手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2561号Платок(手巾)

2017-11-16 19:11:20 | 作品写真
林望先生の著書によれば、欧米人はハンカチで鼻をかむそうです。使用したハンカチは袖口に入れ、必要になればまた出す。ティッシュにすっかり慣れた我々には馴染めないが、よく考えるとうっかりポケットに入れたティッシュごと衣服を洗濯して服が紙屑だらけになる災難はない。
昨夜のTVドラマ「相棒」の副題が『手巾』でした。右京さんが台詞で引用したこの見慣れぬ古い〈ハンカチ〉の語は芥川龍之介の短編の題名。あまり読まれない作品で地味です。全集にはあるが文庫にあるかどうか。
ほとんどの日本人のハンカチは
①洗った手を拭く
②汗や涙を拭く
③食事時に膝に広げ食べこぼしなどを防ぎ、拭く
‥など装飾用以外での用途はそこそこ。鼻かむとしたら高級ハンカチは躊躇するなあ。最近は公共トイレにもハンドドライヤーや即乾消毒ジェルが多く、大昔の小学生のように必須でハンカチちり紙を持参してない。でも日本人も、日常に庶民がちり紙で鼻をかめるのは江戸期くらいの筈です。
昔の恋物語には、ハンカチを落として声をかけられたとかまず機会をみて女性から刺繍したハンカチを贈るなどと聞きました。‥ハンカチ落としって(遊び)今でもあるんでしょうか。
ドラマでは若い女性らしい柄ハンカチが小道具になっていました。龍之介時代の手巾はどのようなものか。絹か木綿か。今もし和服でハンカチを持つとしたら、バッグか袂か懐か、帯に挟むか。迷う。
実際に在庫しているハンカチは少ない。夫の貰いものや娘達が小さい時使ってたキャラ物やミニタオルが残っている。一部は孫のベビーキルトに縫い込んだ。汚れてないものなら、お人形遊びの掛布団くらいにはなるのですが。実際に数枚を縫い合わせるには、以外とサイズがまちまちで工夫が要ります。結果的には馴染む端切れの長方形を挟んで調整しました。‥いずれは処分するんだろうなあ。
今回やって来た長女に過去の私物の残骸を処分してくれるよう頼んでみた。しかし昨夜夫も孫も長女も、余り眠れなかったらしい。本日遅番?勤務の婿と帰るまでにはできなかったかも知れません。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2600号Открытка-22(はがきそ... | トップ | 2562号Хлеб(パン) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

作品写真」カテゴリの最新記事