだめだと頭から否定するんじゃなくて、

まず軍事というものを直視して、
その意味をきちんと理解した上で、
何が必要なのかを判断する。

そうした姿勢があってこそ初めて、
非武装による平和構築が可能になるんです。

9条という、
このユニークな憲法を持っている
日本がやるべきことは、
まさにそういうことなのではないでしょうか。 ”



理想だけを唱えていても現実的ではないということ・・・

軍事の存在を「見つめ」つつ、
どうしたら戦争をなくせるのか。



  



こちらも興味深いです↓

「紛争請負人が見た!
戦地の現実 戦争を話し合いで解決する方法!」
より
(世界一受けたい授業2008.11.15)

『戦争の予防・・・
戦争というのは、世論の後押しが無いとできません。
過去の戦争では全て、国威を高揚させるために
広告が利用されてきました。

それに対して、逆に戦争を起こさないための
広告というのも考えられています。

戦争という、儲かる業界ができてしまっているので、
反対に平和という産業を作らなければなりません。

普通の商売も平和でなければできないものですから、
平和に投資する文化というものを作っていきたいと思っています。』



私自身、平和と軍事力のこと、まだ全然わかっていません。
もっともっと考えなくちゃ・・・


参考>>
お玉が伊勢崎賢治さんを好きなわけ・・・・ (お玉おばさんでもわかる政治のお話)

永世中立武装中立・・・孤独?
非武装中立・・・現実として可能なのか?コスタリカの実態は?

ブログ子供ニュース「非武装」


入院36日目・禁句チャレンジ【副作用】

2008-11-27 23:31:21 | 息子の(精神)不調・投薬・副作用関係
今日は、ちょうど主治医の先生がいらしたので、
息子の嫌がる言葉を言ってみようとチャレンジ。

「焼きそばだと思ったら、違ったんだって>
”ザンネン”だったね・・・」

その瞬間、サッと息子の顔色が変わったのですが、
すぐ思い直したように表情が戻った。

ホッとした。

薬が入っているからか?
たまたまか・・・

今までも、こちらが禁句を言っても、
スイッチが入らないときはあったから。

「ザンネン」のほかにも、
「なし」「もったいない」「魔法」・・・など。

このまま順調に行けば、あさって初外泊です。
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入院35日目・脳波検査【副作用】

2008-11-26 18:18:58 | 息子の(精神)不調・投薬・副作用関係
今日面会に行ったら、脳波の検査中でした。
30分くらいで終わったようで、起きた状態での検査だったようです。

過去に何度か経験していますが、
睡眠薬で眠らされての検査で、それがなかなか眠らず、
(眠らせるために寝不足状態で連れて来てといわれるのですが・・・)

検査そのものより、「眠らないから出直し」だけは避けたいから、
何としてでも寝てくれ!みたいな、妙に疲れる検査でした。

私が付き添わずに血液検査や脳波の検査。
なんだか変な感じです。


  


息子の一時帰宅中に帰ってこなかった娘が、
「兄ちゃん、私に会いたがらないの?」

何言ってんだか。週の半分くらいしか帰ってこないのに。


中学に入った頃は、娘が部活などで遅くなると、

息子は必ず「遅いね。」と心配していたんです。
毎日です。

でも「お友達のうちにお泊りだって」と言うようになってから、
何も言わなくなりました・・・


  


息子にとって、妹の存在は大きく、
いろいろな刺激を受けてきました。

動物が苦手な息子でしたが、
娘は逆に大好きで、鳥、ハムスターと飼い、
とうとう猫を拾ってきて・・・

息子が猫をかわいがるようになったことは奇跡的なのです。


↑らいでんが来たばかりの頃はチビ相手にこわごわでした。





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『9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…』より(11)≪平和への道≫

2008-11-25 16:09:34 | 世の中のいろいろ
非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.10
「9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…」
を紹介します。

台本より抜粋。

台本の会話を、内容が変わらない程度に少し変えています。

青字=9条守りたい派
赤字=9条変えたい派
黒字=個人的な付け足し



≪非武装中立への道≫

「『ジュネーブ諸条約第一追加議定書
っていう、国際条約があるのだけれど、
※1977年採択、1978年発効。
日本:2004年8月31日加入、2005年2月28日発効(Wikipedia


そこで、「無防備地域」というのがあるの。
無防備都市宣言(Wikipedia)

これは、三つの条件がそろえば、
「無防備地域」を宣言できて、

そこを攻撃すると国際犯罪になり、国際法違反になるんですって。

その三つの条件とは、

*その地域に固定した軍事施設がない
*職業的な兵士がいない
*戦争を望んでいない


非武装であることで平和が保たれるのよ。

日本では20箇所くらいの地域がその運動をやっています。
無防備地域宣言運動)(Wikipedia)

第二次世界大戦中のパリやローマ
などの無防備都市、

あれは大変な効果を上げたのです。

文化遺産がたくさんある町なので、
我々は戦争をしません、
ナチスドイツが入ってきても、どうぞ入ってくださいと

宣言しました。

ナチスドイツは、靴音を空しく響かせ、ただ入場してくるだけだった。

その無防備都市の上げた効果と、
なにより日本国憲法の前文および9条、
それらをひっくるめて無防備地域という考え方が生まれた。

つまり、戦争を放棄する、戦争はしないといっている国が、
今、現実に国際社会の中にあるのだから、

そういう国を守ろうではないか、という発想です。

※課題も多いですが、とても期待したいです。


1999年には、ハーグ国際平和市民会議が開かれました。

そこで掲げられた21世紀の行動目標の第一位に、
『世界のあらゆる国家の憲法に
日本国憲法第9条のような
政府が戦争することを禁止する決議を採択すべき』

ということが書かれました。
(※ハーグ平和アピール


世界は暗いことばかりではないのね。

世界には、企業や国に自分たちの運命を
決められては困るという人たちが沢山いて、

そういう人たちの声がゆっくりと集まって、
一つの大きな川になるように広がっている
んです。」



☮ ☮ ☮


※ピースリーディング「9条は守りたいのに口ベタなあなたへ…」の
紹介は終わりです。

最後に、印象的な文章を二つ引用します。

”改憲論者のロジックは、
「どういう場合なら殺人をしても罰せられないかを
あらかじめ規定しておきましょうよ。
だってときには人を殺さなければならない場合だって
あるでしょう。
除外規定を決めておけば、
すっきりした気分で人が殺せるじゃないですか」
と主張しているのである。”

9条どうでしょう』(毎日新聞社)より
内田樹「憲法がこのままで何か問題でも?」



”一国の安全保障が、確保される何よりも重要な基礎は、
その国民の一人一人が、確固とした平和への決意と共に、
国の平和問題を正しく認識、理解し、
国民全体が相協力していくこと以外に
あり得ないことは多言を要しない。”

憲法を変えて戦争へ行こう 
という世の中にしないための18人の発言

(岩波ブックレット)※松本侑子氏の章より
「長沼ナイキ訴訟の札幌地方裁判所の判決文」

おわり


日本国憲法第9条 条文
1.日本国民は、
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、
陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、
これを認めない。
【引用・参考文献】(敬称略)
●『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』(日本評論社)より
※山田朗・森永卓郎・木下智史「憲法と現代戦争Q&A」
※「絵で見る 憲法・戦争」
※高橋哲哉「戦争する国と愛国心」
※木下智史「憲法? ソレがどう変わる?」
※斎藤貴男「戦争への3点セット」

●市民意見広告運動・編『">『武力で平和はつくれない』(合同出版)より

●『戦争で得たものは憲法だけだ』(七つ森書館)より
※斎藤貴男「近代立憲主義が壊されないように」
※佐高信「憲法をめぐる特権と人権」
※高橋哲哉「パネルディスカッション」
※辛淑玉「戦争を食い止めることが大切」

●『憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言』(岩波ブックレット)より
※品川正治  ※→中村哲  ※森永卓郎
※松本侑子  ※森永卓郎  ※井上ひさし

●『憲法九条、未来をひらく』(岩波ブックレット)より
※加藤周一  ※井上ひさし
※大江憲三郎

●憲法再生フォーラム編『改憲は必要か』(岩波新書)より
※坂口正二郎  ※最上敏樹 北沢洋子

●『マガジン9条』「この人に聞きたい」より
※石坂啓 ※古関彰一 ※天野祐吉

●『9条どうでしょう』(毎日新聞社)より
※内田樹「憲法がこのままで何か問題でも?」

●『通販生活2007夏号』(カタログハウス)より
※伊勢 賢治「これからの自衛隊はどうあるべきか、5人の視点」