手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2610号Открытка-23(はがきその23)

2017-11-30 22:26:15 | 作品写真

11/16付読売新聞夕刊英語クロスワード解答はがき。

祝日を挟んで締切を忘れた。投函した全く覇気のない愚痴葉書をさらしております。
菊花のイメージで色を散らし、あるか無きかの薄い線と文字。もうこの時黒々としたためる勢いはなかったなー。残業や何やで心底いっぱいいっぱい。

昨夜「母さん、ごめん」という著書がTVで紹介されていました。一人息子の立場から認知症のお母様を介護していた方の手記。遅い時間に黙ってひとり視聴。
あまりのことが起き限界ぎりぎりだった介護ストレスがあふれ「母上を平手打ちした」「死ねばいいのにと思った」体験の重さ。介護職では書けない家族の心情と専門家に言われたそうです。
そのつい数十前、俺は珍しく帰宅してすぐどうだったと聞いてくれた夫との話の中で夫を怒らせた。
後から思えば疲労ゆえです。老母の施設入居契約のあれこれを別の高級老人施設に勤務する夫はたいへん気にしてくれていた。老母に居室のTVくらい買ってやろうと言ってくれる。有り難い。冷蔵庫の利用は?あれはこれは?‥聞き忘れたことが多い。入居後に聞くね。
そこで夫は「靴を買わなきゃ」と言った。室内履きやリハビリ用運動靴はあると老父が言ってた。「そうじゃなくて、外靴の脱ぎ着しやすいマジックテープなんかのを買うんだよ」ここで俺は躓いた。
いうなら買うけど、必要なの?俺は老母が夏に入院する以前から、外を歩く姿を見ていない。外を歩いて大丈夫なのか、その必要があるのか全く判らなくなっていた。夫は腹を立てながらも「施設は可能な人は歩かせようとする。ちゃんとした靴位買ってあげないと」と諭した。がもういっぱいいっぱいの俺は『えっ?‥靴屋に老母を連れて行って買わなければ‥できるかな‥』の後がもう考えられない。どうしても認知症で徘徊予防にロックされた個室に入る老母が普通に外を歩く姿を想像できない。この真っ白な当惑が「なんで?」や「通院なら(老父が認知症妻の美容や靴の傷みに無関心なので、去年ようやく俺が買った冬用の)長靴じゃだめなの?」になり口からこぼれる。夫は怒り露わになり「あんた達の親なんだから好きにすればいい!」何度も人に言われるよ、と言う。正しいのだろう。でもどうしたら良いのかわからない。「母は今リハビリ以外歩かない。車椅子」それは病院だから拘束しているだけだと夫。では靴屋に老母と行く?「そんなことしなくても、履きやすい靴を見て買えばいいんだ!!」と激昂する夫。どうやって?
サイズも甲高も幅もわからないのに?履けないかも知れない靴を適当に買っていいの?(一夜明けて、冷静になってから仕事のあと靴屋に行って婦人靴を全て見た。やはり老母の履ける靴がどれだか全く判らない。娘でも無理なものがあるとしか思えない。老母と俺は手足の形や体型が全く似ていない)
二日前に早退と契約同行を決めてからずっと腹痛だった。老父に会いたくない。同席したくない。一人で契約を任されるほうが百倍楽だ。そうもいかない。当日昼飯を結局食べず駆けつけ、老父と争いながら契約をやっと済ませた。老父の無礼さに頭を下げてまわった。もうこの時点で自覚なく限界は来ていた。ぐだぐだで嫌々見舞いに同行し遅くなった。いつも反応はない弟へのメール報告しながら移動。土日はずっと娘達が来ていて休みはなかった。
後から老父にありがとうと電話をもらっても嬉しくない。どうやら互いにしくじったらしいと気づいた風な夫にも別に言うことはない。そういうこともある。(口では俺はごめんと言いながら)俺がどんなに要介護者の家族としてダメでも上から目線でモノを言わせてしまったのは失敗。
失敗談です。だから、書き置きます。以前うつが深く、次女の成人式の手配をできないと悩んだ時に似ています。まだまだ介護者家族人生は続きます。
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2609号Масло(バター)

2017-11-29 18:43:19 | 作品写真
毎年ささやかに夫の旧友にバターを御進物。北海道外の方々です。年々デパートのバターは棚が狭くなっている。いずれ大型店から贈ることになるのかも。
町村農場ブランドものが(政治とバターは無関係?)消え、四つ葉の箱バターや「函館特選乳バター」が登場。函館押しはやはり新幹線効果?「オホーツクおこっぺバター」は瓶入り牛乳も地元では有名ブランドです。道外にはマイナーかなと悩んだ。宅配のおこっぺ牛乳は瓶の内側で脂肪分が固形化するほど濃厚です。函館特選乳バターも捨てがたいが三個のうち二個函館ものになってしまう。今まで何度も贈っていたトラピスト缶バターも可愛くて‥結局トラピスト残しになりました。まあ夫もオホーツク育ちってことで。
大昔修学旅行で言ったのは女子修道院のトラピスチヌのほう。修道女の生活は質素と聞きました。バターやクッキーを、たまには召し上がるかな?

本日午後何とか老母の特別養護施設への入居契約が完了。老父が契約内容説明を聞いては浮かんだことや疑問を果てしなくしゃべるので脱線逸脱が止まらない。施設担当者か俺が切れかけるかと思った。既に耳が遠すぎる老父のまくし立てに何度か天井を仰いだ。しかし口を挟めば尚長くなる。すみませんご担当者様。
老父が色を変えるのは些細なこと。着替えはどんなものが何枚必要とか、病院の外来受診時にしせのスタッフが送迎時車椅子に載せてくれるのかとか。入居契約がすんでから相談できるどうでもいいことです。南無三。
一時間後ようやく契約完了。老父一人で合計十五分は独演していた気がする。担当者は契約書の内容を読んで短い解説をしているだけなのに。我々父娘は施設に到着する前に実家で一度「(老父が補聴器拒否してて)ちゃんと係の人の話聞けてないから仕方なく来たよ。いろんな話があったのに(老父から)全然聞いてなかった!」「俺は全部ちゃんと聞いてるっ!Nが院長と違うような話をするから‥」とスパーリングがあった。真剣にやってくれなければ困る。少し怒らせムキにさせようやく「ちゃんとやってやる」モードへ。操縦はできないのだが、ちゃんとしてもらわないと。
契約後、老母が入居予定の部屋を見せてもらった。老母の入院先の病院に同行し病院で別れた。
老父は「契約に時間がかかり見舞いが遅くなった」とぶつくさ。はあ。誰のお陰かねえ。老母がリハビリ中の時間に着き、女性週刊誌を読み終えた(無料の雑誌は彼の大好物)老父は帰宅する長男の夕飯の準備があるとそわそわし出した。やっとリハビリから戻った老母に持参のバナナを食わせると帰った。俺に徒歩数分の駅まで送ろうかと言う。駐車場の奥に停めたからかえって歩きが早いくらいだ。このように小出しに繰り出される甘えにも困らされている。もうちょっといて帰ると断った。老母とはうるさい老父のゴチャゴチャ抜きで莫迦話をして笑って帰りたい。
老父は始終何かしら腹を立てている。印鑑証明や銀行他の口座、老母が加入の保険の手続きなどでことごとく係と喧嘩しまくっているらしい。簡保の手続きの腹立ちはもう四〜五回聞かされた。世間にこんな頑迷爺だらけになっているなら窓口の方も気の毒だ。俺はなだめるでもなく「どこもそう、みんなそうよ」といなすしかない。
銀行が本人ではないからと手続きや預金引き出しを拒否しているなら、この際に老母の年金受け取り口座を入居費自動引き落とし口座と同じにしたらと言ってみたが全く素直にうんとは言わない八十代。自分が引き出して入金すればよいと澄まし顔。
‥あのさあ、もう俺と弟だって五十代でだれがどの順番でどうなるかわからないんだから万一の時安心なほうがいいんじゃない?やはりうんとは言わない八十代。金銭問題は微妙だ。こちらも余りにしつこく聞いて、ない腹を探られたくない。
今回入居して介護サービスを受け費用の負担額決定に老夫婦世帯いの年金ほか資産状況の洗いざらい提出を求められたらしい。保育園の保育料と一緒だねえとつい口に出る。うちなんか昔「不動産を所有していない」証明書まで求められたと言ったら少し老父驚いてた。
あなたの話を息子も娘も聞かず、妻も嫌々聞くふりをしているのはあなたが誰の話もろくに聞かないからです。あなたは自分だけはいつも正しくて敬われるべきと思い込んでいるのは淋しいからです。周囲を貶め傷つけて謗り、自分のプライドを何としても守るあなたは誰よりも弱い人です。こんな爺より本当は夫や娘や孫、仕事や同僚を大切にしたい。哀れな老人に勤務先の店舗で売っている犬のぬいぐるみをあげました。これからはやるかたない憤懣や愚痴や弱音はわんこに話しなさい。幸い逆らいも不機嫌もなく、世話も不要です。
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2608号Я сонный(眠い)

2017-11-28 19:50:53 | 作品写真
若くても眠かった。
いい歳になっても低血圧のせいか朝は弱い。この頃は夫にノック音と声で起こされ、ようようひきはがすようにして起床。携帯や細かいものをたまに忘れる。
どういうものか夢見がよくない。そんなにはっきりした夢を見るのではなく、断片的な違和感で覚める。これが年齢的不眠の前兆か?結婚してからの夢をあまり覚えていない。
夢は無意識の妄想かしら。面接用の書類に「将来の夢」欄。俺は今面接されたら答えられない。
『世界平和』落とされそう。
『月面植民地』阿呆に違いない。
『三食昼寝付』昔やってた。
‥アラフィフって夢に一番なじまないのではないだろうか。
休みの日にあっけらかんと寝坊するのも冬ならでは。ちゃんと就寝すれば、夏の鳥が早く鳴く。
時々ストレスで腹痛がするようになった。ポンコツ間違いないがせつない季節ですねえ。

一葉忌はた憂国忌靴濡るる
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2607号Жить(住む)

2017-11-28 01:26:32 | 作品写真
休日珍しく娘達が揃った。もちろん孫も。孫三歳の七五三写真を届けてくれる。ありがたい。よい具合に次女も時間が空いてたのかシンクロした感じ。夫のお気に入り独身次女もアラサーなのになぜか三歳孫が猫と同じくらい仲間扱い。来春幼稚園にぶっこまれるらしいが、まだ猫や叔母に気に入りのおもちゃを見せて機嫌をとろうとします一応。‥しかしミニカーやLEGOに猫も当惑極まりない。
土曜出勤の夫と入れ違いのように早く来た母子は朝食もろくに食べてない。夕飯は夫が鍋と決めてたので慌てて冷蔵庫を漁り大根味噌汁と納豆・ふりかけでご飯にする。そんな風に俺の土曜朝の娯楽、三輪さんの「ご機嫌よう」(花子とアン)はふっとぶ。
漁ったついでに冷凍庫や何やの死蔵品をチェック。合わせて120歳超の老夫婦が消化しきれないもの。処分したのもあるが、休日頭数が増えるのと朝・昼の食事がバラバラの可能性があるのでマカロニグラタンとカレーは作りると決めた。
玉葱・メイクインに牛筋。ラスト一本の人参は夫の鍋マストアイテムなので短冊切用の長方形を残し、細い先と膨らみ部分を落として刻んだ。(夫は積木のような人参に呆れ、色紙切の鍋になりました)
牛筋はたくさんあったので、ほんの少しの餃子の餡残りの挽肉+刻み韮と一緒に玉葱と炒めて無理矢理グラタンをつくる。コレールの大きな皿でふた皿半。順々にオーブン加熱し自分も食べる。あとから来た次女だけが食べて韮の匂いに気づいた。
牛筋は元々カレー材料用専用に刻んで柔らかく煮たのを冷凍していた。そんな料理の最中例によって孫が猫を巻き込み困惑させ終いに怒らせる。困った長女が猫じゃらしでもあればと口走る。
「あるよ」なんか以前買った残りがある。孫に持たせると、猫達は猫心抑え切れず孫を追う。調子づいた孫が振り回しすぎ(細い棒の片方に半分近く鳥の羽根のようなもはもは付、蒲の穂型)今度は猫が逃げ、孫が追う。そんな風に二匹と一人は階段を鬼のように上り下り。長女はその間に残って残骸になりかけた旧私物の整理。俺は料理。午後次女が来る頃までに適当に加熱してグラタンを食べた。
午後おやつ位の時間から長女母子爆睡。帰宅した夫が白菜と豚肉、根菜茸鍋をつくり起こして晩飯。
猫も次女もぐったりながら、ワインの新酒を空け歓談。
そんなグダグダ生活に試練のように翌日養の夜半今から二時間帯だけと長女から孫丸投げ。ちょうど夫が次女を送って留守。もうやけくそで引き受け、孫はいきなり煙たいお婆ちゃんと二人きりに。
やれやれ、油断はできない。体力の限界で来る依頼。
寝坊で出勤した月曜、早速老母が入居申請する施設から着信。慌てて昼休憩にご担当者様に折り返すと「お父様の(入居に対する)意志が曖昧で」話がかみ合わないでこちらに連絡が来た。また泣き泣き明後日早退して、入居手続きに同行し立ち会います。
老父の善意誠意責任感の不在を感じて茫漠とするが、まあ多分難聴でよく聞こえずしかも金がかかる話でうんと言いたく無いんでしょう。老母の住まいの契約も老父はできなくなりつつある。夫にも呆れられました。はっきり入居したいと言わず渋るから、ケアマネさんや病院の方々、病人本人の努力が無駄になるかも知れない。立場をわかっているんだろうか。
老父抜きで、直接事務的なことを進めるほうが楽かも知れない。とほほ。とにかく入居させます。
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2606号Закат(夕焼)

2017-11-24 18:41:37 | 作品写真
大山鳴動、鼠一匹。
電話での老父の話を長々辛抱して聞いたつもりだった。社を昼早退して老母の病院に着くと、運良くソーシャルワーカーN先生が廊下にいらした。先生から先日老父に電話して下さった話の内容をあらためて伺うと、なんのことはないほぼ八割あらゆる問題が解決していました。
老父が最も気をとられていた老母の退院見込みのずれは、実際なかった。その先が決まらないとばかり思っていた。
①手術した箇所の補正処置
→老父はただその予定ありと言ってた。N先生に会って直後「先ほど無事に処置が数分で終わりました」と言われ目が点。今日だったんですか!?しかも老父は再度切開すると誤解していたらしい。そうは言わなかったが、俺の後から来て再度二人にN先生が話してくださるり『ああそうなのかあ』的反応。やっぱり話聞いてねえのかこのジジイ。
②退院後の受け入れ先は以前申し込んでいた特養
午前中まで俺は『老母は年末年始どこで暮らすのか』と不安だった。先日実家から徒歩10分足らずの申請済み順番待ちの特養から「個室の空きが出た」と入所打診連絡が来ていたそうです。老父全く言わなかった。が、大部屋よりお高めの個室利用料金に老父が決め兼ねていた。本当に何も聞いてないよー。呆れ脱力。
問題は金だけかよ。
鳩が豆鉄砲状態の俺にN先生はかえって驚く。それもご存知なかったですか。
‥はい、正直父の話がよくわからなかったもので来ました。
高めの個室だろうが、この機会を逃せばまた順番待ちの自宅戻り。既に老父はお手上げ宣言、選択の余地はない話だ。
N先生には費用のことなら「駄目なら私が負担します。そう父の前で言えば、父が反対して自分が負担すると言い出し話が決まります」と明かした。その通りになりました。全く手がかかる。ひとりで決められない癖に威張る他人にあたる。
ともあれ、老母は宿無しではなくなりました。これ以上の夕べが望めるでしょうか。
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2605号Сердце(心)

2017-11-23 21:12:12 | 作品写真
庭の最後の薔薇を、夫が惜しんで活けた。蕾のまま枯れるかと思いきや咲きました。有り難いなあ。
ろくに家のことをせず寝坊してはたたき起こされる冬眠熊のごとき俺にも女子力上がりっぱなしの家族がいる。とんでもない失敗を結婚以来度々やらかしているのに見捨てず暮らしてくれる。夫を和ませる相手は猫達。こちとらサッパリでございます。
まこと、大阪弁でいう屁でございますわな。
寝坊したまま出社した勤労感謝の朝、地下鉄車内のバカップルが身体によくねえだ。午前中やたら腹が空いた。大袋の菓子を開け半分出勤していた同僚達と食べた。ドライフルーツを食べてもまだ空腹。そのまま昼飯。夜はせめて新米でも食おうか。ささやかな新嘗祭。
平日休むためにただ出勤した差し迫りの無い甲斐なさ。午後は電話も希、静さに散々間を考えて明日早退の許可をとりつける。退社して老父にかくかくと連絡すると安堵し勝手に電話ガチャ切り。それは昔からで、ひとの話は聞いちゃいない。明日はどれだけ生独演を聞かされるか。やれやれ「寝床」やな。
とつい愚痴ってても、ひきうけたことは自己責任。俺が自分を自分で使えてないのは老父や娘や孫のせいではない。外観ごと年寄りになるのは家族や他人のせいの訳がない。嫌ならひきうけなければ良いし、無い物ねだりは尚更だ。老母の病気を受け入れて老父の性癖を受け入れ難いのも自分の勝手なルールだ。
本当に四十代はそう思っていたんです。最近感情的になってしまうのは、老母のように認知症になり老父のように頑迷老人になるのではとつい落ち込むから。両親もそれぞれの状況を嘆き、いうことをきく相手を躍起になって探したり人生に絶望したり。死にたいという母。怒り他人を罵り自分が正しいという父。俺が両親を許容できれば済むとは思いながら。
こんな質で、あまり職場の人間関係には悩まない。しかし俺が○○なことを同僚上司の誰かは苦にしているかも知れない。ただ周りにあきらめてもらうだけの人って、いるんです本当に。世間からはほとんどどうでもいいことです。

こころほどゆっくりと咲き匂いたつ
汝れをまもりぬ幾千万世
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2604号Колос(耳)

2017-11-22 21:12:27 | 作品写真
老父の口癖が「あの〜、あれだ」。名詞が出て来ないお年頃は電話も時間がかかる。一度小銭の持ち合わせがなく携帯から実家にかけたら長話に電池切れ寸前になった。懲りて駅や電話ボックスの緑電話に十円玉を山ほど入れてかける。それでも八十代は駅頭の雑音で聞き取りにくいと憎まれ口。っせえな、ったく。
朝7時(出勤前化粧中の修羅場だ)の着信に気づかなかった。昼休みに気づき携帯で要点、終業後地下鉄駅の緑電話で硬貨のある限り老父の屈託を聞く。要点は些細で、病院から老母の処置の短い説明があった。先日手術でとりつけた細い管=シャントの角度を補正する。それは老父が本日11時に外科医師から聞いた。
屈託は午後帰宅した老父にソーシャルワーカーのN先生から電話があり、老母の今後の話だったそうです。先生方はそれぞれの専門の立場からお話をした筈だが、耳が遠く所々聞き取れてないかも知れない老父は話を多面的に理解してない様子。もしくは老父の質問と医師の返答がかみ合ってないのかも知れない。明後日改めて午後ソーシャルワーカーの先生とは話すことになったそうで、俺は職場に早退をかけあう。よく聞こえない人が間に入ると‥わかんないわよもう。
病院から直接電話もらうほうが楽だなあ‥とは本音。まあ老父ぬきで話しても後からやいのやいのうるさいから、結局同席するしかない。仕方なく病院に行くと言えば、すぐ家には寄らないのかと聞いてくる。寄らない。
忙しい時期の職場に早退を願い出るこちらのタイミング気持ちを忖度なく、実家に寄ればまたふんぞり返ってとまらないご託を並べるか片付けか何か手伝わされるか。あちきはいやでありんす。社に使われ娘の育児息抜きに使われ、老母の病気と介護の段取りの手伝いはまだしも、介護療養の必要のない実家の不仲父子二人の穴埋めまでしきれまへん。
時々病院への往復の鉄路で一人考える。俺がボケるまでなんとか夫が長生きして、判断して施設に入れてくれますように。それまで何年かわからないけど「家に帰りたい」と嘆くほど家に執着せずすむように。十年後は今の仕事をしていないかも知れない。俺は吉本ばなな「キッチン」のヒロインのように厨か仕事場の隅で眠り、私物を持たない宿無しを夢見ます。
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2563号Туфли(靴)

2017-11-21 21:29:36 | 作品写真
内地出身の方に昼休み聞かれた。
「(北海道では)男性は冬何を履くの?」
「‥冬靴。」紳士靴ではどのようになるのか、上手く説明できない。‥裏に滑り止めかスパイクがある靴。冬タイヤと同じ。紳士もの革靴でもあると思うが、夫が運転時どんな靴だったが記憶なし。答になってまへんな。ごきょうだいが旭山動物園に行かれるそうで、普通の靴に取り付ける滑り止めもあったんじゃないかなとまた適当な返答。
意識してなかったことを聞かれるとこんなもんだ。足下は歩きにくい圧雪ツルツル。冬靴でも歩行に工夫がいる。
①なるべくツルツルではない道端などを踏む
②不規則ツルツル路面は、足裏全体を均等におしつけて小さい歩幅で進む。ペンギンになった感じ。
③坂は斜面の角度に平行・直角にならないように足を運ぶ。スキーのボーゲンのイメージ。急斜面なら直角に横歩き。
④滑り止め用砂があるなら、袋を少し破り身体が進む前方に(足より先に砂が道路に降るように)撒く
‥改めて言葉にすると阿呆やなあ。高校時代、男子はスノトレだったかな。当時女子の通学シューズはふくらはぎ高さの冬長靴が標準。悪路ベシャベシャ道の時もあるし制服は冬服もスカート。
真冬の体育は普通スケート以外屋内。なのに俺の母校は初冬の球技大会種目を女子ミニサッカー・男子サッカーにしやんの。体育科と普通科があり、それぞれ男女別のトーナメント戦をやるのに会場が足りない。前半はリンク作成前の屋外にも会場をつくった。普段ラグビー部とサッカー部とソフトボール部が練習するグラウンド(野球部は極近の市民球場を使用)に男子のサッカー二面にミニサッカー(ハンドボールの大きさのコートで7〜8名チーム)面を踏んでつくる。雪段差がライン代わり。女子普通科チームはほとんど長靴部隊、高くキックすればボールより高く飛ぶ長靴。
‥わっかるかなあ、わかんねえだろうなあ。
普通科女子といえども下級生に負ける訳にはいかない。対戦中何度か「この野郎おっ!!」と雄叫ぶ女子先輩の声を聴いた。女子同士の対戦だ。(男子の試合は流血普通)ラインをそれたボールは転がらずボスッと沈む。表面だけ少し堅い積雪だ。審判役の体育の先生達もよく笑わずにいたものだ。身体の危険がありすぎる状況に、せめて圧雪の上を走れるよう父親の冬運動靴を借りた。靴下を重ね履きして靴紐を絞れば、なんとかなる。はい俺は昔から卑怯です。負けないために運動音痴は手段を選ばない。苦手でも短足を生かしバスケで低いドリブル。バッターボックスに立てば大柄投手にバント。
折しもインフルエンザ流行のニュース。息災に健康に、あらゆる手段をつくして迎える冬です。
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2562号Хлеб(パン)

2017-11-20 20:03:48 | 作品写真
昨夜の鉄腕DASHは品種改良米。味を深くしようと交配種を育成した小さな田が冷夏や台風に遭う。交配に失敗した穂もあり、来年の種籾を除けば残りは精米して三合未満。僅かな米を十数人で分ける姿は考えさせられました。
まだ幸い米(食料)が無い!事態は未経験。半端に少ない米は粥に炊くという人もいたなあ。そういえば禅寺の食事や昔の難民救済食はお粥でしたね。いま雑穀は安価な米よりお高い。最近になって蕎麦〈buck wheat〉粉をフランスでもガレットに焼くなどとお洒落に。
一人暮らしの頃長女が米より安いと言ってパスタを主食にしていた。うどん素麺パスタはものによっては確かにキロ単価は安い。しかし米飯と小麦粉製品を同等に考えてよいのか?
しかし俺も朝パンで、昼サンドイッチにジュース・ヨーグルト・生林檎。晩はまちまち。今晩はポトフの残り。土日の夕飯は野菜・スライス肉の鍋。あんまり米を食べてない。
強力粉でパンをつくったことはあります。焼きたては美味いが夫が朝食に焼きたてを食べたいと言い出した。逆算すると夜半未明に成形を始めないと駄目。お手上げで、材料費と完成品の価格もどっこいどっこい。節約にならず自然消滅しました。‥あなたはそんな了見だからロクな者にならない。落語家のギャグだがそう思う。
だいたい肥満対策に夕食のご飯をカットしてもサッパリ。ガチガチに意識してれば納豆や刻み野菜を食べる。が、夜半クラッカーやポテチつまんだらアホ丸出し丸出ダメ夫やん(古い!)。
夜食せず早寝して朝たくさん食べれば‥いやもう雪降ったから身体が耐寒モードで痩せない。運動も難しい。心乱れる季節です。
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2561号Платок(手巾)

2017-11-16 19:11:20 | 作品写真
林望先生の著書によれば、欧米人はハンカチで鼻をかむそうです。使用したハンカチは袖口に入れ、必要になればまた出す。ティッシュにすっかり慣れた我々には馴染めないが、よく考えるとうっかりポケットに入れたティッシュごと衣服を洗濯して服が紙屑だらけになる災難はない。
昨夜のTVドラマ「相棒」の副題が『手巾』でした。右京さんが台詞で引用したこの見慣れぬ古い〈ハンカチ〉の語は芥川龍之介の短編の題名。あまり読まれない作品で地味です。全集にはあるが文庫にあるかどうか。
ほとんどの日本人のハンカチは
①洗った手を拭く
②汗や涙を拭く
③食事時に膝に広げ食べこぼしなどを防ぎ、拭く
‥など装飾用以外での用途はそこそこ。鼻かむとしたら高級ハンカチは躊躇するなあ。最近は公共トイレにもハンドドライヤーや即乾消毒ジェルが多く、大昔の小学生のように必須でハンカチちり紙を持参してない。でも日本人も、日常に庶民がちり紙で鼻をかめるのは江戸期くらいの筈です。
昔の恋物語には、ハンカチを落として声をかけられたとかまず機会をみて女性から刺繍したハンカチを贈るなどと聞きました。‥ハンカチ落としって(遊び)今でもあるんでしょうか。
ドラマでは若い女性らしい柄ハンカチが小道具になっていました。龍之介時代の手巾はどのようなものか。絹か木綿か。今もし和服でハンカチを持つとしたら、バッグか袂か懐か、帯に挟むか。迷う。
実際に在庫しているハンカチは少ない。夫の貰いものや娘達が小さい時使ってたキャラ物やミニタオルが残っている。一部は孫のベビーキルトに縫い込んだ。汚れてないものなら、お人形遊びの掛布団くらいにはなるのですが。実際に数枚を縫い合わせるには、以外とサイズがまちまちで工夫が要ります。結果的には馴染む端切れの長方形を挟んで調整しました。‥いずれは処分するんだろうなあ。
今回やって来た長女に過去の私物の残骸を処分してくれるよう頼んでみた。しかし昨夜夫も孫も長女も、余り眠れなかったらしい。本日遅番?勤務の婿と帰るまでにはできなかったかも知れません。
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