【Podcast】荻上チキvs池上彰 勝者はどっちだ!?「1分間、ニュース解説バトル!」
4月27日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時〜)
ほぼ文字起こし。
キーワード「シリア難民問題」
池上彰さん
「シリアで内戦状態になってから大勢の難民がヨーロッパなどに押し寄せるようになりました。
とりわけ、去年の夏以降それが顕著になったわけですね。
なぜ、去年の夏からなのか。
私が現場を見た結果は、ですね、スマホが普及したから、ということなんですね。
スマホを持っていれば、今どこにいるのか、ということがわかる。
そして、先行した人から、ここは通れないぞ、こっちに行けばいいぞ、という情報がすぐに入ってくる。
そして、そういった難民のために、実はボランティアの人たちが充電ステーションというのをあちこちにつくっているんですね。
それによって充電をしながら先に進むことができる。
そして、ヨーロッパには無料のWi-Fiスポットがいくらでもあるので、料金かからないでいろいろ情報を集めることができる。
スマホが普及したこと、これがシリア難民問題を深刻化させた、という事だと思います。」
荻上チキさん
「2011年以降、内戦状態が続いているシリアには多くの国民たちが、
国内あるいは国外に避難している避難民を多く生んでいる状態が続いていました。
現在ではですね、国民の元々いた人の半数以上が、国内や国外に避難していると言われている。
それだけ大変な状況になっているわけですね。
2011年以降、ずっとこういった避難民の方々がいたんですけれども、
去年になっていきなり大きく難民問題という事で、世界的に話題になっていったわけです。
それはなぜかというと、2つ理由がありまして、
1つはその難民が、それまでは隣国などに避難していたんですが、
だんだんとヨーロッパに流れてきた、ということ、つまり、
ヨーロッパの人たちが当事者になったことによってこれは問題だと騒ぎ出した、というのが1点。
もう1つは、あるフォトジャーナリストの方が撮影をした、男の子が浜辺に打ち上げられている写真、
その痛ましさからですね、この問題はなんとかしなきゃと世論が盛り上がった。
そうした仕方から難民問題として大きくクローズアップされてきたわけです。
この難民問題が盛り上がることによって、受け入れようという声が広がる一方で、
難民なんて出ていけ、仕事を奪われるじゃないか、という排外主義的な声も高まりました。
そうして、各国において難民問題が政治的な争点となってしまっているのが現状だという事です。」
池上さんから「チキさん。みごとな解説でしたけど時間をオーバーしている!」とクレーム(笑)
チキさん「10秒オーバー?公平にチャイム鳴らさなきゃだめですよー」とスタッフにダメ出し(笑)
リスナーの方に勝敗をゆだねた結果、池上さんに軍配が上がりました!
(集計結果=荻上さん48票、池上さん111票、引き分け26票)
文字起こししてみると、チキさんの方が倍くらい言葉が多い?
早口なんですね、きっと。
4月27日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時〜)
ほぼ文字起こし。
キーワード「シリア難民問題」
池上彰さん
「シリアで内戦状態になってから大勢の難民がヨーロッパなどに押し寄せるようになりました。
とりわけ、去年の夏以降それが顕著になったわけですね。
なぜ、去年の夏からなのか。
私が現場を見た結果は、ですね、スマホが普及したから、ということなんですね。
スマホを持っていれば、今どこにいるのか、ということがわかる。
そして、先行した人から、ここは通れないぞ、こっちに行けばいいぞ、という情報がすぐに入ってくる。
そして、そういった難民のために、実はボランティアの人たちが充電ステーションというのをあちこちにつくっているんですね。
それによって充電をしながら先に進むことができる。
そして、ヨーロッパには無料のWi-Fiスポットがいくらでもあるので、料金かからないでいろいろ情報を集めることができる。
スマホが普及したこと、これがシリア難民問題を深刻化させた、という事だと思います。」
荻上チキさん
「2011年以降、内戦状態が続いているシリアには多くの国民たちが、
国内あるいは国外に避難している避難民を多く生んでいる状態が続いていました。
現在ではですね、国民の元々いた人の半数以上が、国内や国外に避難していると言われている。
それだけ大変な状況になっているわけですね。
2011年以降、ずっとこういった避難民の方々がいたんですけれども、
去年になっていきなり大きく難民問題という事で、世界的に話題になっていったわけです。
それはなぜかというと、2つ理由がありまして、
1つはその難民が、それまでは隣国などに避難していたんですが、
だんだんとヨーロッパに流れてきた、ということ、つまり、
ヨーロッパの人たちが当事者になったことによってこれは問題だと騒ぎ出した、というのが1点。
もう1つは、あるフォトジャーナリストの方が撮影をした、男の子が浜辺に打ち上げられている写真、
その痛ましさからですね、この問題はなんとかしなきゃと世論が盛り上がった。
そうした仕方から難民問題として大きくクローズアップされてきたわけです。
この難民問題が盛り上がることによって、受け入れようという声が広がる一方で、
難民なんて出ていけ、仕事を奪われるじゃないか、という排外主義的な声も高まりました。
そうして、各国において難民問題が政治的な争点となってしまっているのが現状だという事です。」
池上さんから「チキさん。みごとな解説でしたけど時間をオーバーしている!」とクレーム(笑)
チキさん「10秒オーバー?公平にチャイム鳴らさなきゃだめですよー」とスタッフにダメ出し(笑)
リスナーの方に勝敗をゆだねた結果、池上さんに軍配が上がりました!
(集計結果=荻上さん48票、池上さん111票、引き分け26票)
文字起こししてみると、チキさんの方が倍くらい言葉が多い?
早口なんですね、きっと。