手作り人形ドレスGOUDADA

ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2878号春隣

2019-02-28 21:46:40 | 作品写真
制服は化繊混紡、ドアに触れる度パチッ!
このダウンも脱いだのにほつれ糸が立つ。
屋内のプラスチック滑り台は静電気で子どもの髪が逆立った。大昔です。
滑っている時に髪が放物線のように立つ。
自分では見えないので、仲間の髪を見ては笑い自分も滑って(立たせて)見せる。

「ビビっと来る」ってこんなんですか?

今日で同僚のひとりが去り、
明日新人が来るそうです。
人間関係のことは全く苦手で、あまり考え込まないようにしています。しくしく。

明日はおついたち、我々パートの給与は末〆。出勤簿と来月の有給休暇届を上司に提出しました。このところの陽気で順調に雪解け。もうこのダウンは明日着ないかも。

外気の中スマホ操作は小指から冷える。
朝夕はまだまだ寒い。日足はのびた。
午後自席でアイスコーヒーを飲んだ。

昨日今日、よく眠りお腹がすく。
読めなかった本も少しずつ読めるように。

目下読んでいる本と先日読んだ二冊は
「手紙」がたくさん。順に
①悩み相談/回答:ナミヤ雑貨店の奇跡
②顧客の要望で代書屋が書く:ツバキ文具店
③行方不明の父から娘へ:父からの手紙

ツバキ文具店は、紙・筆記具(インク)・字体・封筒も含め請け負います。
郵送なら、貼る切手も選ぶ。
ひとりだけ、顧客ではない人に手紙を書く箇所があります。とても楽しい。

いま現実には、メールかsnsか電話か等と
迷うところでしょうか。

社内では若手が固定電話(外線/内線 保留)にてこずり、古株はsns導入かと戦々恐々。オジサン達は「つながろう」と言われ戸惑っております。

社内メールを受け取っても「開封済み」にするだけが多い。自ら発信すること極々稀ないちパート。今日開いた部長殿からのメール「郵便物はなるべく後納にせず、郵便切手を使って下さい」。

さるところからよんどころなく大量の切手が流入!キャー嬉しい!〔←言うては何ですが、変態気味〕普通切手でも82円62円92円100円120円とあり、自分がよく使う『定形25g未満+特定記録=242円』の組合せを考えながら貼る。…やはり10円20円切手必要です。そして3枚以下にするのが難問。

4枚以上になると、宛名を書く前に切手を貼ったほうが楽です。昨日慌てて4枚左上に貼ったら郵便番号・宛先住所の文字ギリギリでした。斜向かいの席の先輩も「うわーココまで貼って大丈夫?」と社員さんに聞きながら郵便物作成。
縦一列もひとつの手、〔額面の大きいものではなく〕実際の縦/横の大きい順が楽。

角二封筒に3枚なら(同じサイズ切手と仮定)左上隅に重心を置いたГ字型に貼る。
洋型封筒に3枚なら(違うサイズ切手と仮定)右上隅に重心を置いて、上辺揃えか<クレッシェンド的にやや上下バラバラ。

4枚は田の字にしたくなるんですが、定形の中で宛名とバランスをとるのが難しい。
明暗か色目を市松に…←ビョーキ。
5枚はカシオペアのようなW型に。
縦/横各サイズがバラバラの切手は、基準の線か中心点を決めるような感じ。

乾燥した切手は、糊面側が縮んで孤に曲がる。そんな切手の残りを元のクリアファイルに戻して束ねると軽くふくらむ。窓際の日向で郵便物を計量しながら、そんな長閑な午後でした。
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2877号夜間飛行

2019-02-27 20:16:49 | 作品写真
まだ 居間で寝落ちが続いている。
二階の寝室へ、なかなかたどり着けない。

昨夜はまた、よく寝ました。
22時頃、就寝前の薬を服み携帯と二階に…が普通だったのに。ストーブとこたつの間で、折った座布団を枕に。
タオルケットをかけた。
やっぱり猫の後足が枕元に。
うっかりさわってまた叱られる。

三月になれば、真冬用のコートやこたつ布団をしまおうか。そんな間にうとうと…
横になった時点でもう終わり。なのに、その時の気分は「ちょっとだけ」のつもり。
学習ということがない。
本当に、幾分猫になったのでは。
夫は呆れています。
今朝は5時過ぎに起きてしまい、お互い勤務日の今日夫仏頂面。耳聡く、二階に寝ても一階の気配物音をうるさがる。

このまま居間キャンプ慣れするのか、
ちゃんと寝室で眠れるようになるのか不明。先日までは眠りが浅く、寝不足感や悪夢の残滓に悩んだ。週末だったか忘れたが醒めて「自分は女児二人しか産んでない」と実感・確認しすごく安心しました。
男児で悪夢?の心当たりはあやふや。
何を苦にしていたのか。

大昔、月次で残業の山を渡り歩いていた頃はおそろしい事に入力画面が夢に出ました。切りが悪いとそうなる。
子供の付き合いでゲームをやり過ぎた時も、夢の中で脱出法を考えて思いついた。
本当に延々入力ばかりの仕事だった時は、週末帰るバス車中ボーッと仕事の画面を再生していた。ミスに気がついて、途中下車しまだオフィスにいた先輩に電話で間違いました直して下さいとお願いした。先輩の反応は今ひとつでしたが、週明け やはり間違っていたと教えてくれた。
気がつかないままよりは良かった。しかし先輩の身になるとかなり不気味…

日中、ヘリコプターの音がした。
お天気なんだなあと空を見る。
順調に雪がとければ、足元も楽です。
まだまだツルツルやザクザク!
ビショビショには閉口です。

星空の下ひとり歩く。
家庭内野宿パートは、猫や夫がいなくてもちゃんと帰って来られるだろうか。
親の家は、もう無いも同然。
立派にお一人様を生きる方もいる。

藤村は「門に立ち出で ただひとり」
夕待ち顔のさみしさに、と詠む。
黄昏流星群は、ご同輩が同様に仰ぐか。
娘達や孫に会いたいとせがむのか。
いやそうは、と考えるのは見栄や韜晦か。

俺は、夜に飛ぶ小型機のように生きたい。
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2876号Открытка-84(はがきその84)

2019-02-26 21:09:37 | 作品写真

2/21読売夕刊英語クロスワード解答はがき

知らなかったんですが、葬送でも集合写真を撮影するんですね、する方は。先日の姑の葬送では「撮ればよかった」の声。
映画「お葬式」では(確か大滝修治さん)
「はい、皆さん笑って」と声をかけるシーンがありました。ギャグや冗談だとばかり思っていた。
結婚の時は「(両家ではなく)片方のみ親族+新郎新婦集合写真」撮影に驚いた。
全員のはまだ解るんですが。
ちなみに俺の両親が写真室で依頼。
まだ思い出すと気になる。
婚家の親族に失礼じゃないのか?

只今喪の最中で、黒い葉書をつくってみました。といっても真っ黒で黒枠だとあんまりかな、と黒+青。

森村桂『友達ならば』で、早世した元同級生の話があります。日を置かず同窓会だかの集まりがあり、ひとりの女性が「サイン帳を見たら、また泣けて」と近くの人に頁を開いて見せている。卒業の時に互いに書き合うサイン帳。開かれた故人の頁にもう黒枠が入っている。主人公はそれが受け入れ難く、その場を離れる。親友は察して追いつき、集まりから離れた二人で互いにあんまりよねと言い合う。

友達や夫婦は、他人ゆえ元々違う。
でもここだけは、というツボが繋ぐ。
親子きょうだいでも、相容れないツボも。
それはすっごく些細かも知れないが。

弔電でも昨今黒枠は見ませんが
『喝采』の歌詞にはありますね。
♪…届いた 知らせは 黒い縁取がありました

ヒット時子どもだったので、死の知らせという漠然とした理解。電報か手紙か不明。
目にする黒枠は、新聞広告や弔問御礼位。

源氏物語では『互いの喪服(鈍色の衣)で初めて親族と知る』話があります。
左大臣家の大宮(葵上の母)が亡くなった時の玉鬘と、確か夕霧では。
夕霧の母が葵上、その兄が玉鬘の父。

勤務先のグループ会社は、社内結婚が多かった。フランチャイズ店のご家族と社員の縁組も。普通に店舗内での慶事もある。
先日は弊社役職の弔事が、グループ内の別会社の役付との重複。後者が、前者の義理の兄弟だそうです。…意外に狭い世間。

そんなこんなで、黒枠ならぬ青枠のなかに青+黒。ターコイズと黒の組合せが好きになりました。
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2875号猫と雑魚寝

2019-02-22 18:51:55 | 作品写真
ついストーブ前で寝てしまい、朝に。
葬送の翌週からそんな日が続き、ストーブと反対側で充電してた携帯を2~3回家に忘れ出勤。ほとんど人ではない、猫並みです。生き残り猫一匹は迷惑そうにソファなんかにいます。
本当はそこぼくです、の顔。

この猫の住みかは主に一階。夫は二階。
娘達や孫が来ると一階に泊まる。
猫は二階に避難(孫のバイオレンスに近い猫愛がとまらない)か、隠れます。
でもトイレや水、皿は一階だ。
…不憫やなあ。

なんとか自室で寝た日もありました。
出勤日の夫にたたき起こされた。
夫は早出して、職場の駐車場の雪かきをしなければならない。
そんな日に限って俺二度寝してた。

葬送に数日かかって不在後、すぐ自宅がよそよそしくなるものだろうか。
何だか宿無のような、変な気分。昔 連日転々とキャンプした後も、こんな風ではなかった。

変な時間に目覚めることもあった。
夫の起きる6時まで、静かにします。
階段を歩いたり、玄関へ行ったりしない。

それでなくても勤務日の少ない二月、
葬送の日々も有給消化し 交通費も日割。
年末と一月に休みにくかった分、
休んでボーッとしてました。
月いちの町内会廃品回収さえ忘れた。
夫に言われていた別件ゴミ捨ても。
おー…

書類を多少片付けた。雑用も少しずつ。
さがしものも見つかった。
それはとあるパスワード。
見つけてしまうと、おおごとではないことがわかりそれは良かった。

昨夜も、おおかたのTVが地震報道をするうち寝てしまったらしい。記憶がない。
覚めると頭のそばに猫の後足がありました。
そうだ九月の時も、明け方眠りながら何か横揺れしてるなあと思った。でも起きなかった。すっかり明るくなってから普通に起きてた。
今度ヤバい揺れが来たら、あっさり死ぬのかな。
昨夜は、慌てて猫をこたつに押し込んだ。
…ああ。
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2874号Открытка-83(はがきその83)

2019-02-19 19:55:40 | 作品写真

2/14読売夕刊英語クロスワード解答はがき

今年チョコを買ったら、おまけのカード。
夫は「いらない」とカードだけ返却。
こんなエモーショナルなイラスト、
♪困っちゃうなーあっ!?

普通の罫線紙の格子に同系色をさす。
切手も淡い同系色。
それとない梅柄の花芯に黄をかすらせる。
当地では蕗の花までもひと月半。

それでも雪が解け始める。
冬の折り返し点はまだまだ春遠い。
冬至からふた月たち、花までもふた月余。

歳をとったなあ。すぐ過ぎると思える。
日も月も、週も季節も。
でもチョコはおいしい。
馴染みの電話の声はやさしい。

触れる間も なく翻る二月哉
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2873号十四夜、睦月

2019-02-18 22:32:45 | 作品写真
PC事務をしている筈が、ふと気がつくと紙ベース業務多々。上司もよくお分かりだわ。年次の年末調整業務は封筒・宛名シール・用紙・記入済み書類・源泉徴収票…と紙の山に挑む。

本日久しぶりに、ほぼ週次の開封業務。
郵送された封筒の山を開封、内容確認・順揃え。加えて誤入書類の抜き取り、返送。

同じ仕様の封筒を延々カッター開封。
やり慣れて魚をさばく漁協パートに似る。
封筒の折目とカッターの刃が45°だと楽。
作業累積の実感。数学苦手で論理不明。
お分かりの方、お教え下さい。

そして内容書類を『折る』。
新しい紙や封筒はよく手の指、爪周りを切る。プリンタで印字したての紙はまだ熱くて湿度があり、手は切れない。それがパリパリに乾くと、また肌の状態によっては切り傷をつくる。もう応急処置はセロテープです。覆わないと、また同じ所が当たって切れて痛い。今日の封筒は私書箱から持ち帰ったばかりで湿度があり助かりました。

内容物は単数/複数の書類、大抵必要なのはその一部分。すぐ見えるように、取り出し易いように折る。普通の人は印字面を内側に三ツ折り~四ツ折りにする。それを反対に、必要な印字面がすぐ見えるように折り返します。それをまた元の封筒に入れる。
同じような繰り返しは、カジノのディーラーのようです。カジノ体験無いけど。

コピーの原本がカード型の場合、コピーした紙からわざわざその形にハサミで切ってくれる方もいます。これは流石に折らない。ただ封筒から出しにくい!やはり切らずに適当に折ってくれる方が助かる。最終的には、また封筒毎に氏名確認、入力して終わる。その時は封筒に戻さず、空封筒のみ処分…だったかな。

先日 姑の葬送後、長女母子と次女が泊まっていきました。その翌日、省エネモードで孫の相手をするのに折り紙する?と聞いてみた。
4歳には折り紙はややハイレベルだったようです。それではと切り紙で薄紅の五弁桜や三ツ折りの並木を切るとサクラと分かった。喜びました。でも鶴や何やを今綺麗に折れるだろうか。五月節句の新聞紙兜はなんとか折れました。長女は『アヤメの花』を折ってた。
仕事中、不用A4紙を箱形に折って畳んだものをウエスポケットとしてベスト左腰のポケットに入れてます。多分皆さん御存知の、ピーナッツの殻をいっとき捨てたりするアレです。さすがに糸やハギレではなく 外した付箋や抜き取ったホチキス針等を入れてます。終業時にまるごと捨て、お先にと退社します。
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2872号白百合白蘭

2019-02-15 22:24:03 | 作品写真
告別式の終わりかけ、皆で姑の棺に花を入れた。葬儀進行の係の方が短く揃えた花を順に渡して下さる。夫がその時、
「なんの花?」と言った。
一瞬意味が判らず
(事前に取り決めた書類にあった)
見送りのお花でしょう?と口に出た。

そうじゃなくて、(そんなのわかってて)
この花の名前だよ!
えっ…ストックと…
あとふたつが出てこない。
もういいよ!と夫。

俺が渡されたのは白いストック、黄のオンシジウム・トルコ桔梗でした。でも出棺の頃は、もうどうでも良かったみたい。

花の名前を聞いた夫は、
本当は別のことを言いそうになって誤魔化したのだろうか。いや、本当に花の名はなんだろうと頭によぎったのか。
何にせよ 棺を閉じる直前の事。
夫の感情は量り切れない。

北海道は、供花花輪を参列者が好きに抜き取って持ち帰る習慣があります。活花・鉢植を良くした故人の祭壇は花、花。
夫の姉は、持って行きなさいと大きな新聞紙包みふたつをくれました。
アイシスもいっぱいいっぱい。

我流で生けた?が、まだ咲いています。
百合が香る。
明日は、婿の実家に香奠返しの挨拶。
慣れぬ活花より緊張します。
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2871号山吹雪

2019-02-14 21:54:33 | 作品写真
高速道路の雪は怖い。普通の雪も吹雪めく。横風追風地吹雪でホワイトアウト。
前を行く大型車の車体から吹き上がる雪のホワイトアウト。

昔の小学校では吹雪になると「集団下校」がありました。帰る町毎に一団となり、上級生が低学年を保護しながら帰る。
今は無いのかな。緊急時は保護者お迎え?
中学生はどんな大吹雪でも自分で帰る。
住宅のない、農地の中の通学路は今思うと長く感じます。
冬は自転車通学もストップ。隣のクラスの男子ひとりは、身体が弱い理由でチェーン装着自転車で通学が許されてた。その姿は身体が弱いとは見えない。残念だが早世。

まだ降るよねえ、と常務さんがいう。
そうですねえ、今月はまだ雪ですよねえ。

姑を最後に見送るバスに乗れば、つづら折りに坂を登る道でした。沢づたいに兎や何やらの足跡。雪野原は安らかでした。

高速道も『動物注意』の看板。…どう注意したらいいのかしら。夜中の山越えでは確かに鹿に今晩は。たまに営業部員が接触します。

今朝の新聞記事で紹介されたチタタプ鍋。
鹿肉のミンチと行者大蒜の肉団子汁風。
鱈鍋、石狩、ごっこ。
老夫婦の鍋はだんだんあっさり軽く、
鱈の白子に葱だけでも大丈夫に。

辿り着く家が暖かければ、
なんとか暮らしていけますでしょうか。
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2870号聖V.D.イブ

2019-02-13 12:19:39 | 作品写真
祝日あとの今日夕方が、商戦本番だろう。
幾つもの店をすり抜け、心ばかりの小箱。

駅から帰るバスは珍しく外国人客なく空いてる。いつもは温泉行と勘違いのお客様がいました。バス案内所の方の苦労はさぞかしと思っていたが、待つ間見守ると係の方は確かな英語を操る。
男性客お一人、たぶん『ココに行きたい』的な文を日本語か英語に変換したケータイ画面を仕切りガラス窓にかざした。あとは英語の短いやりとり。なるほど。
もうみなさん学ばずに変換しましょ変換。

まだ春節インバウンド中かしら。駅の地下街の店3coinsでドラえもんグッズ。感服。

朝食を食べ損ねた。受診後、余りに重い香奠返しを1件郵送。米醤油サラダ油ひとまとめの薄墨色のトートバッグ入り。文字通り荷が降りる。雑誌と日常服。自分のものだけ買ったのは久しぶりだ。

ずっと、心配していた。
去らぬ別れに 夫が無事に喪主をつとめられますように。アカの他人の嫁の身分では、とにかく夫とその姉が悔やむことなくと願うばかり。夫は、姑と俺の同居は無理と諦めた経緯がある。俺は無能無力の喪主の妻。口をはさむ権利ゼロ。
実際には 資力・実務力がたいへん高い義兄におんぶに抱っこ。
俺ができることは「不意の事態」用の現金準備だけでした。それが幾十万円にのぼるかサッパリ解らなくて、次女の進学では学費ローンを組んだ。長女も在学中だったし、不意のお金は現金になることが多い。
ローンは2007年頃の事です。まだ夫の職が契約社員でローンを組めた。
年金がメイン収入になると、車ローンも組めない。

親愛なる年金事務所からのお知らせを鑑みるに、俺65歳まで働かないと…。
しかし本当に65歳、年金で暮らせるのか?
我々の年金支給は、虹の彼方の如く近づけば消える。どのみち、転職する当ても無い。先々ますます無い。もう年下の社長三人に仕えた。ぼんやりと副業の夢をみる。
目下 業務に否やは無い。粗忽かつ頑迷不評だが、辛うじて許容して下さる社員様達と古馴染みの友がいる。

こんなガリガリ亡者の妻からのチョコを、夫は受け取ってくれるだろうか。
身をもって夫を諌める勇気ある伯爵夫人の名前のチョコです。
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2869号Открытка-82(はがきその82)

2019-02-12 22:51:26 | 作品写真


読売新聞夕刊英語クロスワードはがき

1/31問題 解答はがき

メモ用紙のデザインからカスタマイズ。
水色・うす紫の横縞を生かし、
2枚に切りこみを入れて点対象に組んだ。
黒升目部分は、元のデザインの端にあった
アクセント色や水玉模様部分を
5㎜幅の両面テープに貼り、横縞の幅に
カッターで切っては馴染ませた。

表の空間の埋め草に、リンゴの商標。
不思議にリンゴは秋と言うより冬っぽい。

2/7問題 解答はがき

こちらはもっと細い白の横罫線入り。
あっさりとそのまま貼って、
目見当で解答欄作成。
黒升目は同系色のマジックペンで
トン、と突いた点のみ。

表にも同じメモ用紙の下半分を切り貼り、
ごく短いメッセージを添えました。
『極寒』ムードを伝えたかった。

このはがきは2/8金曜に解き
2/9土曜の午後 収集時間ギリギリに
ポストに投函しました。
そのついでに 夫のワイシャツと
自分のワンピース・コートをクリーニングに出した。

2/7木曜 通夜
2/8金曜 告別式 夫の母との別れ。

2/5火曜 未明に訃報が届き
その日に高速道路にのり
姑の住むオホーツク海に接する街へ。

旭川を過ぎ、一度車が路肩を誤りスピン。
後続が娘一家の車だけで良かった。
幸い無傷、あわや合葬かの冷や冷や。
夫の疲労心労…。

その出発前、合流前の長女から
「ミッキーの紙袋」問合せ。
よくわからないが、何か包むのか?
探して置く、と返事して待つ間に
ミッキーマウスの手提ビニール袋発見。
紙袋は見つからない。

本人が到着しこれで何とかなるかと聞くと
「その紙袋に喪服が入って…」バカヤロー
喪服用意しとけって言っただろう!大体何で喪服を紙袋に入れて実家に黙って置く?
預けられた訳でもない、分かる訳ないべ。
出発時間が迫り、もう行った先で買えになった。

全て終わった後 長女達がまた拙宅に泊まり、その紙袋喪服は必死で三組の布団を敷く時に偶然発見。たくさんのハンガーと一緒にクリーニング後らしい喪服。虚しい。
この布団敷きが 葬送後の疲れのヤマでした。姑の遺品のTV、仏壇に和服入り段ボール箱にとどめの遺骨、たくさんの花。とにかく夫の姉夫婦の負担になる荷物を言われるまま積めるだけ運んだ。通夜が遅くなった分、先倒しに各人の勤務先への土産も買った。嵩張る。「そだねー」もぐもぐタイムで予約が殺到したチーズケーキはまだ品切。夏まで予約分いっぱいだそうな。

車から下ろしてとりあえず荷物を入れた部屋を、またやけくそであちこちに積み押し上げて床面積確保。段ボール箱はそのまま、たくさんの切り花は思い切って白テラコッタ風の円筒型ゴミ箱に大型ポリ袋を二重に入れ水を注いだ。グラジオラス、ストック、百合、蘭と大ぶりの白を生けた。
朝ドラ『まんてん』のテーマソングと
『凡人、凡人』の声が聴こえて来そうだ。
姑は鉢植・切り花・庭木を愛した。
出棺直前、親族が順に棺に花を入れた。

あるほどの菊投げ入れよ棺のなか 漱石

喪主は、故人の長男である夫。
施主は 故人の面倒を最後までみた
夫の姉の配偶者である義兄。
義兄は、リタイアして久しいとはいえ
いっとき地元の経済人で人脈ひろく
たいへん我々家族に気づかい下さった。
喪主もその妻も子・孫まで葬礼に無知。
しかし夫の姉の気持ちや希望、夫の心積もりもある。故人の人間関係も考慮し弔問を受ける。その上で費用・連絡・打合せに尽力して下さり義兄さん倒れないでと祈ってました。その間隙にも我々にリポビタンDを勧め、女満別空港まで自分の一人娘を迎えにゆく。

喪服は迷いました。和洋両方持って行き、
義姉のアドバイスで結局洋服で通した。
和装のひと揃いもあり、喪主の妻は
こういうのを着るのだろうかと迷った。
結婚した時に 老母が用意したもの。
その時、姑に「紋は?」と問合せた。
「橘」と聞き、その紋付になりました。
ところが後年 夫の父方の墓に着くと
墓石の紋が「鷹の羽」。…橘は、
どうも姑の実家の紋らしく…
そんな話も可笑しいだろうか、
老母は誰の面目で(一応 結婚支度として)
黒紋付を用意したのか。今は聞いても難しい。結局 自分の親の葬礼で着ることになるのかしら。

義姉は「和服でもいいけど、きちんと着ないと」と心配してくれました。流石、元美容師。実は通夜の夜、隣の長女のイビキで眠れずずっとお太鼓結びの動画を見てました。眠れない。最初は肩などをさすってみましたが、もう最後は『起きない程度に蹴っ飛ばす』方法に。若干ボリューム下がる。
頑張ればお太鼓帯くらい何とかなったかも知れないが、告別式に寝不足で喪主挨拶の間立っているのがやっとでした。ゆらゆら揺れそうで、必死に目立たぬよう手の指や甲に力を入れ意識を保ち時々キッと顔を上げた。うつむいたままだと、目が…

喪服といえば、なりゆきで
長女は姑のおさがり喪服
次女は義姉のおさがり喪服に。
姑もそうでしたが、なぜおばさん達は
若い人に 手持ちの古着を着てもらいたがるのだろう。お人形遊びのようです。

通夜の夜、猫二匹を預けたペットホテル院長先生からの電話。雌のほうが飲まず食わず状態、処置の相談でした。そちらの判断で点滴をして下さい、まだ帰れない。
今言うと、喪主挨拶を控えた夫の心労が増す。納骨後打ち明けました。
その時は、夫がいないホームシックかもと思っていた。柔らかいオヤツなら食べるかな。2/8金曜夜帰宅、迎え予定の2/9土曜朝、同じ先生から「やはり食べない、飲めない。クリニックの規定時間より早いお迎えでも良いですよ」との電話。やはり腎臓では、の説明でした。我々はいったん帰宅し、やはり危ないと血液検査と点滴のために預け直した。その終わる頃、2度目のお迎えでは時折あうん、と押すような声で何か猫が言う。また迷い、点滴も途中だったのでもう少し後でと帰宅。そのとたんにまた電話があり、慌ててもう命旦夕に至る雌猫を抱いて帰った。
それから自宅で交代で看護。
祝日の昼頃、俺の勤務中に彼女は逝きました。姑も猫が好きでした。
冥府で会うだろうか。
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